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今年は旧正月から本気出す

この1か月、怒涛だった。

「研究物」を仕上げるのが年始の一番の山場だったのだが、どうにか終わったところで、原因不明の頭痛が始まった。数日、痛み止めを飲んで様子を見るも良くならず。怖くなって、結局、脳神経外科へ行って人生初のMRIまで体験してしまった。自分の脳みその画像を見る経験をして、「なんだかわたしの頭の形、綺麗な丸じゃないな、薄々気づいてはいたけど歪んでるな〜」なんて呑気なことが一番最初に脳裏をよぎった。そんなわけで、脳みそはいたって正常とのこと。

結論は、首こり肩こりからくる片頭痛。

肩こりとも頭痛とも無縁だと思って31年間生きてこれたのは、自分が「痛みに鈍感」だったからだと気づかされた。「ああ、これが肩こりか」と。齢三十一にして初めて自覚した。首も肩もカッチカチだった。

思い返せば確かに長時間パソコンとにらめっこする生活は12月から(いやもっと前から)続いていたし。仕事ばっかりになりたくなくて、スキーに行って帰ってきて仕事しながら寝落ちして体バキバキになっていたし。寝落ち後、はっと起きてそのまま早朝3時くらいからパソコンに向かったりする生活を続けていたな、とか。noteも更新したい!と思ってスマホいじっていたなとか。子どもに負けず縄跳びしたり、大縄回したりしてたな、とか。思い返すと身体が悲鳴を上げるには十分なくらいの条件が整っていたというわけだった。

人は原因がわかるとホッとする生き物だ。

今年はもっと自分の「身体」を労わろうとあらためて心に決めた。今は、医者から言われた頭痛体操をしたり、寝る前にストレッチをしたりしている。処方された薬も効いて、ようやく、ダイエットや読書、noteを書こうというモチベーションが戻ってきた。

今年は1月29日が旧暦正月。

ちょうど本調子が戻ってきたのだから、ここからいっちょ気合を入れて生活を整えるか!と思って数日前から自分の中では「年始」のつもりで気持ち新たに過ごしている。

頭痛がひどいと何をする気力も湧かず、せっかくの1年のはじまりの1か月は、読書も文章を書くことも、運動も、なんだかままならず宙ぶらりんだった。

でもそんななかでの発見もあった。それは、こんな最悪のコンディションでも、やっぱりわたしにとって「言葉」や「活字」から得られるエネルギーは大きいということ。摂ることで心がす~っとリフレッシュできる重要な栄養素だということ。

今年最初に手にした本は
谷川俊太郎さんのこの詩集。

雪が舞ってるみたいな素敵な表紙

冬休み明け最初の国語の授業で、「お気に入りの詩を見つける」という活動をしたときに、わたしも子ども達と一緒にいろんな詩に親しんだ。
そのときに手に取った中の一冊。

新年にぴったりだな、と思いながら気持ちがふっと軽くなる。

ムズカシイ新書や登場人物に感情移入する小説がなかなか読めない状況で「詩」がすうっと心に染みわたる。そんな体験ができたのは良かったかもしれない。

今年 /   谷川俊太郎

涙があるだろう
今年も
涙ながらの歌があるだろう
固めたこぶしがあるだろう
大笑いがあるだろう今年も
あくびをするだろう
今年も
短い旅に出るだろう
そして帰ってくるだろう
農夫は野に
数学者は書斎に
眠れぬ夜があるだろう
だが愛するだろう
今年も
自分よりも小さなものを
自分を超えて大きなものを

くだらぬことに喜ぶだろう
今年も
ささやかな幸せがあり
それは大きな不幸を
忘れさせることはできぬだろう
けれど娘は背が伸びるだろう
そして樹も
御飯がおいしい日があるだろう
新しい靴を一足買うだろう
決心はにぶるだろう今年も
しかし去年とちがうだろうほんの少し
今年は

地平は遠く果てないだろう
宇宙へと大きなロケットはのぼり
子等は駈けてゆくだろう

今年も歓びがあるだろう
生きてゆくかぎり
いなむことのできぬ希望が


谷川俊太郎詩集「はるかな国からやってきた」より
(祈らなくていいのか)

2025年もいろいろな日があるだろう

けれど、前向きにひとつひとつおもしろがって

できることなら決心は、なるべくにぶらせずに

たくさんくだらないことに喜びながら

歓びを見出しながら過ごしていきたいな、と

これを読んで思った。

すっとわたしに言葉が入ってきた。


さて、ここから書き殴り編。
最近のもどかしさの1つ。シンプルにnoteで書きたいことが溜まりすぎている。!!

NoNoGirls にハマり、オーディション参加者やちゃんみなさんが素晴らしく、この数か月たくさん感銘を受けてきたこととか、大好きな青山美智子さんの新作(「人魚が逃げた」)の話とか、今更と言われるかもだけど、くどうれいんちゃんにドハマりしている話とか、お付き合いしてる彼が可愛すぎる話とか、日記との付き合い方を見直してみた話とか。
とにかく色々。noteに書きたい。

上手くインプットや自分の思っていることを消化することができず、アウトプットするまで言語化できないことがもどかしい。少しずつ少しずつ言葉にする時間をちゃんと確保して書き綴っていきたい。

↑書いているうちに、今の自分には書き留めておきたいことがたっくさんあるんだなとあらためて実感。それは、なんだかとてもありがたいことに思えてくる。

とにかく、仕事も恋愛も書くことも遊ぶことも痩せることも欲張り〜にがんばりたい2025年のわたし(笑)書いていて強欲さに気づく。でも、全力投球は無理だってわかったから、身体の声にはちゃんと耳を傾ける。いい感じの抜け感やバランス感覚を養いたい。

そんな、とりとめもない決意表明?でした。

旧正月から、よーいどん。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

おしまい。

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