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お金の「3つの役割」知ってますか?


「お金がもっとあったらな〜」
なんてセリフ、
言ったことがある方も多いのでは。


でも「お金とは?」について
じっくり考えたことってありますか?


スピリチュアル系の世界では
「お金は愛」「お金はエネルギー」なんて
言われたりしますが、
「そもそもお金って何のために存在しているの?」
と問われると、答えに詰まる方も多いのではないでしょうか。


そんな疑問を解き明かすべく、
図書館で見つけたのがこちらの一冊。


『お金のデザインと歴史(調べる学習百科)』


子ども向けの本ではありますが、
「そもそもお金とは?」がわかりやすい言葉で書かれていて
「へぇ、お金って、そーなんだ!」
と、気づきがいっぱいでした。


今日はこの本から、
「お金の3つの役割」について
ご紹介したいと思います。

お金の役割1「物やサービスと交換できる」


たとえば、あなたがリンゴ農家だとして、
魚を手に入れるために漁師さんと取引したいとします。


でも、漁師さんが
リンゴを欲しがらなかったらどうなるでしょうか?


他の人から何か別のものを手に入れて、
それと交換しなければならず、
非常に効率が悪いですよね。


ここで登場するのが「お金」です。


お金があれば、
リンゴと魚を直接交換しなくても、
お金を媒介にして好きなものを手に入れることができます。


お金の役割2「価値をためておける」


お金について
「ただの紙や金属がどうして価値を持つの?」
と思ったことはありませんか?


実はこれが、
「価値をためておける」という
お金の2つ目の役割と関係しています。


たとえば、収穫したばかりのリンゴは
数週間で腐ってしまいます。


でも、お金なら腐ることはありません。


しかも、貯めておけば、
将来の買い物にも使えます。


「お金はみんなが価値を認めているから成り立つ」という部分は、
読んでいてハッとさせられました。


確かに、一万円札そのものはただの紙。
でも、その価値を疑わない社会があるからこそ
機能しているんですね。


お金の役割3「価値をはかる基準になる」


わたくし、
この3つめの役割を読んだとき、
「そうか、お金ってモノサシなんだ!」
と、ハッとしました。


たとえば、
リンゴ1個100円、魚1匹500円といった具合に、
お金を基準にして物の価値を比較することができますよね。


これがなければ、
「リンゴ3個と魚1匹は釣り合うのか?」
といった、毎回いちいち交渉しなくてはいけません。


経済全体がスムーズに動くのは
お金に「価値尺度」という役割があるおかげ。


物の値段が明確になることで、
私たちは適正な価格で取引ができ、
よりよい選択をする助けになっているのです。

「お金」を知ると世界が広がる


この本を読んで感じたのは、
「お金のしくみ」を知ることは
単なる雑学ではなく、
自分の生活や将来に直結する大切な学びだということ。


この本には、
日本最古のお金から
現在の新札まで、お金の歴史が学べます。

世界各国のお金のデザインも紹介されていて
ながめているだけで海外旅行気分になれますよ。


「今さら聞けないお金の基本」を学ぶのに
おすすめの一冊です。



『お金のデザインと歴史(調べる学習百科)』


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かよみん@Kindle作家
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