インプットとアウトプットの比率の話

今日は自戒の念も込めて、インプットとアウトプットの比率は1:9ほどが理想というお話を。

近年、SNSの普及によりマネタイズの方法が変化し、影響力やファンを持つ者が成功者と言われる世の中になった。多くの人が自分もインフルエンサーになろうと情報発信をする時代だ。

しかし、情報を発信するには何かしらに長けていなくてはならない。また、その情報を継続的に発信し続けるためには毎日のインプットが欠かせない。

まず、特定の分野で秀でるために本や動画でインプットをするのが主流だろう。自身の知識を増やすために、どんどん脳に情報を入れ込む。だが、その多くはインプットを前提としたインプットであるのでなかなか定着することが難しい。インプットとはアウトプットすることを前提とすることで飛躍的に定着率や効率性が上がる。

おそらく多くの人がアウトプットのクオリティはインプットの量の多さと比例すると思い込んでいるはずだ。このインプットが多ければ多いほど、それを表現した際のクオリティが高いという概念を私は捨てた方が良いと思っている。

スポーツで例えよう。野球のスイングや投げ方の本をどれだけ多く読んだとしても、それらを実践してみて改善をしないことには身につかない(=クオリティが低い)ことはイメージができるだろう。スイングの軌道について1のインプットをすれば、その軌道が身体に染み込むまで9のアウトプット(練習)をしなければならない。アウトプットがありきのインプットであるべきなのだ。

しかし、これが営業やマーケティングの話になると途端に○○の法則などの知識を多大に詰め込むことから始めてしまい、結局頭でっかちになったり知識を蓄えたことに満足してしまい、実際に実践して改善をする作業に費やす時間が減ってしまう。

それに9のインプットを1でアウトプットをするよりも、1のインプットを9でアウトプットする方が脳で思考をする時間が増えることは明白だ。前者は大量の情報から取捨選択をしてそれを編集するのに対し、後者では少しの情報源を自身で拡張していかなければならない。

10冊の本を読んで1本のブログを書く人と1冊の本を読んで10本のブログを書く人では、効率性や生産性は火を見るよりも明らかだ。

私もインプットとアウトプットの比率を1:9にすることを念頭に置いて、日々行動していこうと思う。

まとめると、ワニの足の指の本数は前後で異なるらしい(前足は5本、後ろ足は4本)。




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