フェリーに乗って九州旅行(0日目~1日目)
北は北海道から南は沖縄(西表島)まで、色々なところに遊びに行った。
飛行機、新幹線、レンタカーなど、いろいろな手段を使ってきた。
そこでふと思った・・・船での旅行をしたことない。
もちろん、例えば宮島フェリーなど、短時間の船は乗ったことあるのだが、船が移動の大半を占める旅行はしたことがなかった。
気になったら実践したくなるのが、昔からの私の性格なわけで、大学時代から腐れ縁の様になっている友人を誘ってみた。
ノータイムOKだった。フットワークが軽くて助かる。
旅程
大まかな旅程は以下の通り。3連休にぶつけたので、追加で有給を一日だけくっつけた。それフェリー乗らなかったら有給いらなかったよね??というのは禁句です。今回は主目的が船なので。
金曜日夜:フェリーターミナル@横須賀 集合。出航は24時ごろ。仕事を早々に切り上げて、各自移動開始。
土曜日:一日船の上。21時ごろに門司港到着。そこからシャトルバスで小倉へ。
日曜日:博多に移動。ついでに太宰府行ったりいろいろ。
月曜日:日帰りでハウステンボス。
火曜日:飛行機で羽田へ。各自解散。
いざ、出発!
0日目(金曜日)
仕事を切り上げ、前日までにパッキングした荷物のチェックだけを済ませて、さっそく横須賀へ。
今回選んだのは、東京九州フェリー。関東地方から門司に到着できるフェリーは、東京九州フェリーとオーシャン東九フェリーの2つが運航していますが、ノンストップ、かつ、遅めの出航時刻ということで、東京九州フェリーを選択。
Webページを見ると出航の60~90分前までに来てくれ、ということだったので、余裕をもって、22:30頃を目安に集合時刻に設定。とはいえ、みんな割と午後休取っていたりしたので、時間の面で困ることはありませんでした。ただ、60分前というのは「乗船手続き」などを考慮してとのことのようだったので、今回の旅行のように「フェリーで自動車を運搬しない」&「eチケットで乗船する」場合は、もう少しギリギリを攻めてもいいのかも・・・?
フェリーの待合室は、ちょっとした椅子が並んでいるだけでしたが、とてもきれいでした。また、売店やレストランも出航直前まで空いているようだったので、直前にここで食事を済ませるのもアリかもしれません。
ただ、横須賀港に向かう途中にあるココイチでは、ご当地メニューとして海軍カレーを食べられたので、私はここで晩ご飯を済ませました。思ったよりもゴロゴロと具材が入っていて、満足感高かったです。(写真は撮り忘れました)
待合室に入る前にフェリーの写真でも撮っておくか、となったものの、金網で仕切られた区間となっていたために近づくことができず、少し残念でした。とはいえ、安全面や積み荷作業が必要なことなどを考えると、当然といえば当然ですね。
乗船作業が終わり、エントランスを通って客室へ。エントランスは、思った以上にすごかったです。全面カーペットだし、エレベーターとかもあるし。
いままで、熱海 ←→初島のフェリーや。熱海 ←→ 大島のジェット船などしか乗ったことがなかったので、結構初めて見る景色でした。一番安い客室を選んだので、狭めのカプセルホテル、といった雰囲気。とはいえ、こういうフェリーでよくある、「雑魚寝部屋」ではなく、最低限のプライバシーは確保されていたので、個人的には全然気になりませんでした。
簡単な船内見学をササっと済ませ、早々に就寝。離岸してしばらくは、エンジンの重低音や微振動がある程度あるので、普段よりも寝付きづらかったです。ただ、カプセルホテル形式のおかげで、いったん寝付いてさえしまえば、結構しっかり休むことができました。
(横になれない、音がうるさい、カーテンの隙間から光が入ってくる、などの理由から、夜行バスではあまり疲れが取れないタイプです)
ただ、この日は遠くに発生していた台風の影響からか、ゆったりとした揺れが常に発生していました(乗船時に、事前アナウンスもありました)。人によっては寝付くまでに気持ち悪くなってしまう人もいるだろうなぁ。。。とは思いました。
1日目(土曜日)
ぐっすりと寝て起きたら中部地方の沖合にいました。
レストランでの食事の時間が限られている(朝・昼・夕で、限定された1時間のみ利用可能)ので、やむなく食事の時間に合わせて起床しましたが、制限がなければ、もっと寝ていられるな・・・とは思いました。
ちなみに、カップヌードルの自販機があるので、レストランが閉まった後で小腹が空いた場合には、そちらでの食事も可能です。また、売店で簡単なものであれば買えますし、事前に何らかの食事を持ち込むことも可能ですので、不安ならあらかじめ用意をしておけばいいかなと思います。
ちなみに、こういうフェリーによくある「冷食の自販機」は、このフェリーにはありませんでした。
ご飯を食べた後は、半日ほど完全に自由時間です。お風呂に入るもよし、二度寝するもよし、読書するもよし、です。このフェリーには、ランニングマシンとエアロバイクが利用できるスペースがあった(各2台ほど)ので、そこで運動をしている人もいました。
ちなみに、お風呂の脇にサウナもついていました(水風呂はなかったです)。私はサウナとかにはあまり興味はないのですが、秋口~冬とかなら、いわゆる「外気浴」というのが捗るのかな・・・?とか思っていました。
ほぼ一日船の上であることは事前にわかっていたので、時間をつぶせるものを持ってきておくことはアナウンス済でした。そんな中、4人掛けの机を確保した私たちが何をしていたかというと。。。
ニンジャスレイヤーTCGとか
シュレディンガーの猫とか
をやってました。あとは、紙シャドバも。(こんなところで何してんねん)。
もちろん、途中で売店でお菓子買ってきたり、甲板出たり、お風呂に行ったりもしていました。
周囲の人は、読書する人、昼から酒盛りする人、PCで作業している人、など色々いました。ただ、船の上は(テザリングを含めて)基本的にネットにつながらない+ネット接続できる時間や回数に制限がある(1回30分を一人当たり2回まで、とか)+接続できても遅い、といった状況なので、あまり期待せずに、オフラインを前提とした環境を持ち込んだほうが、色々と楽しめると思います。
そんなこんなで、みんなで時間をつぶしていたら、あっという間に門司港到着。荷物をまとめ、ターミナルを出てシャトルバスへ。フェリーの旅って、飛行機や新幹線よりも時間がかかるので、よほどの物好きでないと選ばないよなぁ。。。と思っていたのですが、フェリーターミナルから小倉まで向かうシャトルバスがほぼ満席だったのは驚きでした。
私たちと同じような感覚で旅行する人が多いのか、はたまた、全く別の理由があるのか。。。?
ホテルに着いたのがだいたい22時過ぎ。近くのコンビニでお酒を買って、簡単な晩酌をしつつ翌日の旅程の詳細を詰めて、その日は就寝。
長くなってきたので、いったんこの辺で。
Day2以降へ続く。。。