『バーバパパ(あるときはウクレレ、またあるときは…)』
★絵本シェルフ★
『バーバパパ(あるときはウクレレ、またあるときは…)』
教室のペン皿に、ピンク色の軸のフリクションがのっている。
ピンクの文具や小物はほとんど持っていないんだけれど、生徒のひとりからペンのトレードを申し込まれたので交換した。2年前のことです。その子は石井センパイといって、ホントはぜんぜん石井という名前じゃないんだけど、みんな石井センパイって呼んでいます。私のオレンジの軸のフリクションを、なぜか執拗にほしがったのです。
「お願いします、頼みます!」
「ええ、ピンクはやだよ」
「お願いします!」
そう断ったけど、押し切られてしまった。中学生というのは、ときどきすごい執念深さを見せる。
交換した後も、なかなかその色に馴染めない。ピンクは、差し色としてはいいけど、全体がピンクっていうのはちょっと……と思ったら、全体がピンクの子が教室にいました。
バーバパパです。
バーバパパの色使い魅せられた子どもはいっぱいいると思う。
私も『ぐりとぐら』とセットで『バーバパパ』を眺めていた。図書館の色といったら、バーバパパを思い出すくらい。
パパがピンクっていうのも、そのときから不思議な気がしてました。黒のバーバママもインパクトがあったなぁ。設定とかストーリーよりも、キャラクターたちの色に心を持ってかれてしまう。そして私はなぜか、バーバママを見ると塩沢ときを思い出します。
ハルキに読んであげてたのは、外へ持ち出せる『ミニブックタイプ』の『おばけのバーバパパ』。電車の中や、外食のときに食事が運ばれてくるまで読んでいました。
あと、現物が自宅で、教室にないのですが……
バーバパパウクレレも中古のものを見つけて手に入れました。
ウクレレの形とバーバパパのシェイプが絶妙にマッチ! ただ一つ問題は、妻のマリネコさんが何度チューニングしても音がズレてしまう点です。
絵本はこういうグッズ展開がなされているので嬉しいです。私の場合は、1つのキャラクターのものをたくさん集めるというよりは、いろいろなキャラクターを数個ずつ集める方向です。
ところで、教室のこのバーバパパの人形にはある秘密があります。
なんだと思いますか?
上の写真にもどって、ちょっと考えてみてください。
ヒント! 小さな子どもが大好きなものをぷくぷく生み出します。
このバーバパパ、首が外れるんです。
さすがバーバパパ。
ほんのひと吹きで、みんなをわくわくさせてくれる色を生み出せるのです。
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バーバパパの公式サイトも懐かしいカラフルさです。
さっそくメモに活用しました。
都立のテストまであと1週間。がんばろう!