「書く」をアップデートするために読んだ本、と8月7日の日記
ここ最近、「書くこと」について、考えたり、学んだりすることが多くなってきました。
ぼくは「書くことは、マラソン」だと思っているんです。
呼吸、手足の動き、向かう方向を一定のペースに保ち、少しずつ前に進んでいくスポーツ。
一時的にガーッとスピードをあげるとバテてしまうし、続けるのが大変になっていきます。
逆説的なんですが、ぼくにとっては「毎日続けること」こそが、健康的に「書く」運動を続けられるコツだと思っているんです。
休まないこと自体が、コツ。
と、いきなり結論めいたことを書いてしまいましたが、こうやって毎日拙文を綴るようになって、早くも1年8ヶ月が過ぎようとしています。
このあたりで一度、自分の走っている「フォーム」を点検してみようと思っているんですね。
このnoteを毎日書くようになって、いろんな人の文章に触れる機会が増えました。
それまでは、SNSとかに「書く」ことはあっても、ブログのようなものを継続的に更新していくことはなかったんです。
日々文章に触れるようになると、才能の塊みたいな人はいるし、個性的な書き手さんてたくさんいますよね。
人の数ほど人生はあるけれど、自分は自分の、「一回きりの人生」を綴っていくしかないよね、といい意味で諦めの境地に達することができました。
そんなわけで、夏休み中、届いたばかりのこの本をさっそく読みました。
編集者でツイッタラーの竹村俊助さんという方が書いたものなんですが、随所に参考になることがあったので、紹介しようと思います。
大きく分けると5つの部分になっていて、それぞれ書くことにおける「ハードル」をこうやって超えていこうという内容になっています。
1、書く内容
2、わかりやすい伝え方
3、読者に届けるために
4、おもしろくするために
5、続けていくために
この中で、1と5については自分の中では解決していて、結論から言うと「とにかく毎日書く」というところに行き着いています。
“書くことは、いくらでもあると思うんですよね。それがおもしろいかどうかは、別として。自分も毎日おもしろいとは思っていない。”
ほぼ日の巻頭コラムに「今日のダーリン」を20年以上毎日更新している糸井さんが言っていたことです。若干言い方は違いますが、ニュアンスです。
書くことを続けるようになってから、現実世界は変わっていないはずなのに、その見え方や見る視点、細かさが変わったと思っています。
いわゆる“解像度”ってやつですね。
カメラを持って歩くと、道ばたに咲いてるなんでもない花や、落ちているゴミなんかも作品になったりするのと、同じですね。
日々是好日…ならぬ、日々是ネタ。
それを毎日続けていくことは、「続ける」ことさえ止めなければいい。
そんな気持ちでやってます。
「わかりやすく」するために
自分にとって2~4については、少し努力が必要だと思っています。
まず、文章を「わかりやすく」するために、本で何度も書かれていた、2つのこと。
・文章をできるだけ「シンプル」にする
・読み手の気持ちを「想像」する
自分だったら、と想像して読んでみること。
それで読みにくければ修正すればいいと思います。漢字やひらがなの配分や、句読点の打ち方、「かっこ」の使い方などなど。
工夫しようと思います。
「多くの人」に届けるために
これ、自分にとってはあまり意識せずにきたことなんです。
でも、書くことのアップデートのためには必要な部分でもあるんですよね。
とはいえ、むやみにフォロワーを増やせばいいとも思っていないんです。
「つながり」に縛られて、書くことや方向性が変わってしまったら、きっと書くこと自体がつまらなくなってしまうと思うんです。
それが一番怖い。
なので、本の中で勧められていた2つのことだけ、ひとまずはやってみようと思っています
・「テーマ」の選定基準
・「タイトル」のひと工夫
これまでは「書きたいこと」をとにかく書いてきました。ときには備忘のために。
それを少しだけ、読み手としての自分が「読みたいこと」とか「読みたい分野」に重ねてみようと思います。
少し、客観的な視点で見直してみる。
あとは、タイトル。
今のタイトルは、「~何月何日の日記」としていますが、これは過去の記事を検索する時に見やすくて楽なんですよね。
なのでそれは残しつつも、前半の部分に「どんなことか?」と「読むとどうなるか?」についていれていければよいかと。
「成分」と「効能」ですね。
「おもしろく」するために
読んでくださっている方、長々とごめんなさい、最後です。
「わかりやすさ」と「おもしろさ」は結構似ていると思います。
文章や表現が難解だと、読んでて疲れるし、飽きますよね。
難しいことでも平易に、わかりやすく、やさしく書く。そのためには、自分の理解が追いついてないといけないと思います。
アウトプットのためにも、インプットを。
自分の理解していないことは書かないこと。
・「共感8:発見2」
この割合については、「なるほど」と思いました。意識したいところです。
ぼく自身も「うんうん」とか「そうそう」と、うなづきながらリズムよく読んでいきたいです。
ただ、それだけで終わってしまっては意味がないので、ここぞというところで「メイン」をちゃんと入れていく。
つかみどころを意識するというんでしょうか。
以上、本書を読んでみてこれから意識していきたいことを書いてみました。
せっかく毎日続けているのだし、習慣にもなっているので、いい負荷を続けていきたいです。
「書くこと」について、工夫できることたくさんありますね。
ちょっと気になった方は、本を前にこちらもnoteも、読んでみてくださいね!
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8月7日(金)
朝、10時過ぎに起床して、お昼から外出の予定があるので、ウォーキングはお休み。
朝食に、納豆とご飯、だしスープ、桃をいただく。
笹塚のマルシンスパに12時集合で、サウナの予定。久しぶりに乗った京王線。
余談だけど、京王線や小田急線って、すごくトラウマがある。
大学受験で上京した時の話。
路線がまったくわからず、明大前からホテルをとった新宿へ向かっていたんです。
ぼーっと乗っていたら、別の路線に乗り入れたらしく、いつまでも「新宿出てこないなぁ…」と思っていたら、全く知らない駅まで行ってしまって、駅員さんに泣きを入れるという苦い思い出。
なので、今になっても京王、小田急はちょっと苦手。
笹塚のマルシンスパは人も多くなくて、快適だった。
友人も在宅が長く、かなり久しぶりに人と会ったらしく、風呂上がりにビールを飲んだり、喫茶店でコーヒーを飲んだりしてゆったりしてから帰路に着く。
いい時間。
少し小腹が減ったので、帰りの池袋の駅ナカで「冷やしとろろ蕎麦」を食べる。わさびが効いてておいしい。
帰宅してから、届いたばかりの「書くのがしんどい」を読む。書くことを少しずつアップデートしていきたい。
夜、妻が作ってくれた「豚の角煮」と「わかめのお味噌汁」をおいしくいただく。
ラジオを聴きながらゆっくりお風呂に入り、寝る支度をするも、目が冴えてしまったので、また本を手に取って、読み終えたので寝る。
毎日天気もいいし、何気に充実していて、いいなと思っています。