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どんど焼きではなぜ餅を焼く?
こんにちは。かよみんです。
こないだ年があけたとおもったら
はやくも冬の風物詩
「どんど焼き」の時期ですね。
わたしが以前住んでいた場所は
とても小さな自治体で、
住民同士が
ほとんどみんな顔見知りでした。
どんど焼きの日は
火を囲んで、
大人も子どもも
みんなが楽しそうに
語らっていて、
それを見ているだけで、
体も心もポカポカしてきました。
なつかしいなぁ。
今日はどんど焼きに
ちなんだ豆知識を書こうと思います。
どんど焼きの由来を
ご存知ですか?
一説によると、
新年に降りた神様が、
どんど焼きの煙に乗って、
天上に戻るとされているんですって。
そして
どんど焼きの火で焼いた
お餅やおだんごを食べると、
邪気が祓われて、
病気にならずに
元気にすごせると信じられています。
この「お餅を焼く」ことを、
陰陽五行(いんようごぎょう)説にもとづいて
ひもといてみましょう。
陰陽五行説とは、
この世の万物は、
「木・火・土・金・水」の
5つのエレメントから構成され、
それらがお互いに影響しあって
宇宙が成り立っているという考え方です。
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この5つのエレメントの間には、
「相生・相剋
(そうせい・そううこく)」
という関係があります。
簡単に言うと、
相生とは、
相手を育てる関係、
相剋とは、
相手を打ち負かす関係。
相生は、たとえば
・水は木を育てる
・木は燃えて火を育てる
・火は消えると灰になって土を育てる
・・・
という感じ。
相剋は、たとえば、
・水は火を消す
・火は金を溶かす
・金(金属)は木を切り倒す
・・・
という感じ。
で、
どんど焼きのお餅の話に戻ると、
お餅は白くて丸いので、
「金」を象徴しています。
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そして、
「金」は「木」を剋する存在なので、
「金」が強すぎると、
「木」が育ちません。
「木」が育たないということは、
春が来ませんね。
(春は、「木」に分類されます)
なので、
春をよびこむためには、
「金」の力を
弱める必要があります。
そのために、
「金」であるお餅を、
どんど焼きの「火」で剋して、
さらにすべて食べてしまうことで、
その力を弱めていると考えられます。
陰陽五行を知ると
いつものどんど焼きも
ちがって見えてきますね。
「五行(ごぎょう)」について
ストーリーで楽しく学べる一冊はこちらです↓
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