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Startup Weekend久留米vol.1

はじめに

先週末の3日間、3/1-3の日程でStartup Weekend(以下、SW)久留米vol.1が実施され、ファシリテーターとして務めさせていただきました。


Startup Weekendとは?といったご説明は先だってのSWファシリテーター就任所信表明内で記載しておりますので、そちらをご覧いただければ幸いです。

また、当日の様子など、公式レポートはオーガナイザーにより作成予定ですので、こちらは私目線からのレポート、裏話に書かせていただきます。
このくだり、ぼちぼち恒例になってましたので、過去の裏話を観たい方は下記マガジンよりどうぞ。
いずれにせよ、どちらかというと参加者というより、オーガナイザーが想定読者の事柄が多いので、参加者の方にはあまりご満足いただけないかもしれません(;^_^A

追記:オーガナイザー作成によるレポートが公開されました。
当日の様子を知りたい方はこちらもご覧ください。

SW久留米、初開催のはじまり。

SW久留米は今回が初の開催となる記念すべき回でしたが、なぜ初開催に至ったかという裏話を少しだけ書いてみようと思います。

SW久留米のリードオーガナイザーは北村さん。北村さんはSW北九州でも何度もオーガナイザーとして関わられていました。元々はとある金融機関で勤められておりSWが一つのきっかけとなって起業し、今は個人事業主として企業の経営や資本計画等の支援をされていらっしゃいます。
この北村さんが金融機関勤務時代に長らく関わっていたのが久留米で、いつかは久留米でも開催したい、という想いを聴いていました。

転機が訪れたのは2023年7月。たまたま福岡県庁の職員の方がFacebookに投稿していた「福岡県よかとこビジネス交流会」に参加したのがきっかけでした。

元々福岡県庁(正確には福岡県ベンチャービジネス支援協議会)では、地域の魅力や強みを活かし、地域課題を解決するビジネスプランを募集する「福岡よかとこビジネスプランコンテスト」を2015年から開催しています。
そして、今年度の新しい取り組みとして、過去のコンテスト応募者やコンテストに関心のあり起業を志す方や支援機関の方々を対象として実施した交流会が今回の「福岡よかとこビジネス交流会」です。

この会の中で、久留米市の創業支援担当の方が来られており、たまたま名刺交換して、その場でSWの軽い概要をお伝えしたところ、非常に興味を持っていただいたため、後日アポを取り、北村さんと久留米市役所を訪問して改めてSWについてご紹介したところ、地域に必要な取り組みとしてサポートいただけることになりましたので、正式に初開催に向けて走り始めました。

SWの開催にはオーガナイザーが3人以上必要という事もあり、SW北九州オーガナイザーチーム等に呼び掛け、近隣開催に取り組みたいと声を挙げてくれたメンバーでSW久留米オーガナイザーチームを結成しました。

SW久留米オーガナイザー初回MTG。まだ暑い時期でした。

また、SW田川でいつもお世話になっているBENKEIプロブレムソルヴァーズ様は、久留米大学の寮を運営されているため、SW久留米の開催にあたり直接ご訪問し、久留米での開催を報告させていただきましたところ、多大なる激励をいただき、さらには久留米においてもスポンサードいただけることに(それを狙って報告に伺ったわけではありません)。佐藤社長の人柄に改めて惚れ込むことになりました。
更には2023/11に開催されたSW田川vol.3に来春から久留米大学に入学する高校生が参加していたため、SW久留米のオーガナイザーにスカウトするとともに、そちらの寮に入ることも決定しました(笑)

久留米市役所のご担当にも、後援申請やプレイベントの会場の手配や広報などなど、もはやオーガナイザーと呼べるようなレベルで動いていただいたこと、本当に感謝しかありません。

他にも全国で応援していただいている一般社団法人交通都市型まちづくり研究所の漆畑さんや、北九州のご縁で応援していただいた寶結様(久留米市隣接の鳥栖に新しくコワーキングスペースを開設)や大英産業様(久留米市内にも店舗をお持ち)といった方々に支えられて開催することが出来ました。

