ぼくには「意志の力」がない、と8月29日の日記
この週末、ちょっとだけなんですが、「ネット離れ」をしてみました。
ちょっとだけ…というのは、まずは、“無理をしない”ということ。
インスタのストーリーズで、一時の想像旅行に出たいときはそれでもいい。
ツイッターで、何かおもしろいネタを探したかったらすればいい。
ただ、「離れたいぞ!」と感じた時に、しっかりと離れられる工夫。
あとはそれを、「いつでも、自分一人で、全うできる」と思えることが、大事なんだと思うんです。
この「ネットを離れる」をいうこと、どれだけたいへんなことかっていうのは、現代に生きる人には共通の課題かも知れません。
少なくともぼくにとっては結構たいへんなことなんです。
ぼくは、自分の「意志力」が“皆無である”と胸を張って言えます。
35歳ですが、意志力皆無です!えっへん!
なので、この週末のような、「ネット離れのための努力」が必要な場面でいつも考えるのが、「意志力を使わずにして、どうやるか?」なんですね。
こういうこと、ラフに話せる友達が欲しい…(切実)
そこで最近よく使っている手段が、「映画館に行く」ということなんですね。
ご存じの通り、映画館ていうのは真っ暗闇ですし、スマホの電源はオフ。
LINEも来なければ、インスタグラムのストーリーズも物理的に見れない。
目の前のスクリーンを見続けるか、もしくは、眠るくらいしか選択肢がないんですね。
強制的に隔離される、時間空間。
でも考えてみると、これってすごく贅沢な時間の使い方だと思うんです。
こうした、“時間の使い方を贅沢に”ということが最近の、そしてこれからのぼくにとっての、テーマだと思っています。
スマホでだいたい何でも見られる時代が今。
テクノロジーの進化は常にものすごい勢いで進んでいきますが、対する「人間の脳」は原始時代から大きく変わっていないそうなんです。
何かの本で読んだものの受け売りですが。
と言うことはですよ、その時代その時代でぼくたちヒトってやつは、「テクノロジーを使う」ことはあっても、それに「使われる」ことがあってはならないと思うんです。
これに対しての、明確な答えというものはないのだけれど、今手元にあるもの、直面している状況というものに対して、何かしら自分なりの手段を講じていく必要があると思ってるんです。
で、さきほどの映画館の話。
先週末と今週末とで計4本の映画を観ました。
ここ最近、週末は必ず映画館に行っているんです。この時間の過ごし方が、ぼくにはどうにも合っているようなんですよね。
観に行った映画をTSUTAYAが運営している「フィルマークス」というアプリで記録しているんですが、控えめに言って、コレすごく便利です。
観たい映画をひとまずクリップしておけるし、そこから観たものは観たエリアに記録しておける。
「なんか、暇だなぁ」って時は、コレを眺めていると、現在上映中の映画がたくさん出てくる。今時点で確認したところ「140本」くらいの観たい作品があるんですね。
自分でもあらためて気づいたところです…まだまだめっちゃあるな、これ。
でもまぁ、全部観る必要はないんです。
ちょっとでも“興味があったもの”を記録しておいて、なんでそれに興味を持ったのかを知れるだけでもすごく気づきがあります。
本と一緒ですね。
今の自分がどんなテーマ、どんな人、どんな言葉やコピーに反応するのか、自分を知れるいいきっかけなんだと思っています。
あ…ごめんなさい。なんだか楽しい話題だったので、大きく話が逸れてきてしまった感じがします。
でも、映画評論家の水野晴郎さんではないですが、「映画って、本当にいいものですよねぇ」って、今になって痛感しています。
作品と向き合い、自分とじっくり対話のできる時間。そんな時間の贅沢を、これからもたくさん味わっていきたいなぁと思っています。
というわけで、自分なりの手段を講じて、いい感じで“ネット離れができた”という話でした。
それでは、最後は淀川さんで締めましょう。
「さよなら・さよなら・さよなら。」
*
8月29日(土)
朝、5時半に目を覚ます。
