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6/17 覚悟の雨キャンプ~福島県飯舘村「あいの沢キャンプ場」と「はやま湖」


先日桧山高原で一緒だったNさんと月曜日にキャンプへ行く約束をしたのをすっかり忘れていた。
天気予報は夜半から雨。月曜キャンプを中止して水曜に変更しようと電話をしたら、もう我が家近くのスーパーの駐車場まで来ているとのこと。県南から100km走って来てるのを無下に断るのも忍びない、覚悟の雨キャンプに出かけた。

家から10分、12時半には川俣町「峠の森自然公園キャンプ場」に到着。ド平日だというのにカップルらしきテントが一張となぜか工事車両が多数停車していた。なんか嫌な予感。

昼飯時で作業は止まっていて静かだったけど、どうやら伐採木のウッドチップ化作業をしているらしい。13時を過ぎれば爆音が鳴り響くのは間違いないことで、キャンプは中止。15分走って飯舘村「あいの沢キャンプ場」に変更した。

今年初めての「あいの沢」、オートサイトに一組、フリーサイトには誰もいないとのこと。当然のようにフリーサイト(500円)の東屋横に設営した。夜には雨確定なので一段高くなっている東屋横に設営できて一安心だったのだが、今年からの変更事項を知ってちょっと気が沈んだ。

1.リピーター割の無料入浴券の配布がなくなった。
2.分別すればゴミを引き取ってもらえたのだが、今年からはすべて持ち帰りになった。
3.入浴と宿泊のみだった同敷地内の「木こり」で食事の提供が始まった。

まあ、ゴミのことはさしたる問題でもなく普通のことだし、食事の提供は、たぶん利用することもないだろうからどーでもいい。
400円相当の無料入浴券がもらえなくなったのは痛い。実質100円の風呂付きキャンプができなくなってしまったのは残念だ。

東屋横に設営
対岸の炎が気になる

後からソロが一人やって来たけど、50m離れた対岸に設営してくれて、いつものように静かなキャンプができた。
びっくりしたのが対岸の炎。焚火の炎が1mほどの高さで勢いよく吹き上がっていた。なにごと?と思って近づいてみると巨大なソロストーブからの炎だった。
ソロストーブ ボンファイヤーという商品らしいが、直径50cmの口から吹き上がる二次燃焼は凄まじかった。焚き火というよりは焼却炉だ。面白いものを見させていただきました。

話し相手がいると完ソロよりは酒も進むし寝袋に入る時間も遅くなる。それでも22時には寝袋に倒れ込み、夜中に起きることもなく目覚めたのが5時半。少々酒が残っていた。そして想定通りテントを打つ雨音。
東屋に移動してコーヒーを飲んで炊飯。風もなかったので東屋に置いた道具類も濡れること無く、快適なキャンプの朝だった。

テント内は寝具(銀マット+エアーマット+寝袋)だけ

覚悟の雨撤収は終えたものの、一日中雨予報なので場所を移動して乾かすこともできない。
Nさんは2転泊の予定できたらしいが、この天気ではしょうがない。とりあえず風呂に入ってからとっておきの秘密のポイント「はやま湖」偵察に行ってみることにした。
雨は降っているけど展望台の下なら屋根があるから昼食を食べて帰ろうという予定だ。

あいの沢から30分走って「はやま湖展望台」に到着。駐車場に車を停めて、裏切らない絶景の中を展望台まで坂を登る。

はやま湖
真野ダム

「展望台までは草が刈ってあるけど、その先の旧キャンプエリアは手つかず草ボーボーなんだよ。」などと話しながら歩いていたら、なんと岬の先端まで草刈りが済んでいた。
石製の椅子とテーブルも顔を出していて、問題なくキャンプ可能な状態だった。これは嬉しい誤算。

はやま湖2023年7月
2024年6月18日
はやま湖2023年7月
2024年6月18日
十分設営可能

村ではキャンプ場としては公表していないようだが、震災前は無料キャンプ場として稼働していた場所だ。トイレもボットンながらきれいに清掃してあるし、水も勢いよく出る。

東屋
トイレ
水場

これは一晩使ってみるしか無いでしょ。
近々ゲリラ的に一泊してみて、それから村役場にキャンプ場として利用していいのかを問い合わせしてみるつもりだ。

設置されてる放射線量計が0.2μSvとちょっと高めな数値を表示してたのは気になるけど、60歳をとうに超えると「未来の安全」よりも「今の楽しみ」を優先する覚悟は十分できているのだ。

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