女性の立場って?
アメリカ大統領選の結果について、
以前から感じていた事を書いてみました。
💡マドンナのスピーチ
2016年、
マドンナが、ウーマン・オブ・ザ・イヤーを
受賞した際のスピーチの一部を紹介します。
貴殿が男の子ならルールは無い。
貴殿が女の子だったら、
ゲームをしなくてはならないの。
女の子は、可愛くて
セクシーでいる事は許される。
でも、あまり賢くては ダメ。
自分の意見を持っても ダメ。
体制から外れた意見や、
協調性のない意見を持つのは、更にダメ。
男の
性の対象として見られるのは許可されてる。
淫らな恰好をすることも。
でも、自分がセックスが好きだということは
許されない。
そして、繰り返して言うけど
絶対に自分の性的な妄想を
世界に発信してはいけない。
男が、こうあるべきだと思うような女でいて。
そして、もっとも重要なことは、
他の女から見て、
あなたが 他の男と一緒にいるのを
ほかの女が危険だと感じないこと。
マドンナのこのスピーチに、
今回のアメリカ大統領選の一因を感じる。
💡僕は、フェミニスト?
僕は、自分をフェミニストだと思っていた。
まわりも、
僕のことをフェミニストだと思っている。
しかし、
『 あなたは、自分より収入の高い女性と
結婚できますか? 』と言う問いに
息をのんだ。
ためらったのだ。
『 自分より稼ぐ女かぁ 』と。
僕の中で、意識せぬ奥の奥にある。
自分を優位に置きたいという自我が。
それも、たかが『 稼ぎ 』ごときで。
銭なんてモノは、しょせんは道具。
目的を果たすための仲介産物なのに、
そこを何らかの基準にしている事が情けない。
がしかし、これは厳然とした事実なのだ。
💡ガラスの天井
女性が、選ばれて先頭に立つには、
マドンナの言うように『 男性 』だけでなく
『 女性 』をも惹きつけるか、
もしくは、女性優位の社会の中でしか
実現され難いのかも知れない。
メスが群れを率いる動物に、
ライオン や ハイエナ がいる。
百獣の王は、じつは居候( いそうろう )なのだ。
優位のメスの子供が優遇される事があっても、
優位のオスの子供が優遇される事はない。
💡理由は、経済力?
メス( 女性 )は、本来 協調性 が高く、
群れで狩りをするために、狩りの確率が
単独で行動するオス(男性)よりも
はるかに高い。
なので、ライオン や ハイエナは、
オスでは無く、メスが稼ぎ手なのだ。
💡むすび
近年、
熟年離婚 や 定年離婚 が増加していると聞く。
人間も、稼ぎがなくなれば、
パートナーに、価値を問われるのだ。
家庭であれ、社会であれ、
餌食 や 沽券 をこえる、ビジョンや文化が、
ガラスの天井を壊す日は、
まだまだ遠いと言わざるを得ない。