【読書録】それはストレスではなく、サイン。
■近況
あと数日で臨月を迎える。
今年は、転職・妊娠・結婚(コロナ)と大きく人生が変わった。
妊娠中は、マタニティ&マリッジ&コロナブルーでメンタル崩壊していたけど、自己啓発本を読んでいるおかげか、ホルモンのせいかわからないけど、最近は落ち着いている。
妊娠前はストレスがたまると、お酒を飲んで誤魔化していたように思うけど、今は飲めないので自分と向き合うしかない。
そしてそれが相当辛くて苦しかった。
これから感じるであろうストレスに備えて、
『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』を読んだので、備忘録。
未来の自分へ、ストレスは苦しいかもしれないけど人生に役に立つサインだ。
■「ストレスは役に立つ」と思うと実際にそうなる
困難な状況を成長する機会を捉えることで、
その状況において最善をつくすことができる。
否定的な感情を抱くと、自己破壊的な行動につながる恐れがある。
(どうせ私なんて無理、みんなも無理だと思ってるにきまってるなど)
チャレンジを避ける・問題を隠す・フィードバックを無視する・支えとなる人間関係を築こうとしないなどの行動。
本来人間には、どんなに苦しい状況でも人間には希望を見つけ、
よく考えて選択し、自分なりに意味を見出す能力が備わっている。
だから、ストレスを経験することで強くなり、
成長し、レジリエンスを鍛えることができる。
■オキシトシンというホルモン効果
別名、幸せホルモン。
女性の出産や子育てに関連するホルモン。
ストレスや痛みを和らげたり、血圧を下げたり、
ダイエットや美肌にも効果が期待できる。
具体的には以下。
【効果】
めちゃくちゃある。
・周りの人の考えていることや感情に気づき、理解する力が強まる
・大切な人への信頼が深まり、役に立ちたいと思う
・脳の恐怖反応を鈍らせ、逃げ出そうとしたりするのを防ぐ
・心臓細胞の再生にも役立ち、健康にもよい
・幸せな気分になる
・脳・心が癒され、ストレスが緩和する
・不安や恐怖心が減少する
・他者への信頼の気持ちが増す
・社交的となり人と関わりたいという好奇心が強まる
・親密な人間関係を結ぼうという気持ちが高まる
・学習意欲と記憶力向上
・心臓の機能を上げる
・感染症予防につながる
【分泌させる方法】
・触れ合う/スキンシップ
・マッサージ
・見つめ合う
・抱擁/ハグ
・キス
・愛撫
・性交渉
・家族団らん
・友達と食事をする
・友達とカラオケにいく
・おしゃべり
・プレゼントを贈る
・人に料理を作る
・感動する
・親切を心がける
・思いやりの気持ちを呼び覚ます
・ほ乳類とのスキンシップ(特にイヌ)
ちょっとしたタイミングで、見知らぬ他人に道を譲ったり、
ドアを開けてあげたり、「ありがとうございます」「ごちそうさまです」というような言葉を使うように心がけるだけでも、オキシトシンの分泌に繋がる。
■ストレスは負のエネルギーでなく、がんばっているバロメーター
ストレスを感じるのは、人生がうまくいってにないサインではなく、自分にとって大事な活動や人間関係に、どれだけ熱心に取り組んでいるかを示すバロメーター。
そして、ストレスのおかげで、時には酒を飲みながら、私たちは人生の意味を見出そうと努力する。
■ストレス反応は大切なサイン
ストレス反応が起こるのは、状況に対処するのに必要なエネルギーを結集させているサイン。
たとえば、心臓がドキドキしているのを感じたら、それは心臓があなたの殻にたくさんの酸素を送り込もうと、あなたにエネルギーを与えるためにがんばっているサイン。
緊張や不安で落ち着かない気持ちになるのは、
あなたにとってこれは大切な意味があるというサイン。
深呼吸をして無理に落ち着こうとするのではなく、
深呼吸して体じゅうにみなぎっているエネルギーを感じる。
ストレスを受け入れることは、勇気を振り絞って自分の力を信じる行為。
■「回復の物語」に勇気をもらおう
人々は、「回復の物語」を聞いたり、読んだり、映像で観たりすることで、希望や勇気が湧き、自分の人生にも変化を起こそうという意欲が湧いてくる。
ストーリーのもつレジリエンスは、人々に感染する。