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7月定期巡回キャンプ 高塚高原キャンプ場→桧山高原キャンプ場

35℃の予報を見たら家になんかはいられない。
涼を求めて高塚高原キャンプ場(今季3回目)→桧山高原キャンプ場(今季5回目)の転泊巡回避暑キャンプに行ってきた。


7月5日(金)高塚高原キャンプ場~いつものウッドデッキサイト

すっかり定番化したウッドデッキ

毎回同じ設営になるけどデッキの柵と木の間にロープを張って3×3タープで変形Aライン張りで遊び場を作る。
ロープは木側を若干低めに固定、ポールも木側を2本繋ぎ・デッキ側を3本繋ぎで建てて傾斜を作って雨対策。時折稲光付きの強雨に襲われたけど、雨対策が効いて水も溜まらず快適な雨よけ遊び場で過ごせた。
今回もテントは寝るだけなので設営超簡単なNaturehike CloudUp1(自称、芋虫テント)かなり強い通り雨があったけど、こんな時にウッドデッキは威力を発揮する。下のサイトだと地面が土なので泥ハネが付いたり水溜りができたりするけど何の問題もなし。スマホも快適に接続するし、なぜウッドデッキを使用する人が少ないんだろう?

下のサイトも那須から来たというバイク4人組とソロキャンパーが1人だけの安定の混みっぷり。バイク4人組は雨から避難して炊事場の屋根の下でパーティーを開催していた。
ソロの方は見覚えある車なので声掛けさせてもらったら、案の定インスタで互いにフォローしている方だった。県内の割と同じようなキャンプ場を利用している投稿が多いので、いつかはどこか出会うことがあるだろうなと思っていたけど、今日がその日だったわけだ。
彼は投稿を見る限りじゃ週末キャンプが多いのだが、たまたま休みが取れて金曜キャンプになったらしい。
投稿写真で車やテントには見覚えがあるけど、実際には顔も名前も知らない。でもそんな人ともリアルに知り合えるキャンプってのも一昔前では考えられない。「俺って今風のキャンプしてるやん」と笑ってしまった。

今回の高塚高原は2年前にここで知り合った県南在住のNさんの誘いで出かけたようなもので、朝LINE通話で「今日高塚に行くつもりなんだけど、どう?」と誘われ、「だったら2名で予約しておいて」ということで現地集合することになったわけだ。
2年前の初対面のときも平日キャンプでキャンプ場には2人だけ、年格好も同じくらいなので自然に知り合ったが、境遇も同じ無職年金老人の平日キャンパーなので唯一のリアルキャンプ友人である。
「高塚のウッドデッキ最高!」と力説する私に感化されて専用ペグも入手し、今夜がウッドデッキデビュー戦だったらしい。
時折ぱらつく雨も問題なく、タープ下で焚き火を囲んで少々呑みすぎた夜だった。
この季節、下のサイトだと小さな虫や大きな蛾が光に誘われ寄ってくるのだが、ウッドデッキの方だと不思議と虫も湧いてこない。蚊取り線香だけで特別な虫対策もせずに快適に夜を過ごせた。


7月6日(土)桧山高原キャンプ場

明けて7月6日土曜日。
Nさんも私も基本週末はキャンプしない主義なのだが、ラジオの天気予報では35℃、これじゃあ家には帰りたくない。巡回コースの桧山キャンプ場へ転泊決定。
家を出る時は貧しいながらも3泊くらいは過ごせる食料は持参してるので坊主清水で水補給して桧山高原に登った。
不安定な気圧配置で所によっては雷雨の予報が出ているので、すっきり晴れた夕焼けや朝焼け、七夕イブの天の川は期待できないだろうけど、夏の土曜日の混み具合がいちばん気になった。ソロばかりが7張り、過去一の大人数にちょっと戸惑って東屋横の完ソロサイトにも気は惹かれたけど、35℃の暑さの中をリュック担いで大汗まみれも嫌なので素直にメインサイトに設営することにした。

あれ?なんかいつもと違うぞ。違和感。

風の本気度は5割強程度、普通のキャンプ場では強風レベルだろうけど、ここでは通常運転レベルのスピードで風車が回っている。
でもね、なんか変。いつもと違う違和感があるのだ。

お隣の岩手ナンバーハイエース
いつもと同じように西側際に設営。車は隣北側に。

このキャンプ場のウリは風と夕焼け。
だから西側ギリギリにテントを建てて車はテントの東側に駐車して朝陽を遮るのが一般的な設営なんだけど、先に設営を済ませている人たちは西側の縁に車を停めて風避けにして、その後ろにテントを建てている。

なんで?
風と真っ向から対峙しないで自分の車の横っ腹を見るだけで満足するんだろうか?
もちろん申請不要のフリーサイトだから好きなようにどう建てたっていいんだけど、風と西側の展望を犠牲にするならこのキャンプ場を利用する意味がない。
いつものように西側キワキワにテントを建てたけど、それによって隣に設営済みの岩手ナンバーのハイエースは動きが取れなくなるかも知れない。2~3回切り返しすれば抜けれるだろうくらいの距離を取って半ば強引に設営完了。

UnaFreely謎テントをスタンダードにワンポールで建てて東西を大きく開けて吹き抜ける風を楽しむ。すっきり晴れてないけど西側の眺望を楽しむ。
桧山キャンプ場はやっぱりこれでなきゃ。キャンプに来て車の横っ腹なんて見たくもない。
まあ、人それぞれなんだろうけど、桧山キャンプ場で絶景を犠牲にして風を遮る感覚はまったくわからない。そんなに風が嫌なら他に泊まればいいのに...。

どんよりな景色
日没もこの程度だけど、車を見るよりはずっといい。
朝焼けもこの程度。

たぶん一番はじめに来た人の設営に後から来た人たちが右に習え風に設営したんだろうけど、桧山らしさを消してしまう設営には納得できないなー。
以前、西側に大きく開いたパップテントが風に負けて崩壊したのを見たことがあるけど、真正面から対峙した彼には潔さがあった。

このキャンプ場はファミリー層が近寄れない敷居の高さはいつまでも持ち続けて欲しい。こう設営すれば風を遮れる的なマニュアルは広まらないで欲しい。
ガチで真面目に取り組まないと風に負けてしまう『風のコロシアム』であって欲しいのだ。

風が強いおかげで飛行能力不足の蚊やブヨはホバリングできずに吹っ飛んでしまうのか、蚊取り線香さえも焚かなかったし蚊帳も釣らず、シロツメクサの上に銀マットと寝袋だけで虫の害は一切なし。
風を味方にすれば快適キャンプができるのに。

桧山キャンプ場を十分に楽しむのには、「一見さんお断り」じゃないけど、ここに慣れた人しか来ないような平日キャンプの方がいいのかも。

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