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自然農法、自然農、自然栽培、無農薬・無肥料栽培ノススメ(2)

このシリーズでは、約2年で10名以上の自然農法、自然農、自然栽培を実践されている農家さんの、計500本以上の動画を視聴してきて分かったことをまとめています。


🍅 前回は

導入編の(1)👇では、わたしの初歩的な勘違いとこのお話を書くに至った経緯と、このテーマを書くにあたり、はじめにお伝えしておきたいことを書かせていただきました。前回の記事ではこのテーマにかけるわたしの想いが伝われば幸いに思います。


🍅 今回は


①有機農法 ②自然農法 ③自然農 ④自然栽培 ⑤無農薬・無肥料栽培
の違い
が解説された動画と、それらから得た分類に関する考え方をわたしなりに整理してまとめてみました。

ご参考になることがあれば幸いです。

ちなみに、(1)は先週、「#わたしの野菜作り」で一番たくさんのスキをいただいたということで、ご覧くださったみなさま、noteさん、ありがとうございました。これを励みに、また熱い思いをお伝えさせていただきます!
なお、読み書きのスペックが人3倍遅い脳を搭載しておりますので、読みづらい部分は笑ってお察しいただけましたら幸いです(^-^;)



🍅 なにが違うの?「有機農法」と「自然」のつく3つの農の法


今回の連載で主に取り上げている分類名は、次の5つです。
①有機農法 ②自然農法 ③自然農 ④自然栽培 ⑤無農薬・無肥料栽培

(1)では、②~④の創始者のお名前だけご紹介させていただきましたが、
今回はまず、農家さん以外にはみな同じように見えるこの分かりづらい分類名の謎を、以下にご紹介するわたしの腑にストンと落ちた解説動画で解いていただければと思います。いずれも20年以上の実践者さんです。

🥒 🍅 🍃 🍅 🍆 🍅 🥬

👇「そらの野菜チャンネル」二村さん👇のご解説では、「慣行農法、有機農法、自然農法、自然農、自然栽培」の違いが簡潔に網羅されています。
様々な方の概論を拝聴しましたが、一番誤解を生じる可能性の少ないご説明ではないかと思いました。

自然栽培農家が解説!無肥料栽培の違いを教えます【個人的見解】


👇今橋さんによる解説では、ご自身の農法と有機農法との違いを中心に、イギリスでの「natural agriculture / farming」の分類についても簡単にご説明されています。(今橋さんのチャンネルでは、「自然栽培」と「自然農法」という言葉を併用され、特に使い分けておられないようです。)

【自然栽培181】土の力を引き出す、自然農法!!有機農法との違い!


🥒 🍅 🍃 🍅 🍆 🍅 🥬

この他、
そらの野菜チャンネル」の二村さん、「Halu channel」 の横内さん、「瀬戸内まいふぁーむ」の高内さん他、今橋さん以外の実践者さんによる各農法の理念、概論と基本の各論をまとめた再生リスト👇 と、

👇🌾自然農法・自然農・自然栽培の理念と概論🐞
 (今橋さん以外の実践者さん方で共鳴する部分の多い基本の考え方。それぞれに銘打った農法で、どのような理念を基に様々な解釈や実践がされているのが分かります。配信日新しい順)


今橋さんの農法でわたしが深く共鳴する基本的な理念と理論をお話しされている動画をまとめた再生リスト👇 をシェアさせていただきます。

👇🍅今橋さんの自然栽培【基本編/理念と理論】🌲
 (頭の方に概要でポイントとなるお話をわたしのおススメ順にまとめ、それ以降は各論や具体的な基本編を公開日古い順に並べています。)

🌟いずれの再生リストも随時更新していきます。

🥒 🍅 🍃 🍅 🍆 🍅 🥬

👇 今橋さんのチャンネルでも、「自然栽培の理念等」と題した再生リストを作ってくださっています!




🍅 大きく分ければ「有機」と「無農薬・無肥料」の違い



上の2つの再生リストでご紹介している理論から、
わたしなりの結論としては、
①有機農法 ②自然農法 ③自然農 ④自然栽培は、大きく分けると、

 有機肥料と忌避剤を使うか
 なんの肥料も忌避剤も使わないか

が最も大きな違い(※)で、このことから分類すると

 「①有機栽培」「②〜④自然系」「⑤無農薬・無肥料栽培」に大別できるかなと考えています。

※「農薬」については、化学合成された殺虫剤、除草剤などの薬を使わないことは①〜④共通ですが、①有機栽培でも②〜④の自然栽培・自然農系でも、有機JAS法で許可されている自然の生物(植物、虫など)を利用した忌避剤などは広く使われているようです。これを「薬」と考えるかどうか、その影響について様々な議論があり、有機栽培では規則上使用されることが多いと思いますが、自然栽培、自然農でも剤によっては避けながら限定的に使われている印象です。

「除草」については草刈りかマルチング(土を資材で覆うこと)が①〜⑤共通で、草を刈る程度が少ない順に、②③自然農法・自然農<=④⑤自然栽培・無肥料無農薬<①有機栽培というイメージです。マルチングの資材は、①有機ではビニール、②〜⑤自然農法系では刈り草というイメージがありますが、実際には実情に応じて混合されている場合が多い印象です。

「薬」については、わたしの知る限りでは、最もシンプルで分かりやすい(頭を悩ませる必要のない)理論が今橋さんの「何も使わない」農法で、そのノウハウが確立されていることがポイントです。では虫や微生物による被害をどうするのかについては、直接今橋さんの動画で詳しくお聴きいただきたいと思います。除草についての考え方にもつながる部分があり、腑に落ちています。

