アランとラッセル、2人の幸福論について #100分de名著
朝、電車を待っていると目の前にひらひら羽が落ちてきた。
ポトリと目の前に落ちたので、なんか気になって写真におさめた。
それだけ。
日々、いろんなことが起きる。
その一瞬一瞬こそが、人生だ。
昨日、朝からなんだか幸せな気持ちになった日だった。
とは言っても、何か“特別ないいこと”があったわけではなく、たまたま仕事のついでに寄った街が表参道で、早めに着いたので喫茶店に入ったらとても心地よい時間が過ごせたというだけのこと。
でもでも、そんな何気ないようなことでも、なんだかすごくいい時間を過ごせたなぁと思った。
「幸せ」っていうのは、スペシャルな出来事ではなくて、日常の些細をこぼれ落ちないよう掬い上げることだ。常々思っているのだけど、それをたまに忘れそうになる。いけない、いけない。思い出してこ!
NHKオンデマンドの登録をして、『100分de名著』という番組をひたすら観続けている。とてもしっかり作られたコンテンツだと思う。
ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を昨日観終わり、次に気になったアラン、ラッセルと「幸福論」について番組を観ていた。それも今朝終わり、次は宮沢賢治を観はじめている。
25分の番組を4回で展開して、合計100分。
1月だし、「幸せ」ということについて、こういう方向から考えてみてもいいんじゃないかと思ったのがきっかけだった。
この2冊、まだ読んではいない。
アランの「幸福論」は本だけは昔持っていた記憶がある。パラパラと眺めはしたものの、読み込むまでに至らなかった。
だけど、この番組を観て、やっぱり少しずつでもいいから読んでみたいと思うようになった。これって、コンテンツとしてすごいパワーだと思う。
「幸福」について考える時に、2冊に共通していたアプローチは、まず「不幸」について考えることだった。
不幸とは何か?
どうなったら人は不幸を感じるのか?
その不幸の元を、一つ一つつぶしていくことから始まる。
新春の読みものが、こうやって一つの番組きっかけに2冊、3冊と増えていくのは、とても気分がいい。
読みたい本が浮かばない時ほど辛いことはない。
明日からまた3連休になるし、一方で番組で興味の幅を広げながらも、気になった物事は「即時・即座・即応」で、行動していきたい。
そういえば、2つの幸福論にもう一つ共通していたことがあった。
それは、「幸福は、行動によってのみ得られる」ということ。
待っていてもはじまらない。
頭ではわかっている。
ならば、行動あるのみ!