マンゴスチン:果物の女王の魅力とは?
こんにちは。
マレーシアに留学中の藍沢迷です。
前回に引き続き、果物ネタになります。
いきなりですが、「果物の女王」と聞いて
どんな果物を想像しますか?
僕は初めて聞いたとき、まったく想像がつきませんでした。
果物の女王、それは「マンゴスチン」と呼ばれる果物を指します。実はこの「マンゴスチン」という名前、マレー語の「manggisutan」が語源なんです。そのまんま(笑)
名前からもわかる通り、マレーシアを含む東南アジア地域が原産地となっています。
この果物はドリアンと違い、まったく臭くありません(笑)
むしろ、フローラルな香りがします。
マンゴスチンは黒い皮に覆われていて、手でつぶしてから中の白い部分を取り出して食べます。見た目はニンニクに似ている気がしますね。
しかし!
味はニンニクとは似ても似つかないものになっています。
なんといってもこの甘さ!
いや~東南アジアに来てよかったな~とつくづく思います。
白い部分は口に入れた瞬間、口の中全体に、
芳醇な香りと甘さが広がります。
『じゅわ~』
めちゃめちゃ美味しかったです。
これを食べるだけでも東南アジアに行く価値はあると思います。
調べたところ、最近は日本でも購入することが可能なようです。2003年から輸入が解禁されたとか。ただ、マンゴスチンは非常に傷みやすい果物なので、鮮度には注意が必要です。
19世紀、大英帝国のビクトリア女王が「我が領土にマンゴスチンがあるのに、これを食べたいときに味わえないのは遺憾の極みである」と嘆いたエピソードがあるくらいですから。
当時は冷蔵技術がなくて、日持ちの悪いマンゴスチンをイギリスまで運べなかったのです。
しかし、それでも食べる価値は十分にあります!
それはマンゴスチンの栄養価の高さです。
ビタミンB1やビタミンE、そして抗酸化作用のあるキサントンという成分が豊富に含まれているんです。
美味しくて体にも良い、まさに果物の女王にふさわしいですね!
興味のある方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。でも、選び方にはコツがあるので気をつけてください!赤紫色や濃紫色で、皮を軽く押したときに柔らかくて弾力があるものが食べごろのようです。