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ゆっくり落ち着いていこう、今日この頃。

雨の木曜日。寒い。

昨日の夜は、たのしい仲間とジンギスカンを食べていたから、少し遅くなった。ここ2週間ほど外での予定がちょいちょいあって、生活リズムが若干乱れがち。。

気をつけねば。

そんなコンディションの時、余裕がなくなり、一つ一つの『選択』が、雑になったりする。ただ、成長したなと思うのは、そういうじぶんにちゃんと気づけるようになったことと、そういう時は『こうしよう』という対処がとれるようになったことだ。

ちゃんと朝ごはんを食べる。お昼は席を立って食事に行く。夜は家で食べる。お風呂に入る。そして、日が変わる前に寝る。じぶんへのnoteや、ほぼ日手帳への日記を書くなど。

やれる対応策を、着実にやる。それだけ。

ライターさんのことば選び。

つい先ほどだが、フリーのライター&編集者として活動されている山越さんのことばについての文章を読んだ。

ぼくは彼女の書く、ほっとひと息ついたような文章がとても好きだ。読み手と呼吸を合わせてくれる感じがいい。

ことばについて、最近考えること。

『ことば』を考えたり、思ったりする時、ぼくの文章の先生、山田ズーニーさんの『おとなの小論文教室。』が目に入ってくる。

昨日だったかな。

前後の一部を抜粋する。

とても素敵な内容なので、、時間があるときに是非読んでほしい。それは、こんな一節から。

誰かが苦労して時間をかけて根をはって、 咲かせた花に、みんなが注目して楽しんでると、 そこに吸い寄せられるように来て、 いちゃもんをつけ、 小手先の見栄えの良いことを言って マウントをとろうとする人がいる。 それは人の花だ。人の花を摘むな。 ちいさくても自分の花を咲かせた方が面白い。

住宅街にある、お寿司屋さんを巡る2人のお客さんの話を例に出して、『人の花』をたいせつできる人のことについて書いている。最後にはこう結んでいる。

相手にあきらかな落ち度があっても、叩かない。 相手が弱い立場になっても、そこで何か 見栄えのいいことを言って自分が上に立とうとしない。それどころかまわりに優しい配慮ができる。人が心からその存在を 「おおきい」、「ありがたい」と、「自分より上だ」と、 感じるのは、きっとこういう人のことではないか、と私は思う。

中身もさることながら、山田ズーニーさんの文章は、『ことば』選びのお手本のようだ。

『ことば』を選ぶには、まずは語彙力(教養)が必要だし、数ある組み合わせから場に適したものを引き出して使うセンスが要る。それをハズレたまま使われた『ことば』は人を傷つけたり、時には殺めてしまったりする。

冒頭取り上げた山越さんの noteの中にもこのような一節があった。

「文章を書く仕事に就いた」とお茶の先生に伝えたら、とても厳しく言われたひとことがある。
「あなたの仕事は、人をおとしいれて殺めることもできる。だから、そうならないように心を磨きなさい」
言葉は、むずかしい。

心を磨き、ことば使う自分を磨くこと。

おわりに。

山田ズーニーさんの小論文教室で、ことばについて言及したものを紹介したいと思う。

ダウンタウン松本人志さんの、例の炎上した一件について述べた文章だ。

「鈍る」って、 キレがわるくなるとか、冴えなくなっていく、って 印象があるけど。意外に、「言葉」の場合、人を傷つける方向にいく。言葉に優れ、キレッキレだった人が、 ニブってくるとは、 単に面白さを失ってくんじゃなくて、 人を傷つける方向へいくんじゃないか。鍛え続けなければ。

本当にそうだ。いくつになっても謙虚さを持って、鍛え続けなければ。

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小川大介/自家焙煎喫茶WEEKEND
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