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オシャレおむつくん『パパタッチ報道局03』
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こんにちは! 藍澤誠です。
イラストに関する知識もスキルもほぼゼロの藍澤誠が、パパのタッチで絵を描き、子育てニュースを報道する『パパタッチ報道局』。絵と報道のすばらしき相乗効果……と思いきや、欲張ってどっちつかずになりそうな予感もしますが、ふんばります!
前回noteのコメント欄で悠凛さんから、
下絵を着色しないで線画抽出で取り込んで、細かいスポットを修正してデジタル着色、とかはどうですか?
というアドバイスをいただきました。線画抽出という言葉、初見です(笑)。たぶん、何らかの操作で線を抽出して、あとはパソコンソフトで色付けしてみようということでしょう。ノーターとしては、note上で戴いたアドバイスは全部活かす方向でやっていきます。
まず、息子ハルキの2歳6か月の頃の姿を、スケッチブックに鉛筆で描き、ペンでなぞりました。3回目なのでこの工程は慣れてきました。30分もかからずおしゃれオムツくん完成。
なぜ、水平の線を引いたのかは、眠くて覚えていません。「おむつくん」の絵は、古代エジプトの時代から、特別な癒し効果があるとされているのでぜひ描き残しておきたかった。うれしいです。
さて今回のテーマは着色。ソフトは前回に引き続き、メディバンペイントProです。この素晴らしいフリーソフトを着色に使わず、トリミングだけに用いていたのは、宝の持ち腐れと言わざるをえないでしょう。
ただ、デジタルで色をつければ、きっときれいな仕上がりになると予想できたのですが、それだけだとたぶん簡単に出来るだろうし、物足りない(まだやってもないくせに!)。TRY人としてはせっかくだから一度、スクリーントーンなるものを使ってみたい。昔読んだ『少年ジャンプ』で、マンガ家たちがときどき「スクリーントーンがうんちゃらかんちゃら」みたいなことを話していたのがすごくプロっぽくてカッコよく思えました。その使用感はいったいどんなものかな。トーンを使えば帽子やスカーフの質感がいい感じで出せるかもと安易に思いました。髪と肌にはトーンを使わず、衣服と背景にトーンを使うイメージです。
アドバイスされた線画抽出はすぐにでき、レイヤーを使い分けながら色付けしていけば良いことは把握できたのですが、トーンがどこにあるのか、トーンとわからず(※ダジャレ押さえられませんでした)苦労しました。帽子を着色しているときに、グラデーションとトーンをミックスするとちょっとだけカッコよくなることを発見(注:慣れている人からすると、グラデーションはもしかしたらカッコ悪いことなのかもしれません)。
そして――たった今も、手がプルってますが、スケッチブックの余白というか、線画抽出後にグレーに処理された背景部分を消し消しする作業が、ピラミッド建造レベルで大変でした。こんな大変な作業がこの世にあっていいはずがないので、上手い処理方法があるのだと思いますが、すでに午前3時近く。調べる気力もなく、消し消しスキルをファラオクラスにアップする方向で解決しました。
スケッチブックの下描きを終えてから、エジプト経由だったので3時間30分もかかったけれど……できました!
オシャレおむつくん
このなんとも言えないバランスの体型。2歳6か月のころですが、すごく懐かしいです(9年前です)。帽子もかわいい服も嫌がらなかったので、オシャレおむつくんコーディネートができました。今と同じ、青が好きだったんだね。クツもちっちゃいな! セーラー服はPetit bateau(プチバトー)だったと思います。いい加減な情報を流して、妻マリネコさんに怒られないといいんだけど。着色は、個人的には大成功。悠凛さんありがとう!
と、ここで唐突に報道部分を・・・2歳児との向き合い方についてですが、当時私は子育て情報などはぜんぜん調べなかったので(調べるという発想がなかった)、一般的に言われていることなのかはわかりませんが、1つだけマリネコさんに言われて、すごく気をつけていたのは、2歳児でも「大人を相手するみたいに、ちゃんと話そう」というコンセプトでした。
イラストのようなおむつくんだけど「今日は京王線にのって、そのあと井の頭線で渋谷まで行くよ。渋谷からは東急東横線だね。着くまで50分くらいかかるかな。途中で飽きるかもしれないから、本を持っていくけど、どれがいい?」と、行く場所や経路、かかる時間や途中でやろうと思っていることを話してました。マリネコさんは主にファッション面の担当で「ハルくん、この服でいいかな?」「この服だとこの帽子の方がいいよ」みたいな相談をよくしていました。
んん! せっかくプチ・グッドな子育てエッセイっぽいまとめに差し掛かったところで……今、最初から見返して気づいたのですが、胸の衣服の部分も肌色に塗っていることが判明しました。あーあ、もう、レイヤー統合しちゃったよ。
というわけで、絵も文もちゃんと締まらないまま、次回に続きます!
この記事をご覧になられた方で、デジタル着色未経験の方がいましたら、ぜひチャレンジしてみてください。
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