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瀬戸内海ひとり旅のきっかけ

瀬戸内海をこの目で見たい。直島に行ってみたい。大塚国際美術館へ行ってみたい。寝台列車に乗ってみたい。

自分の「やってみたい!」をギュギュっと詰め込んで、わたしはこの夏、旅に出た。仕事も、婚活も、将来への漠然とした不安も全てを一旦脇に置き、心の赴くままに、見て・聞いて・嗅いで・味わい・触れて・・・五感を通して楽しみ尽くした旅の記録(旅のきっかけ編)です。

旅のきっかけ

瀬戸内海を舞台にした小説を読むことが多く、いつからか瀬戸内海への憧れが募っていった。小川糸さんの「ライオンのおやつ」凪良ゆうさんの「汝星の如く」そして、原田マハさんの「〈あの絵〉のまえで」の「さざなみ」。

大好きな物語の中で描かれている瀬戸内の海をこの目で見たい。風を、土地を感じたい。そんな思いから、次にひとり旅をするとしたら・・・と真っ先に行先候補第1位!となっていたのが瀬戸内だった。

口に出しているといつの間にか実現している

「瀬戸内海を見に行きたいな~」
そんなふわっとした思いは、じわじわと実現に向けて動き出す。5月の連休に東京に住む高校時代の友人と会い、「実は最近、ひとり旅も好きだなと思っていて・・・」なんて話をしたら、「わたしも、この前1人で金沢へ行ったよ!」と。お互いの旅の行き先や思い出を話しつつ、「え~!瀬戸内海行くなら、私、土日で合流したい!予定決まったら声かけてよ!」と、ノリノリで提案してくれたのである。

「ひとり旅しつつ、現地で友人と集合する」
誰かと一緒に旅する楽しみも、1人で気ままに旅する楽しみも、どちらも味わえるなんて、最高に贅沢~!!と思い、そこから本格的に旅の計画を立て始めることになった。

旅の計画

これまでにも何度かひとり旅に出たことはあったが、2週間前にふと思い立って実行!みたいなパターンが多かった。しかもどちらも、「彼氏と上手くいかない現実から何とか自分のご機嫌をとるため」という…💦どちらかというと「負のエネルギー」を昇華するための旅(笑)

でも、今回は違う!完全なるご褒美旅!

友人も巻き込んでの旅行となると、さらに事前に計画的に日程を決めないといけない。2週間前にいきなり決めるわけにはいかない。せっかくなら職業柄ここぞとばかりに有給を消化できる「夏休み」の恩恵を存分に受けようと決意。

結果的に、7泊8日の瀬戸内・四国旅行を計画しました!

計画といっても最低限、8日間のだいたいの行先と宿泊先(一人の時は基本、素泊まりビジネスホテル)そして、行きの交通手段(憧れの寝台列車)のみ。その時々で自分の「行きたい!」「気になる!」に素直になりたかったので、絶対行きたい場所以外は、ゆるっと旅することに。

ざっくりとした旅程

0日目:東京から寝台特急サンライズ瀬戸に乗り、高松へ
1日目:高松港から直島へ(直島泊)
2日目:直島から豊島へ(高松泊)
3日目:友人と高松合流からの小豆島へ(小豆島泊)
4日目:友人と小豆島・高松観光(高松泊)
5日目:未定(徳島・鳴門泊)
6日目:大塚国際美術館へ(徳島・鳴門泊)
7日目:徳島観光(岡山・倉敷泊)
8日目:倉敷観光から東北へ帰る

絶対に訪れたかった場所は、
直島の地中美術館、豊島の豊島美術館、大塚国際美術館

好奇心の赴くままに計画をした結果、
今回の旅は「アートを巡る旅」となったのでした。

わたしを旅に導いてくれた、瀬戸内舞台の小説はこちら

読書記録を辿ると、それぞれ2019年・2022年・2023年に手に取った本。どれも読んでいる時点では、まさか自分が瀬戸内海へ旅に出るなんて思ってもみなかったから不思議。

点と点が繋がる感覚

今回の旅行は、点と点が繋がったような感覚になることが多かった。「好き」が繋がり、広がっていく感覚。

その起点がわたしの場合、「読書体験」「1冊の本との出会い」であることが多いのかもしれない。昨年の鎌倉旅もしかり。

「旅行のきっかけ」となる作品に出会えることや、実際に「行ってみたい!」を実現させられたエネルギーや時間やお金も含め、自分の置かれている状況に感謝したいな、と。旅から帰ってきてそんなふうに感じている。

そして、いつか、わたしも地元東北を舞台にした物語が書けたらいいな、なーんて。だれかが足を運ぶきっかけになるような作品を作れたらいいな、なーんて妄想が広がった。今のところ壮大な夢物語だけど。

今回の旅も、また自分自身の一つの「起点」となり、そこからまた新しく広がり、未来の「何か」と繋がっていくのかなと思うと、ワクワクする。

そのためにも、わたしはこの旅での出会いや感じたことをしっかりと書き留めておきたいんだと思う。

思い出の写真をしっかりピンで留めるように📍

キラキラの海@エンジェルロード
夕陽にうっとり@小豆島のホテル
自然の雄大さ、美しさを感じた@寒霞渓

旅のきっかけ編
おしまい。

瀬戸内海ひとり旅の記録
つづく。

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