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どーなる? 2025年、猪苗代湖キャンプ事情

昨年夏に流れてきたショッキングなニュース。これは郡山市の議会を通って正式決定したのだろうか?その後の経過報道がまったく無いので今季のキャンプ予定が決めかねている。

昨年夏に発表された記事

そもそも規制の理由がキャンパーのマナー問題と近隣住民への迷惑ということだったのだが、キャンプ禁止の規制から外された区域(舟津公園・舟津浜・秋山浜の3ヶ所)ってのが納得できないのだ。
この三浜がいちばん民家に近くて舟津公園には売店や自販機もあるし、SNSやブログに取り上げられることも多く、湖南七浜ではいちばん来客が多いキャンプ場であるということ。
舟津浜と舟津公園に関すればテント場が駐車場から近いというのも来客数増加には直結していると思う。
秋山浜は西に岬が張り出しているので風の影響は受けにくく、私も強風時にここに逃げ込んだこともあるし、ファミリーが穏やかに過ごすには良いキャンプ場だと思う。

荷物の搬入が容易くて対外的にも有名ならばより人が集まる。人が集まれば騒がしくもなるし傍若無人な輩出現率も多くなる。
個人的には、現時点でいちばん荒れているのはこの三浜という印象だ。
だからこれらのキャンプ場は避けて穴場なキャンプ場を使うことになる。
というわけでこの三浜を使うことはめったに無いのだが、その結果良く使うキャンプ場がキャンプ禁止に指定されてしまう事になってしまった。

規制によって禁止となるキャンプ場は、近くには民家も無く、福島県民であっても知る人ぞ知る的な穴場的ポジションのキャンプ場ばかりで、横沢浜の中心部を除けばキャンプ中の人を探すのも容易ではないくらい過疎っているのが実情だ。
納得いかない結果だよなー。


横沢浜北端への進入路

頻繁に使っているキャンプ場は横沢浜のいちばん北の端
路肩の駐車スペースに車を停めて防風林の中を50mほど荷物を運ぶ。平日ならばほぼ100%完ソロ、西風を真っ向から受ける時もあるけど、猪苗代湖に着くと最初に訪れるキャンプ地だ。
誰かに先を越されていたり、強烈な西風が湖面の飛沫ごと運んでくる時は設営を諦めて秋山浜に移動することもあるけど、ここが使えなくなると個人的に猪苗代キャンプの楽しさは半減する。

見知らぬ人たちとの共有サイト
居心地満点のサイトになっている
湖側からテントサイトを眺める

この横沢浜北端には見知らぬ誰か同士が繋いでいる謎のコミュニティがある。
小さな平地に流木を集めて風除けを作り、新たに集めた流木やロープ類、焚ききれなかった薪は次に使う見知らぬ誰かのために残していく。
こんな謎のコミュニティで一夜を過ごすと、撤収にもより気を使ってゴミ一つ無いまっさらな状態を受け継いでいくことになる。
禁止区域になってしまうと謎のコミュニティはどうなってしまうんだろうか?それだけが寂しい。

日没時の横沢浜
夜の横沢浜

朝から晩まで24時間楽しめる横沢浜が規制区域に指定されてしまったのは、心から残念でならない。

単純にキャンパー目線から言わせてもらうと、湖水浴で賑わう7~8月は全キャンプ場をデイキャンプのみにする。これでいいんじゃないかと思う。
暗いから、人の目に付かないから後ろめたい所業をするのであって、白日の下、利用者全員がキャンプ警察になれば環境は改善されるんじゃないかな。
もちろん湖水浴シーズンはキャンプは避けるから、自分的にはなんの影響もないという身勝手な意見だけど。

もしも先の発表通りに禁止区域が実施されるとしたら…大好きな横沢浜北端でキャンプできなくなるので代替地を探すしかなくなる。

秋山浜キャンプ場
真冬の秋山浜

まずは許可された範囲内で選ぶとすれば秋山浜が第一候補地になるけど、今でも結構繁盛してるし、禁止されたキャンプ地の人も流れてくるだろうからだいぶイメージは変わると思う。
真冬の平日でもない限り、完ソロは無理だろうな。

