【ブログ】OT:初出勤で、時が流れた話
昨日4月1日、スーツ姿の人を多数見かけた。
「新入社員」という言葉が一番ぴったりな日だけあって、自然とスーツ姿が目に入ってきたのかも。
私も4月1日は「新入社員」であったから、意識していたんだろう。
新しい仕事では、同じく作業療法士として働く。しかし、今回は未経験の分野だ。学校の実習でも行ったことがない分野。
その分野は「小児分野」。
私が勤務する職場は児童デイで、発達の遅れがある子どもたちを見ていく。身体の動きの遅れも、学習の遅れも見ていく。対象は、幼児から学童と幅広い。
私がなぜ小児分野で働こうと思ったかという話は、長くなりそうだから今回はやめておこう!ここで書きたいのは、思ったこと・感じたことや学んだことなどをブログ的にゆるく書いていこうと思う。
小児分野は実習に行ったことがない。学校では子どもの発達や運動機能、リハビリ内容などを一通り学ぶけれど、「絶対将来やりたいと思わないな」と感じ、卒業して脳神経専門の病院で働きだしてすぐに小児分野の教科書を捨てた。潔いのか何なのか…。まあ、一人暮らししてて学生時代の教科書をすべて置いてても隠す場所もないし、見えていても良い気はしなかったんだよね(笑)
だから、自分で決断はしたものの、小児分野で仕事するってなかなか不安だった。
もちろん前もって遊びの本や教科書的な本を買って読んでたけど、なんせ前職はフル出勤の朝早くて残業多めだったから、読了することなく日々の仕事に撃沈していたzzz。
昨日は、主に先輩作業療法士のそばに付いて見学が中心。どんな遊びをして、どのように関わりを持っていて、どんな記録があって、どういうスケジュールで1日が終わるのか。
私は座って見学をして、時折一緒に子どもと先輩と混じって遊んでいただけなのに、1日終わってもう腰が痛くなった。自分の筋力の無さを痛感;;
でも、やっぱり作業療法は楽しかった!!!
子どもたちは素直で可愛らしかった!!!
見学中、「わ~楽しそう。よく笑ってる!先生は遊びの誘い方が上手だな~」とニコニコ見ていた。
その時にふと我に返る・・・
「ん?私が思ったことってそれだけ?何か疑問はないの??楽しそうだけで見てちゃ作業療法士じゃないやん!!」
正直、疑問に思ったことは少なかった。
これが何を意味するかというと、圧倒的に知識が少ないということ。
なぜこの遊びをやったのか、なぜあの時に手を貸さなかったのか、なぜこの子には片言の単語しか言わないのか・・・
少しでも知識があれば「なぜ?」「どうして?」ともっともっと視点を広く持って見学できていたのにな。その場で聞いていたのにな。
昨日1日は、ただただ時間が流れてしまった…。
「分からないことが分からない」という感覚。
実習の時や新人の時くらい久しぶりに味わって、グッと胸が締め付けられた。
悔しいと思った。もったいないと思った。
勉強したいと思った。もっと学びたいと思った!
純粋に一生懸命にこんな世界を生きている子どもたちの役に立ちたい。
「そのままで大丈夫だよ」と背中を押せる大人になりたい。
あの子たちが友達や仲間と笑って毎日を送れるように応援したい。
この道で頑張ろうと、改めて思わされる1日になった。
新しい職場にいた先輩作業療法士さんを見て、単純にすごいと感じた。小さな仕草や表情を見逃さず、遊んでいて怪我がないように隙の無い動きと声かけや刺激を適切に入れている。
あんな風になれるように頑張ろう。
昨日、代表とそのすごい先輩から本を手渡された。「この本は分かりやすいよ。読んでみて」と。プレッシャーではなく、期待が含まれているように感じ取った。(ポジティブ!)
本当にありがたいと思う。
「分からないことが分からない」と置いてけぼりにならないように、しっかり今日から本を読もう!勉強しよう!
がんばるぞー!
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