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寒すぎて気づいた。

おかんに会いに病院へいく。

ほとんど自分で動いたりはできてないなかで、看護師さんとは目を合わせたり会話したりするのに、なんでか私とはしてくれず。

すっかり弱ってしまったおかんの姿も、私と話をしてくれないのも、いろいろショックでぼろぼろ泣いてしまった。


おかんと別れて病院を出る。

そのままの気持ちでうちに帰りたくなくて気の向くままにドライブ。おえおえ泣きながら。泣いては泣き止み、またしばらくして泣いて。


あ、そうだ。
海を見下ろせるあの高台の公園に行こ。

思い立ってその公園に向かった。






さぶっ!!!


尋常じゃないくらいの暴風と雨混じりの雪と刺すような冷たい空気。


身の危険を感じるくらいの寒さだった。

そんな極限の環境に置かれると、さっきおかんのところで泣ききれずにくすぶってた悲しさとか寂しさとかやるせなさとか、そういうの一旦全部、置いとこ。となる。なった。
今は一刻も早よ車に戻って暖を取れ。何よりもまず守れよ我が命。


うちに帰ってきてお風呂入ったりしてたらまた泣けてきたりもしたんだけども、その公園から🚗に戻ってなんとか寒さをしのげてからはおかんと別れる前後のあのぎゅうってなる悲しさは少し落ち着いたようだった。


今日の極限の寒さまではなくてもいいのだけど、物理的に最優先せざるを得ない、のっぴきならない予想外の出来事って、どこかをリセットしてくれたり、ゆるめてくれるような効果があることも、あるぞ。


そんなことを考えながら帰りの運転をしてました。


身体動かしたら信じられんくらいの筋肉痛に襲われるとか、日頃やらない大掃除やってみたらものすごいへそくり見つけるとか、こんなとこにたぬきおる?!みたいなとこにたぬきおって驚いて大声出すとか。


あかん。具体的にどういうことが起こればびっくりしつつ落ち着けるのか考えてみたけどうまい例が思い浮かばない…。

ま、例はちょっと出ないまでも、今日の予期せぬ極限体験てちょっと、落ち込んだり傷ついたりしたときに意外と効果あるのかも…、と思えたことなのでメモしといてみる。


むつかしいのは、予期せぬことであればあるほど絶対効果的なこと。狙ってやれることじゃ、ないということ。



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