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「師事する」ということ

「師事」という言葉について
これまであまり良い印象は無かったのですが
(理由は御想像にお任せします)
今年、祖父の足跡を訪ね歩いていくうちに
「師事する」ということがどういうことなのか
なんとなくわかって来た気がします。
 
祖父は2005(平成17)年に亡くなりました。
今から17年前のことです。
生まれた子が高校二年生になるくらいの年月ですので
決して短いとはいえません。
 
でも
 
今でも祖父の澤田大暁を師事してくれている方が
たくさんいます。
「師事する」というのは、
この場合であれば「字を教えてもらう先生とする」
というだけの意味でなく、
「自分の人生の目標とすべき人物と定める」とか
「自分の一生において最も影響をあたえた師」とかいう
潜在的な意味があるような気がしました。
今現在の指導をする者ということではなくて
その人の一生を支える人物であるように感じ、
軽々しく使ってはいけない言葉であるように思いました。
 
逆にいえば、
そういう誰かに影響をあたえる人物に
私もいつかなりたいと
調べれば調べるほど、
想い出を持つ方に会えば会うほど、
強く思うようになりました。

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