そして何より、リードオーガナイザーの北村さんの動きがとてもすごかったです。これまでのお付き合いのある伝手をもとに、大学のキャリア教育講座内でもイベントの紹介をさせてもらったり(なんと今回の参加者の3分の1は学生でした)、スポンサー集めも自力で様々動かれ、この久留米開催を実現させました。

もちろん、他のオーガナイザーもコーチジャッジの探索や、SNSを使った情報発信など、様々な形での動きが素晴らしく、結果として1か月近く前にはキャンセル待ちになるという快挙を成し遂げていました。
やはりSWはオーガナイザーが創るものという感慨を改めて感じることになりました。

そうして開催されたSW久留米vol.1はまた格別な場となりました。
特に印象的だったのは、二日目からの参加者でも積極的にチーム形成を行い、結果として2日目から出来たチームが2位だったこと。実は1位と2位の差は本当に僅差で、審査員の中でもどうするか議論が白熱してどちらが1位になってもおかしくなかったのも事実です。

SW久留米終了後の集合写真。熱い3日間でした!

連鎖型のコミュニティを目指して

SW久留米の立ち上げを通じて感じたのは、コミュニティの連鎖がとても大事だということ。
今回の久留米は北九州でのご縁が基点となりました。また、直接的な連鎖だけではなく、北九州⇒田川と繋がったご縁がさらに久留米に繋がりましたし、参加者の中には私がSW熊本@人吉球磨でファシリテーターをした際にご挨拶させていただいた方の息子さんもいらっしゃいました。
このようなご縁の連鎖は、SWが全国で同じプログラムを通して熱狂を生み続けているからこそ。

次回私がファシリを務める4/19-21のSW鹿児島も、SW宮崎に鹿児島の方が2名参加していたことがきっかけだったりします。

さらに、まだ確定ではないものの今回の久留米からも連鎖して他地域での開催も水面下で計画されていますし、SW田川時のご縁でも同様に地域の広がりが予定されています。
このように連鎖的につながっていき、近隣のコミュニティと行き来しあいながら実践の場に行く機会が増えると良いですよね。(近隣との開催時期調整が必要にはなりますが)

SWをもっと身近に。

そして、最近、ファシリとして各地に赴くたびに思うのは、SWはもっと気軽に出来ても良いのでは、ということ。
今回の久留米のように参加者が30名集まるのはとても素晴らしい事でありつつ、もっと少人数、例えば10名でも前のめりな方がいらっしゃるのであれば、部活的なノリで実施しても良いのではと思ったりします。(とはいえ、最低2チームは無いと成立しにくいので、やはり10名は必要かとは思いますし、あまりに少人数でオーガナイザーを続けているとコミュニティを継続するモチベーションが低くなってしまいますしね)

地域の中でこのような活動に賛同する会場提供者がいて、地域の中で場を創りたいという3人以上のオーガナイザーが居さえすれば、何がしかの形で開催は出来るのではないかと思います。
SWにおけるコーチジャッジは、必ずしも有名人である必要は全くなく、逆に地域の中で現時点では無名であっても、要件さえ満たしている方であればコーチジャッジが出来る人を育てる、というのもSWプログラムの意義ではないかと思う次第です。
一方で、ファシリの旅費は地域で負担する必要があるのですが、そこも近隣地域に資格を持つファシリがいることでコストは低く抑えられるので、もっとファシリに挑戦する方が増えてくれると嬉しいなと思ったりします。

そんなこんなで、次は4/19-21のSW鹿児島。
こちらの開催においても様々なご縁が重なり実現するのですが、その内容は振り返りnoteに取っておくとして、今から開催が待ち遠しいです。
来週末3/16にはプレイベントも予定されていますので、ご都合のつく方はぜひどうぞ♪


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糸川郁己
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