つまり、これらの農家さん方の実践から、

「無農薬・無肥料で育てること」

もっとも自然の理に沿った農
であって、そのための
実践に際してもっとも重要かつ、
ミロクの世界の農” にもっとも必要とされていることであり、
わたしはこれをしたいんだ
と思いました。


なお、

今橋さんの農法を詳しく知りたいけれど動画を全部見る時間はないという方は、「オンライン講座👇をぜひご利用ください♪」とのことです(^^♪
Zoom利用)


🍅「自然栽培20年のノウハウ教えます」
今橋さんの自然農法ラーニングプログラム・オンライン参加募集されてます!(6/19、7/3)


現在開講されているのは、パート1とパート2の2講座。
基本、月1回開講されるそうです。
詳細と申し込みは上のリンクからどうぞ♬

直近では下記の予定で開催され、現時点ではまだ参加者募集されています!

🥒 🍅 🍃 🍅 🍆 🍅 🥬

入門編の「パート1」
6月19日(月) 20時~
 参加費:2,100円

続編の「パート2」
7月3日(月) 20時~
 参加費:2,200円

🥒 🍅 🍃 🍅 🍆 🍅 🥬


🌟 おまけ
昨夜のライブQ&A👇では、地下茎の草のお話、英国のオーガニック認証審査のお話、山口で新規就農したときの心持ちと周囲の変化のお話がとても興味深かったです。



🍅 今回のまとめ



今回は最後に、愛媛で自然農を実践されている「島の自然農園」チャンネルの山岡さんが、直接の師である川口由一さんから教わったという自然農の考え方を象徴するエピソードをお話しされている動画がちょうど上がっていましたので、こちら👇をご紹介させていただきます。

わたしも、今回ご紹介させていただいているこれらの自然の理に即した農を実践するにあたっては、このように答えを自ら導き出せるようでありたいと厚顔ながら思っております。
埋め込みの方のサムネのリンクは頭出しさせていただいておりますので、ぜひ一度お聴きになってみていただけたらと思います。

👇🍅【自然農】ミニトマトほぼ放任栽培!誘引の仕方 2023年6月9日【natural farming】(←こちらのリンクからは、16:09~です)

👆なお、この回のミニトマトの誘引方法は、紐のかけ方を変えるだけ、というとても簡単かつ効率的な方法で素晴らしいと思いました!大玉からミニトマトまで使える方法だそうです♬
山岡さんは実践の様子をご紹介された後、ご自身の日記のように実践の中での様々な気付きを毎回お話しされていますが、深くていいお話にいつも感嘆しています。




🍅 次回は



「無農薬・無肥料」の実際と、なぜそこが一番重要なのかについて、実践者さんの動画*でご紹介させていただきながら、わたしなりの解釈や氣づきを書き添えさせていただきたいと思います。

* 次回ご紹介予定の動画も今回シェアさせていただいた再生リストに概ね含まれています。
なお、動画のご紹介は基本的に内容の説明はせず、お時間のない方への入り口程度にご紹介させていただいております。動画をご視聴いただくことで、YouTuberさんをご支援いただきたいのと、わたしの言葉に替えますと拙い説明による齟齬が生じたり、わたしのフィルターが入ったりしてしまいますので、リンクから実践者さんのご説明を直接お聴きになっていただければ幸いに思っております。



🍅 今回のあとがき



「自然」の名の付く3つの実践法の違いは、実践者の方々が師とされる創始者の方々の理論と実証から、その魂とともに、大切にされているところでもあると思います。わたしから視れば、プロであれ素人であれ、実践者の皆さんが探究者であり開拓者であると思っています。
わたしはまだ自分で育てたキュウリ一本も収穫したことのないもので、感覚的に深く共鳴したそのうちの一つの考え方をシェアさせていただいているに過ぎません。

とはいえ、イマという時勢は、「時間の問題」もまた共通項であると思いますので、「だれの」にこだわることなく新しい情報と技術を広く共有し、それぞれの土地でそれぞれの実践者にとってより望ましい方法を効率よく見つけて、日本中、世界中で「地球とヒト、すべての生きものにやさしい農」が早く広がることが大切だと考えています。

そんな中で、イギリスで大成功されている今橋さんの理論と実証を拝見する限り、多くの実践者さんの間でほぼ共通の課題になっている、虫や動物、草、微生物(病、土)との付き合い方などの課題の解決法が、今橋さんの理論と実践の中には包括されているという確信があります。

「誰にでもできることじゃない」と考えるのは簡単です。
コロナという劇薬を投入されたわたしたちの社会は、これまでの常識を打ち破れ!と、上からげきを飛ばされているのではないかと思っています。

わたしも、素人であることを利点に、実践、実証できる日が明日にでも来る♬ とワクワクしています。
言霊の奥義でもなんでも、いいものは使わせていただきます!(笑)


”Let's go!”
”とほかみえみため!”
”あおうえい!”
 ←また呪文が増えた(笑)



【追悼】


この投稿の一週間前、6月9日に
自然農の理念を提唱された
川口由一さん
お住まいを天へ移されたと
本日(16日)知り
記事を書かせていただきました。

川口由一さんを取り上げた動画を集めた再生リストもご紹介しています。

あわせてご覧いただけたら幸いです。

ちなみに、6月9日は
今橋さんのお誕生日でもあります

この日は、数十年か後には
世界の農業にとっての
大切な記念日の1つに
なっていることでしょう




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