マジかよ、早いな!と一瞬言葉に出るものの、まぁ目覚めたのだから起きよう、喉も渇いたし、となる。
朝一番で、スマホを見ようとするのをグッと押さえて、いつも目につくからという理由でトイレの本棚に置いてある、雑誌SWITCH「ほぼ糸井重里」を読む。
良い言葉ばかりが書いてある。脳が喜んでいる気がする。たまには、雑誌みたいに気軽にパラパラめくれて、断片的な情報にランダムに接するっていうのをやろうと思う。結構大事だ。
6時になり、ラジオをつけて、朝の30分ウォーキングと、その間に「5分だけラン」をする。今週はこの「5分だけラン」が地味に心地よくて続いている。
まぁ、無理しない程度にはやっていこうと思う。
セブンでセール中のおにぎりをいくつかと、牛乳を買って帰宅。7時過ぎくらい。
妻と娘がまだ寝ていたので、シャワーを浴びて、リラックスした服で本を読んだりする。
今読んでいるのは、猪瀬直樹の「公」と、色川武大の「うらおもて人生録」です。
この2冊を今週は交互に読んでは考えたりしている週。
娘が最近はじめた「チアダンス」のレッスンがあり、妻とともに起き出す。
そこからは慌ただしく、朝食を食べたりする。デトックススープがまだ残っていておいしくいただく。
noteをアップ。休みの日はこのくらいの時間になるけど、まぁ続けられるペースでいこう。
娘の送り迎えを妻がしてくれて、その間ぼくは本を読んだり、ゆったりさせてもらう。
ここ一ヶ月で家に導入されたオフィスチェアがなにげに生活の質を上げてくれていてとても助かっている。
会社のオフィス縮小によりあぶれた椅子を1万円で払い出しされたもの。クリーニングもされて、ほぼ新品同様。我ながら良い買い物をしたと思う。
娘が帰ってきたのち、二人はジブリ映画の「ポニョ」を見始める。
少し眠くなったぼくはベッドに少し横になって、13時には起こしてくれと妻に頼む。こういう時の妻はとても頼りになる。
バッチリ、12時50分に起こされる。
妻が準備してくれていた素麺を少しだけ食べて、13時からの月一の漢方の面談をスカイプで行う。
ツイッターとかnoteでも結構有名な先生なのだけど、相模原の漢方薬局で、2月から月に一度通っている。
ここ3ヶ月ほどはスカイプでの面談、処方。今もらっている漢方が結構自分に合っているようで、そのまま継続してもらうようにお願いする。
月に3万円くらいにはなるけど、心身の健康維持のために毎日服用。これからの自分への投資だと思ってる。
よろしくね、自分。
面談が終わったあとは残っていた素麺を食べて、午後の予定へ。
映画ドラえもんを、家族で観に行く予約をしていた。場所はとしまえんのユナイテッド・シネマ。
映画館に到着して、ゆずソーダを飲みながら、映画を観る。
小学校以来のドラえもんだったけど、何度も泣きそうになるシーンがあって、想定以上に楽しかった。
妻も娘もいろいろみんな違うところがツボのようで、うるうるしていた。
「家族で映画を観る」という経験ははじめてだったのだけど、ものすごくいい時間だった。
これは発見。同じものを同じタイミングで観るということは、それはずっと忘れない家族のコンテンツになる。なんか、そういうのいいなぁと思う。
また行きたいね、と何度も妻に言う。
練馬駅まで3人で歩いて行き、妻が練馬支店時代によく行っていた飲食店で夕飯を。
生ビールと、瓶ビールを二人で分けて飲む。食事もすごくおいしくて、映画からのこのコースは最高だな、と思う。
そのまま歩いて帰宅。
途中のセブンでコーヒーを買う。そういえば、この週末はコーヒー豆を切らしていて、家ではコーヒーなし生活。
週明けに、会社の同僚が豆を焼いたものをくれるそうだから、それをいただいてからでも遅くないかな、とも思う。
飲みたいものが手に入るまでは、無理に買わなくてもいい。
帰宅してからすぐにお風呂に入って寝る支度をする。
少しだけ本を読んだりしたものの、わりとすぐ眠気がきてベッドにごろんとなる。
家族で過ごす楽しみがまた一つ増えた、そんな土曜日だった。
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