オートキャンプ場として繁盛している天神浜は高額だし完ソロは望みようもないから候補外だ。
天神浜もはるか昔、200円程度で泊まれた時に使ったことはあるが、背後に猪苗代町の住宅や観光地がひかえているので生活排水が流れ込み水は汚い。水質は湖南のほうがずっときれいというのが県民の常識だったので、以降使ったことはない。
最近の書き込みを見ると「水はきれい」が良く目立つけれど、書き込んだ人の「きれいの基準」がどこと比べてなのかも曖昧なので、未だ信じきれないでいる。


無料で適度に寂れてて完ソロ率が高いとなると西岸の崎川浜(さっかはま)くらいしか無いのかも。西岸は会津若松市の管理になるので郡山市の判断からは外れる。

ただし崎川浜キャンプ場には嫌な思い出しかない。
近くに有料のオートキャンプ場が数カ所ありマリーナも近いので、ジェットスキーがうるさい。湖南の寂れたキャンプ場と比べれば人も多く孤独感は薄い。
風は背あぶり山おろしの西風一辺倒。
20代の頃、ウインドサーフィンで遊んでたら気が付けば岸は遥か遠く、風を斜めに利用して風上に走るテクもなかったので帆を畳んでボードに乗せて、ひたすらパドリングで戻るしかなかった嫌な思い出がある。
ただ、選択肢がこうも狭くなると一度は利用してみるしか無いと思っている。
いずれにせよ湖水浴シーズンは避けるので、案外完ソロも楽しめるんじゃないかなと思う。


猪苗代湖周辺キャンプ場

猪苗代湖近隣のキャンプ場まで候補を広げると、

チラックスガーデン

磐梯熱海の「チラックス
プレオープン期間に1000円で利用したことはあり好印象のキャンプ場だが、予想通りの成長の仕方で今やインスタ映えなキャンプ場になり、ちょっと自分の趣味嗜好とは遠いキャンプ場になってしまった。

https://chillaxgarden-camp024.jimdofree.com/


背あぶり山キャンプ場
背あぶり山キャンプ場
背あぶり山キャンプ場

会津若松の「背あぶり山キャンプ場-無料」
寂れ具合と完ソロ率の高さは申し分ないのだが、猪苗代湖を見下ろす景色になる。崎川浜が意に粗ぐわなかったらこっちに移動することになると思う。

会津若松の「こどもの森キャンプ場-無料」
ネーミングに惑わされて検索もしなかったのだが、最近自分の中では急上昇中。シーズンオフの平日ならば使えそうな気がする。
ただ、キャンプも許可された公園で市街地も近い。日中は散歩老人や子どもを連れたママさんなども多そうでギャラリーの数次第だと思っている。側が墓地というロケーションはポイントアップだ。

阿賀野川にかかる蟹川橋下の「大川南四合緑地公園-無料」
ここもキャンプができる公園らしいのだが、やっぱりキャンパー以外の行き交いが気になる。ちなみに真夏は死ぬほど暑いらしい。(飯舘村のキャンプ場に来ていた現地キャンパー情報)


裏磐梯まで足を伸ばすとなると...ロケーションは申し分ないのだけれど、裏磐梯地区は今や福島県内ではない、いわば首都圏の飛び地である。
完ソロなんて望みようもなく、県内価格とは遠く離れた高額料金のキャンプ地になってしまったので選択肢にも上がらない。裏磐梯を通るたびに、植民地化されてしまったような気分になるのが悲しい。

まあ、郡山市の決定がどうなるのか、それがはっきりしないうちは結論は出ないのだけど、だんだん望むキャンプができる場所が少なくなるのは間違いない。
湖水浴シーズン前か後になるのかはわからないけれど、オフシーズンの様子を偵察に行ってみなければと思っている。

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