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恵比寿のミズノトリ

いつも読んで頂きありがとうございます。
今回は久しぶりのお店紹介です。
もちろん、日本酒とお料理が楽しめる場所。
日本酒大好きな私の「バチバチの推し店」です。

日本酒ペアリングも楽しめますが、日本酒がよく分からなくてもキチンと説明してくださるスタッフさんがいます。外国人のお客さんが多いからなのか、英語での説明もバリバリでした(驚)

料理が美味い。

本当にヤバい(語彙力。笑)


料理って見た目も大切だなって思わされるのと、この組み合わせをこの料理にしちゃうの?みたいな素材を堂々と一品にしてしまうから恐れ入りましたの一言しか出ない。

料理の細かい技術が本当に凄い。
例えばニンニクの香りを焦がしてつけるのではなく、茹でてつけるとか。

お店の名前由来は「酒」からきているそう。
氵(さんずい)に酉(とり)で「ミズノトリ」。

そういえば日本酒の日(10月1日)も干支で数えて10番目が酉だからという理由をもって制定されていましたね。

場所は恵比寿駅から徒歩10分、広尾駅からも同じくらいの距離です。
私は毎回、恵比寿駅から降りて訪問。広尾駅から行くと方向音痴ゆえに迷子になりがちなので(涙)

2022年の秋ぐらいまではGEMbymotoというお店でした。2022年12月から新しくミズノトリというお店としてスタートしています。

色の濃い木目調のカウンターが素晴らしい

人気店なので予約はした方が◎です。
私は必ず予約を入れます。
予約は1ヶ月前からしか出来ないので注意。

1人でフラッと行きたいと思い立った場合は席が空いているか連絡した方がベターです。

お燗でとろける大好物のおつまみバター

席は主にカウンターです。
カウンター大好きな人にはたまりませんね。

私もカウンターで飲むのが大好きです。
料理してるスタッフさんやお燗つけているスタッフさんを見ながら飲むことが出来る席なんて特等席じゃないですか。

他のお客さんが頼んでいる料理の香りを嗅ぐと、こちらもその料理を追加注文したくなってしまうのが、唯一の欠点。笑

名物のミズノトリナゲット

名物のミズノトリナゲットはソースが選べます。
この時セレクトしたのは野菜ソースとマスタードソース。
ナゲットはひき肉ベースではなく色んな鶏の部位が入ってるから、色んな味をゆっくり噛みしめて楽しみたい一品。

ソースも粉末と液体、両方で攻めてるのが凄い。
粉は嗅覚、液体は味覚を刺激してナゲットの魅力を引き立ててくれる。野菜ソースはトマトのジューシーさが際立つし、マスタードは繊細な辛みが舌にじんわり広がる。

日本酒と一緒に食べたいお刺身

このお刺身を頂いた日はクエと金目鯛が入っていたのよね。お刺身と言えばお醤油が定番ですが、お店のスタッフさんお勧めの調味料で味をつけて出してくださいました。思わず舌鼓が出てしまう。

見た目も美しい鶏レバーとトマトの南蛮酢漬け

私は料理する方ではあるのですが、自宅でレバーを揚げて南蛮酢に浸けてみようなんて発想がまず出てこない。
レバーと言ったら生臭いから下処理だって大変だし、カリカリに揚げる技術だって難しい。

外食だからこそ素晴らしい創作料理を食べることが出来る。食べた時は口の中が至福でいっぱい。

トマトが甘酸っぱくて濃厚な鶏レバーにドンパチに合いました。毎日食べたいくらい。笑

フルーツを使用した白和え


写真に写ってる黒い物体。あれ、紅茶の葉なんです。

白和えに紅茶の葉ぁー?!
意味分からん!ってなりません?

桃が入っているのですが、これ紅茶の葉とメチャクチャ合うんですね。
若干、葉が煎ってあってパリパリの食感。
紅茶の香りが何度もこちらの飲酒欲を煽ってくる。

はい、この時点で日本酒、何杯飲みましたっけ?と記憶がとぶくらいお酒が進みます。

おつまみ3種盛り

写真を見て分かるように、もう日本酒には絶対合うであろう面子。常温や熱燗のお酒でちびちびとやりたいですね(ええ、実際にやりましたとも)

料理だけでなく日本酒だって負けておりません。

フルーティーな味わいの亀泉
出し汁や魚の旨味にビシッと合う丹沢山をお燗で
会津娘&シラス山椒炒飯のベストコンビ

ミズノトリが初めてdancyuに載った時、写真でこの組み合わせを見つけてしまった私。
ミーハーなので「あの組み合わせを…」と、お願いしちゃいました。日本酒と炒飯ってあんまり見ない組み合わせですよね。

調理している時点で香ばしい匂いが。熱々の状態で炒飯が皿に盛られて運ばれてきます。
シラスの繊細な旨味と適度な油を吸ったパラパラの米、そして山椒のビリビリとした痺れ。

不思議なことに会津娘を飲みながら炒飯を食べると、このビリビリの痺れにのって、酒とシラスの旨味がシンクロするんです。舌の上で。

お酒を飲んでは炒飯を食べてが無くなるまでノンストップで続けてしまう。これを人は無限ループと呼ぶ。そして気付いた頃に炒飯は無くなっているのだ。

お酒の〆として炒飯を食べたはずなのに、お酒にまんまと〆を食べさせられているような素晴らしいペアリング。

梅山(メイシャン)豚&とおののどぶろく

ガッシリした豚の旨味にチーズソースのような、どぶろく…たまらん。どぶろくに僅かに含まれるシュワシュワな炭酸感が豚の脂をさっぱりさせてくれる。

散々、飲んで食べたけれど、デザートが食べたい。
悪い癖で本当に最後…と甘いお酒を頼んでしまう。

ハッピー太郎醸造所の苺どぶろく

この日「最後に甘いお酒を…」とお願いして出てきたのはこちら。日本酒ではないけれど、米と麹で造ったお酒、どぶろく。
今やクラフト酒と呼ばれ界隈でもブームを起こしているお酒である。

初めて飲んだけれど、これは飲むデザートだ。
苺の華やかな香りと甘酸っぱさはそのまま。苺ヨーグルトのような苺レアチーズのような味。〆を食べた後の本物の〆と言っていい。

料理と合わせることも、単品のお酒もシチュエーションを選んで美味しく提供してくださるの最高過ぎませんか。

食前に頂いた花巴山廃はカルピスみたいな味

美味しい料理とお酒が楽しめるお店って、酒呑みからしたらまさに「桃源郷」なんですよね。

記事を読んで頂いた皆さまにも是非、桃源郷を体験して頂きたいと思い、今回書きました。

写真で食欲と飲酒欲をそそられた方、是非行ってください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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