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地元で初の珈琲屋をやって思ったこと、と11月9日の日記

そうなんです。

意外にも珈琲屋を地元でやるのは『初めて』だったのです。ほぉ、そうなのかと他人事のように思いました。

東京では何度も自分主催、もしくは他人主催のイベントに顔を出して、珈琲を淹れたりしているのですが、地元福島県では初めて。

そして、“aizulover”と言っているのに、須賀川市というおもしろい展開でした。

須賀川市の市民交流センター『tette』にて開催の『こちらパンフェスvol.1』に出店者の1人として出店し、珈琲を淹れる。

そのイベント名にある通り、パンフェスなので、パン屋さんがかなり多く、ほかには雑貨屋さんや、陶器のお店などもありました。

こういう時、珈琲屋というのは、とても楽で、何が楽かというと、邪魔しないんです。

どの出店者さんも邪魔しない。そして、どこからかいい香りと豆を挽く音が聞こえてくると、自然と飲みたくなっちゃいますよね、珈琲って。

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今回も、そんな感じでゆるゆると他の出店者さん達が、パンを求めるお客さんで列をなす中、「インスタでネルドリップって聞いて、来ました!」というオープンとほぼ同時で来た一番最初のお客さま。

ぼく思わず、「えっ!」ってなりました。

失礼ながら、“ネルドリップ”が気になるなんてことあんのか!と笑

でも、あるみたいです。

ただ、その方は、ご自身でもネルドリップで淹れていらっしゃる方だったので、結構稀なケースだと思います。

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ネルの人は、いろんな淹れ様を観てみたいんですよね。ネルドリップする人って思いの外少ないようで、そもそもサンプルが少ないんだと。

ただ、他のお客さまも「珍しさ」と「淹れるのを観たい」という方がわりと多くて、驚きました。

普段使いの店とか、近隣にあるお店でも、基本は『ペーパードリップ』でしょうし、もしくは今っぽいお店であれば『エアロプレス』とかもありますよね。

そういう“物珍しさ”も、時には来る理由になるんだな、と思いました。

それ以外には、出店者間のやりとりは、かなり多いということ。両隣りはもちろん、今日くらいの17店くらいの、ボリュームだと、みんなが顔なじみな感じがありました。

そして、次回からはぼくもその一員的な位置づけになると思います。

今回はたまたまお声掛け頂いたイベント、主催者、関係者の方を知っていて、ぼく自身もとても興味のあるみなさんだったので、1日ご一緒させていただくことで、得られたものか多くありました。

それに、今後、自分自身の『珈琲レーベル』を持つ際には、こうした出店者さんたちを、うまく組み合わせるような『イベント設計』を自分自身してみたいと感じました。

筋のいい(久しぶりに使った)人の周りには、そうした人たちが集まります。

賑やかな1日を珈琲を淹れつつ、マインドフルな状況で、少しだけ俯瞰的に観ることができてよかったな、と思います。

今後のこのイベント、また参加してみたいし、珈琲の抽出行為自体のおもしろさと、売上げをどう立てるかを、両軸で考えていきたいと思います。

ふー、現場っていろいろと勉強になりますね。

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11月9日(土)

朝早く起きて、家を出る準備。昼には、新白河から予定スタートの日。

少しだけ風邪気味の妻と話していると、娘が起きてきて、なんだか機嫌がわるい。目が痛いと言っていて、なんだろう?と。

おでこや手足が心なしか熱かったので、もしやと体温計で熱を計測。38.5°てマジか、と。

ぼくが出かけるまでの時間に妻は病院の受付をしてから一旦帰宅。1時間待ちくらいなので、自宅で準備をしてから病院に行くとのこと。

その間にぼくは福島へ出発。少し後ろ髪を引かれる感じ。でも行かなくてはな、土曜日。

昼に、新白河に着き、母親を待つ。車でピックアップして、一路須賀川へ。

会場を下見して、今回主催の方ともお会いし、呼んでくれたサイトウさんにもご挨拶。

サイトウさんは、このカフェの店主。

しばらく話してから、今度は会津へ。

イベントで使うものをあれこれ取りに行く。

まずは、器を。会津本郷焼の作家さんの工房へ取りに行く。しばらくお話をして、淹れてくださった珈琲を飲みました。

ああ、滋味。美味しかった。

その後は、ラバーズコーヒーへ。

会津で一番だと思っています。焙煎のお店。

今回のイベントに合わせ、深煎りで、焙煎してもらったケニア1キロを受け取り、少しお話してから次は、別件でセレクトショップのラビットハッチへ。

しばらく、音楽の話などをしてから、実家へ。

盛り沢山の内容の一日でした。

帰る途中、うどんを食べて、帰宅後ゆっくり母と妹と話したりしたら、もう寝る時間だったので、早めに就寝。

イベントに出るって、やることたくさん。

たいへんです。

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小川大介/自家焙煎喫茶WEEKEND
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