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ひょんなことからこの植物を手に入れた。土がついたままで私のところにやってきたそれを見て、立派に生えていたんだろうね〜と想像したら絶対どうにか美味しく食べられるように下処理というやつをやらなければならないぞと思った。人生初である。筍が美味しいのは知っているが、皮のついたそれを買ってきて自分で処理して食べるぞという気に全くなれないまま今まで生きてきた。しかし目の前に未処理の筍があるからはもう尻込みをしている暇は無い。刻一刻と鮮度が落ちていくんでしょ?即おりゃっと決心をした。

なんてことはなかった。ただ時間がかかるだけで難しいことは一つもなかった。人生、こういうことが多過ぎる。なんとなく面倒に感じて遠ざけていたが、やってみたら重い腰を上げるのが面倒なだけだったというような。そうして私は無事に光り輝く美味しい筍をゲットするに至った。

昨日(これを書いているのは5月5日(火)で、書かれているのは5月4日(月)のことです)は筍を茹でるついでに他のおかずも作った。春キャベツとオイルサーディンの蒸し煮、すずかぼちゃの塩もみ、かぶの塩もみ、新玉ねぎの酢漬け、だったかな。あ、茄子とじゃがいもを蒸すのもした。蒸しておけばいつでもスッと食べることができる。

春キャベツとオイルサーディンの蒸し煮は、以前アンチョビで作ったものの派生です。

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実は今回もアンチョビで作りたかったのだけど買い置きが無かったのでオイルサーディンで試してみた。塩気と濃縮された旨味がアンチョビで作ったものよりも足りないのでそれを知っていると気の抜けた味に感じたが、食べるときに醤油をちろりと垂らしたり胡椒をたくさん挽けば美味しくいただける。

すずかぼちゃの塩もみ。初めてすずかぼちゃを手に取った。

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生で食べられるらしいので薄切りにして塩もみしておいた。切る時の感触が気持ち良かった。同じくかぶも薄く切って塩もみした。食べる時に最後のアレンジを加えるのが好きだ。

新玉ねぎの酢漬け。このザワークラウトの瓶、冷蔵庫の中で場所めっちゃ取るけど便利なんだよな。

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薄くスライスした新玉ねぎを瓶に詰めて水とビネガーと塩と砂糖を一煮立ちさせたものをジャーっと加えれば完成。あとは時間がどうにかしてくれる。ローリエをはじめとするハーブやスパイスを入れても良いけど、新玉ねぎが酢漬けになった時の味を知りたかったので今回は何も入れなかった。

一昨日仕込んだ高加水パン生地で夕食にピザ?フォカッチャ?を焼いた。

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生地を天板にのばし(ベタっとしている生地なので麺棒は使えない、手でやる)、新玉ねぎをのせてオリーブオイルを回しかけて焼いた。普通に美味しいくらいを想像していたけど、実はこれが大成功の生地だったのでまたやろうと思う。またやると言ってもめちゃめちゃ適当に仕込んだ生地なので再現性が低いが…

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外側の焼き目が強くついている部分はバリッと良い音が部屋中に響くほどの素晴らしい食感で、内側のオイルと新玉ねぎのエキスが染みた部分はもっちり&ジュワー。噛めば噛むほど旨味が出てきてずっと食べてたいやつ。最高過ぎる。“最高”なのに“過ぎる”ことってあるん?分からんけど最高過ぎる。

さて筍、どうやって食べようかな〜と思い巡らせ、卵と炒めることにした。

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家にある食材で簡単かつ美味しいのって本当に最高だよね。熱した胡麻油に味付けした溶き卵をジャっと流し入れ、ふわっと火を通し一度皿に出す。油をしき直したフライパンに食べやすく切った筍を入れて焼いたら、さっきの卵を戻して良い感じになるまで炒めて終わり。卵の味付けは醤油にしたけどオイスターソースとかでも良いよね。実山椒を振りたかったが無いものは無い…花椒散らせば良かったかな。そうそう、筍って部位によって全然味と食感が違うね。実は普段筍といえば細竹を食べていたのであまり気にしていなかったんだけど、でかい筍だとその違いがよく分かってとても面白い。

ゴールデンウィーク3日目も相変わらず食べることに忙しい日を過ごした。ちなみに昨日は“経済対策で人は死ぬか?”の39ページまで読書が進んだ(それは進んだと言えるのか)。

今日も身体を動かして本を読んで音楽を聴いて美味しいものを食べたいと思います。NetflixやAmazon primeで私の好きそうな作品があったら教えてください(丸投げ)。丸投げ良くないな。私が基本的に好きなのはあんまりうるさくない、人が死なない、しんみりエッチなシーンが無い、血みどろにならないやつです。できるだけ静かで皆が生きて明るくセックスをし事故や怪我が無い世界。そんなのあるのか??????

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