いけちゃん と ぼく
徒然なるままに、
読んだ本などを 書きとめている。
💡西原 理恵子
西原 理恵子を素敵だと思うのは、
『 まんまな所 』だ。
美化せず、卑下せず、憐(あわ)れむでもなく、
あることを あるままに表現できるところだ。
西原 理恵子を知ったのは、2009年くらいの
西原理恵子ブームとでもいった社会風潮。
作品は書籍にとどまらず映像化された。
💡いけちゃん と ぼく
『 いけちゃんとぼく 』は、
何度となく読み返している。
当時、強くひかれた言葉は、
『 世界には、
人より早く大人に成らなければ
イケない子供がいるんだ 』という所。
スコンっと僕の腑に落ちた。
💡きみの かみさま
『 きみのかみさま 』15篇構成の短編集だ。
世界各国の
貧しい子供達の目をかりて書かれているが、
僕的には、
遠い昔に置いてきた記憶を蘇らされるようで、
結構ツライ部分もある。
💡海水魚
子供の頃の話しをすると
『 普通はグレるのになぁ 』と言われる。
グレるヒマなど、僕には無かった。
同窓会の誘いは、全て堅く断わっている。
それでも、街中には僕を探す幼馴染もいる。
先日、道端で引っ捕まった。
腕を掴まれ、
『 なんで家族に聞いても、凄い形相で
「 付き合い無い💢」と言って、
何も教えてくれないの❗️』
『 家族やのに、あんな顔できるの 』と
言われた。
いくら幼馴染でも、
家族の有り様を話しているわけでは無い。
なので真実を話すと、
慄(おのの)き沈黙してしまった。
僕は ひどく濃い海水で育ったようだ。
同じ海水育ちと思っていた人達にも、
震えられる。
まして、大人になって出会う淡水魚たちに
『 なんで我慢できるんですか 』と聞かれても
わかるかいな。(@_@)
こちとら、生まれた時から海水なんやから。
そういうもんやと思ってたの。
💡僕の最後の恋人
いけちゃんは、主人公の最後の恋人だ。
とっても短い恋だったので、
主人公の子供のころが知りたくて、
時空を超えてきたらしい。
いけちゃんは、いつも主人公に寄り添っていて
主人公の心の支えでもある。
わたくし事だが、先日 30年来の恩人に、
『 aiwadouさん、
家族のことを話さなく成りましたね 』と
言われた。
確かに。
人は、心が満たされると
過去なんて、忘却の彼方へ忘れさるらしい。
僕は、
僕の傷みを癒やしてくれた人を知っている。
💡僕の神様
屋根裏に住んでいる気まぐれな神様は、
夢のような願い事をきいてくれた。
顔も知らないけれど、
声も聞こえないけど、
僕に生きていてもいいと言うことを
わからせてくれる人を そっと贈ってくれた。