地味な魚【作成の裏側】
こちらでは小説作成の裏側について解説しています。ネタバレなので、まずは『1分』本編をご覧いただけますと幸いです。
まだショートショート『地味な魚』を読んでいない方は是非ご覧ください
作成時利用したchatGPT はこちらor一番下へ
ダイビングに行った際に思うことなのですが、ウミウシやカクレクマノミ、タツノオトシゴ等、綺麗でみんなが写真を撮りたくなるような魚を見るのは勿論楽しいです。
ただ、それ以上に色が地味な魚は多くて、それらが自由に泳いでいる姿というのもまた私は好きでして、写真にはとられないですが、目で追いたくなる自由さがあります。今日はそんな地味な魚を主人公にしたくて書いてみました。
実際、安全が確保されている人間社会と違い、過酷な自然世界の中では、『生きられる』ことに価値があるので地味であることに価値をしっかりと感じます。
因みに、今回のGPTsは、なかなか地味な魚とそうでない魚の対比が素晴らしく、各キャラのネーミングが面白いかったので残してます。『キラキラフィン』に笑いました。わかりやすいですね。
以上裏側でした。『ニヤッ』となった方は💛とフォローおねがいします!
では、次のショートショートをお楽しみください♪
【GPTsのやり取り】
地味な魚が最後まで生き残るという話を書きたい。 色が派手で綺麗な魚、大きい魚、硬い鱗を持つ魚、様々な魚に自慢されるが、結局残るのは地味な魚だったよね。というストーリーにして
ChatGPT:
水深何十メートルにも届く暗闇の底に、色鮮やかな魚たちがひしめくサンゴ礁があった。そこはまさに命の競演。鮮やかな赤や青、銀の輝きを放つ魚たちが、自由気ままに泳ぎ回り、海の流れに乗っていた。しかし、その中に、一匹だけ目立たない存在がいた。
N氏、その名も「灰色グラ」という魚だ。彼は、全身がまるで濁った水をそのまま体現したかのような灰色。派手な色彩はおろか、特徴的な模様すら持たない。小さく、丸っこい体型に、硬い鱗もない。見た目に自信など微塵もなく、いつも陰でひっそりと海藻の影に隠れていた。
「おい、灰色のやつ!」
そんなN氏を呼び止めたのは、サンゴ礁で一際目を引く光沢を持つ「キラキラフィン」という魚だった。彼の鱗は太陽の光を反射して、まるで鏡のように輝いている。
「なあ、どうしてお前はそんな地味なんだ?この海で生き残るには、もっと派手な色が必要だぞ?見ろよ、俺のこの輝き。敵だって俺を一目見たら、ひるむんだぜ!」
N氏はその言葉に少し肩をすくめて答える。
「まあ、僕はね、そんなに目立たなくても、十分生きていけるんだ。」
しかし、キラキラフィンは鼻で笑った。
「冗談だろ?この俺様のように光り輝かなきゃ、海の中じゃ無視されて終わりだぜ。まあ、頑張れよ、地味魚くん!」
次にN氏の前に現れたのは、「トゲトゲガード」という硬い鱗を持つ巨大な魚だった。彼の鱗はまるで岩のように頑丈で、鋭いトゲがあらゆる角度に突き出している。
「フン、小さくて弱っちい奴だな。お前みたいなのは簡単に飲み込まれちまうぜ。俺みたいな頑丈な鱗がなけりゃ、この厳しい海では長生きできねぇよ。」
「そうかもしれないね。でも僕は、こんな体でもなんとかやってるよ。」
「まあ、そのうち何かに食われて終わりだな。俺はこの硬い鱗がある限り、誰にもやられないぜ。」
その後も、N氏は次々と他の魚たちに自慢話をされ続けた。派手な色を持つ「レインボーフィッシュ」、素早い動きが自慢の「ターボフィン」、さらには大きさで勝負の「ジャイアントスケイル」。皆がそれぞれ自分の優れた特性を誇らしげに語り、N氏のような地味な存在はただ笑われていた。
