『手を動かしてイラストにしてみるとフォームを覚えられます――中西を描いてみる』フットボールペアレンツ035
こんにちは。
藍澤誠/Jの先生です。
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私のフットボールの研究仲間である内田淳二さんが考案した『枝D』(エダディ)という守備の技の中に、『中西』(ナカニシ)という技があります。中西は5つあるディフェンスの型の中で一番基本の技です。
そんな仲間が発案した技Dがなんと漫画化されているというので、ヤンジャンのアプリを入れて読んできました。飯野大祐さんの『TIEMPO』というサッカーを題材とした作品で、私が読んだのは『#62 守備の型』という回です。
第62話は、主人公(ゆっぴ)が、家城さんというセンパイから枝Dを習ってそれを練習し、先輩に披露するというシリアスな場面でした。家城センパイは、ユースに上がれなかったときにサッカーの熱が冷めてしまったらしくサッカーをもうやるつもりはないようなのですが(かなり上手いっぽい)ゆっぴの熱意に押されて(?)守備の奥義である枝Dを伝授した模様です。
枝Dを必死に練習したらしいゆっぴですが、家城センパイにはなかなか技が仕掛けられません(実際に枝Dを発動させるのためには、いろいろと条件がそろわないとできない)。夜の公園で、回想シーンを挟みながら対決する二人。そして最後の最後、ゆっぴは見事なフォームで中西を決めるという感動のシーンでした。
中西を決めた直後(ちゃんとボールを回収し、前に残している)倒れこむゆっぴ。ゆっぴに比べると、私がトライしている中西は相当緩い中西ですね。反省。そして作中では「中西」という名前は登場しませんでした。それはそうか(笑)。
飯野さんの絵はとてもていねいで好みです。そして枝Dの型やその説明も、本物とそっくり同じでびっくりしました。普段自分たちがやっているものがマンガになっているなんてとても変な感じがします。マンガの中の技って、タイガーショットとか(小次郎)ツインシュートとか(立花兄弟)あり得ないものっていう印象が強かったので、今のマンガのリアリティの高さに隔世の感。
そんなわけで、ここには飯野さんの画像は載せられないので、飯野さんの絵を参考にしながら、中西をイラストにしてみました。ゆっぴと家城センパイを描こうと思ったけれど、リアリティを出すために、いつも自分たちが練習している風景を思い出しながら描くことに。
描いているとくに左足(幹)の使い方が大事だと改めて思います。幹となる左足を大きく相手側に寄せて、そこに体重を乗せる身体操作が大事だということ。そして仕上げが腕だということが絵を描いていると良くわかります。
イラストって上のような拙い絵でも、身体がどうなっているかをよく考えながら描かないとすぐにファンタジーな絵になってしまいます。身体のそれぞれの部位がどうなっているか、どういう役割を果たすかを考えながら描いていたため、今日イラストを描いた2時間弱で、かなり中西への理解が進みました。
ゆっぴのように美しく中西を発動できるかわかりませんが、チャンスがあったら次回のゲームの中で中西をかましてみたいと思います! そして機会がありましたら飯野先生にはぜひGOTSに取材に来て、最新の研究の成果をゆっぴに授けて欲しいですw
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