はじめまして、Aitieです!
はじめまして。Aitie代表の湯川愛可です!
まずはご挨拶ということで、今回は私たちAitieについて色々とお話していこうと思います。
Aitieとはこんな団体です。
Aitieは、
「自分の人生は自分で創れる」と思える子供を育てる
をビジョンに掲げ、子供たちの自分や将来に対する既決感を払拭しようという想いで、2021年9月に練馬区で学習支援を基盤とする非営利任意団体としてスタートしました。
主に、経済的に塾に通えないお子さんや学校に行きたくないお子さん、家でも学校でもない居場所を必要としているお子さんを対象に活動しています。
「愛(=Ai)の力で子供の未来を結ぶ(=tie)」
というのがAitieの名前の由来です。
なぜただの大学4年生がAitieをつくったのか。
「過去の自分と同じ想いを経験している子供を救いたい。」
そのような想いで、このような活動を始められる方は多いのではないかと思います。
しかし私は、不登校も経験していなければ、中3から高3まで両親に塾に通わせてもらっていました。そして、ごく普通の大学生として過ごし、かなり恵まれた生活を送っていたんです。
ではなぜAitieをつくったのか。それは、ある女の子がきっかけでした。
これを書いている現在もですが、私は大学4年間、大手個別指導塾でアルバイトをしていました。
そして大学2年生のとき、児童養護施設で生活している女の子の担当講師になりました。
これまで両親に塾や習い事など好きに通わせてもらい、「自分の人生は自分でどうにでもできる」と当たり前のように思えていた私にとって、児童養護施設の子供との出会いは衝撃でした。
授業では、学校の話や施設での生活についての話、両親の話、将来の話などいろいろな話をしました。その中で毎回、胸が締め付けられるワードがありました。
それは「どうせ私なんて…」という言葉です。
「…」には色々な文が入ります。
・これからバイトして施設を出るためのお金を稼ぐだけだから、高校も楽しみじゃない。
・親に捨てられているから、結婚もしないし、彼氏なんて作らない。
・勉強できないから、みんなに一生バカにされる。
・あんな親から生まれたからろくな人間にならない。子供なんて作らない。
・何やったって、うまくいかない
・両親みたいになるのが怖くて、大人になんてなりたくない。
その女の子の、今の自分、そして将来の自分に対する”既決感”を目の当たりにしました。
その子の環境を考えたら、自分や将来に対して「ああなりたい」「こうなりたい」と考える意欲なんて、持てるわけが無いのだと感じました。
そもそも意欲に格差が生じれば、教育を積極的に受けようなんて思わない。
こうして教育格差は解決されないままどんどん拡大していくのだと、ありありと感じました。
そんな光景を初めて目にして、悲しくて、腹立たしくて、やるせなかった。
自分にはその子に希望を与える力が無いことが、死ぬほど悔しかった。
Aitieが創りたい世界とは。
人間は環境の生き物です。
私は、環境とは自分を囲んでいる人間だと考えています。
両親が学校の先生をしている子供は、将来学校の先生になるなんてことをよく見るのでは無いでしょうか?
実際、両親の職業や生き方が子供に与える影響はかなり大きいと思います。
私も、父の家系がほとんど教育者で、母が起業しているので、アルバイトは自然と塾講師を選んでいたし、将来は漠然と起業したいなとずっと思って生きてきました。
子供は周囲の人間を見て育ちます。
どんな大人に出会うかで子供の将来の選択肢は大きく変わってくると思います。
「大人ってつまらなそう。」
そんな風に子供が思わなくていいように、大人になることを、自分の人生を楽しんでいる人が子供の周りを囲んでいたら素敵だと思うんです。
子供の周りに面白い大人がたくさんいれば、子供は自分の将来を面白く、楽しくイメージできるのではないか。
多種多様な大人と出会い、大人のロールモデルを増やすことが、子供の既決感を払拭できるのではないか。
多種多様な人との交流を通して、子供が「ああなりたい」「こんなことしてみたい」と自分や将来に対して意欲を持てるようにしたい。
子供の意欲格差を改善することが、教育格差を、そして貧困格差を解決すると思っています。
私たちAitieは、学習支援を基盤としていますが、ただ子供に勉強を教えたいわけではありません。
学習支援という場を通して、”その子がどう生きるか”を一緒に考えたいんです。
Aitieは、今は学習支援を基盤としていますが、将来的には農業や飲食店、ギャラリー、スポーツ事業など、様々な事業を展開したいと思っています。
活動の幅を広げることで、子供が多種多様な人やものと出会う機会を増やせるからです。
様々なことを経験して、人生の選択肢を増やしていってほしい。
子供が「自分の人生は自分で創る」と思えるように。
そのために、Aitieは従来の型に囚われない成長をしていきたい。
そう強く想っています。
Aitieに興味がある方、Aitieに通いたいと思う中高生、話を聞いてみたいという保護者様、ぜひ一度、お問い合わせください!
(edit by YUKAWA AIKA)
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