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薬の効きめが……。
いつもと同じ症状で、かかった病院で、
いつもと同じ薬をもらったのに、
『 なんか今回、ききめが… 』と感じたことは
ありませんか?
💡抗生物質って?
一般的に抗生物質といっても、
実は種類が有ります。
標的とする原因の『 バイ菌 』には、
実は、水虫のような『 真菌 』
インフルエンザのような『 ウイルス 』
傷口などを化膿させる『 菌 』などが有ります
そのために、
お薬の選び方も変えなくてはなりません。
💡ターゲットを探ろう
例えば『 中耳炎 』ひとつをとっても、
なにか1つの菌によって起こされる訳では
なく、
肺炎球菌 や インフルエンザ桿菌、
モラクセラ・カタラーリス などと言った
いろんな菌が原因と成ります。
これらの菌の分布を
『 フローラ 』や『 細菌叢(そう)』と言います
” 叢 ” は、訓読みで『 くさむら 』
ちょうど画像であげた芝桜が、
混ざりながら区分けされているように、
中耳炎の菌達も
微妙なバランスをたもっています。
💡抗菌スペクトラム
抗生物質には、その効きめをしめす指標に、
抗菌スペクトルと言うものが有ります。
抗菌スペクトルは、
その薬が効果を表す菌の範囲を示すものです。
例えば、
抗菌スペクトルが広いと言うのは、
機関銃(薬)で菌を皆殺しにする印象。
逆に抗菌スペクトルが狭いと言うのは、
ピストル(薬)で、
ターゲットの菌を狙い撃ちする印象です。
💡身体には良い菌も
身体には、必要な菌も沢山あります。
例えば『 大腸菌 』
大腸菌のバランスが崩れると
下痢や便秘の原因となり
身体全体に影響をあたえます。
なので通常は、
抗菌スペクトルの狭い薬を処方することと
成ります。
💡勢力 変化
抗菌剤により、ある菌が減退すると
残った別の菌が、
その空き地に根を張ろうとします。
それにより、
菌のバランスが変わってしまうのです。
そうなると、こんどは新たな菌が勢力をふるい
病気の元となります。
なので、以前 良かった薬の効きめが、
おとろえたように感じてしまうのです。
💡まとめ
お薬の効きめが、かんばしくナイ時には、
中耳炎の場合ならば、
耳だれを検査することで、
どのような細菌による中耳炎かを診断し、
あらためて適切な抗生剤を選択することが
できます。
薬の効きめに疑問があれば、
主治医に『 細菌検査 』を申し出ても
良いかも知れません。
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