「お前みたいな地味な魚は、見向きもされずに消えていく運命だな。」
誰もがそう信じていた。
しかし、ある日、海に異変が起きた。
海流が急激に変わり、サンゴ礁に激しい潮の流れが襲いかかったのだ。大波が打ち寄せ、サンゴの隙間に住んでいた魚たちは次々と巻き込まれ、慌てて逃げ出した。
「助けてくれ!」
あの輝かしいキラキラフィンも、強い潮流に巻き込まれ、その光沢の鱗が一瞬にしてくすんでしまった。トゲトゲガードも、硬い鱗に頼りすぎていたがために、波に逆らって身動きが取れず、サンゴ礁の隙間に挟まれてしまった。
「こんなはずじゃ…」
他の魚たちも、次々と強い波に飲み込まれていった。速さ自慢のターボフィンでさえ、方向を見失い、流れに逆らって泳ぐことができなかった。
そんな中、N氏は静かに動いていた。
「ふぅ…これぐらいの波なら、隠れていればやり過ごせるな。」
N氏は、その地味さゆえに注目されず、サンゴの陰に巧みに身を潜めていた。流れが落ち着くまでじっとしている。彼の灰色の体は周囲の環境に溶け込み、何事もなかったかのように波が過ぎ去るのを待っていた。
そして、波が収まった後、N氏はゆっくりと姿を現した。
周りを見渡すと、かつてあれほど自慢話をしていた派手な魚たちの姿はどこにもなかった。誰もがその強さや美しさを頼りにしていたが、結局、そのどれもが激しい海の変化には通用しなかったのだ。
「どうして、僕みたいな地味な魚が最後に残っちゃうんだろうね。」
N氏はひとりごとをつぶやき、静かに海の底を泳ぎ始めた。誰にも注目されず、誰にも自慢されることもないが、彼は今日も確かに生き残っていた。
「結局、生き残るのは派手さじゃないのかもしれないな。」
彼の灰色の体は、今日も海の流れにひっそりと溶け込んでいた。
あなた:
一匹づつ出会うようにして、それぞれが死んでしまう理由も別々にしよう。
ChatGPT:
N氏は海の底、サンゴ礁の影で静かに暮らしていた。目立たない灰色の体は、周りの石や海藻と見分けがつかず、誰も彼の存在に気づかない。だが、それでいい。目立たないことは、危険から逃れるための唯一の武器だと彼は知っていた。
そんなある日、N氏は海底を散策していたとき、まず出会ったのは「キラキラフィン」だった。彼の鱗は太陽の光を受けて、まるで宝石のように輝いていた。
「おい、そこの地味な魚!見ろよ、この輝き!」
キラキラフィンは得意げに体をひねり、全身を輝かせた。「この鱗のおかげで、俺は天敵たちにも見つかりにくいし、仲間たちにも一目置かれてるんだ。お前も少しは派手になったらどうだ?」
「いや、僕はこのままでいいよ。」
N氏は控えめに答えたが、キラキラフィンは鼻で笑った。
「フン、そんな灰色じゃ、見向きもされないぞ。俺みたいに光り輝くのが、この海で生きる道だぜ。」
しかし、その日の午後、突然現れたのは巨大な「バラクーダ」だった。鋭い歯を持つこの捕食者は、光に敏感だ。
「なんだあれは…?」
バラクーダは遠くからキラキラフィンを見つけ、その輝きに惹かれて猛スピードで近づいてきた。
「逃げろ、キラキラフィン!」
N氏が叫んだが、キラキラフィンはその自慢の鱗を誇示することしか考えていなかった。
「あのバラクーダ、俺には追いつけないさ!」
そう豪語した次の瞬間、バラクーダはあっという間に彼を捕らえ、海底に連れて行ってしまった。彼の輝かしい鱗は、敵の目を引きすぎたのだ。
「やっぱり、目立ちすぎるのも問題だな…」
N氏は、心の中でつぶやいた。
次にN氏が出会ったのは、「トゲトゲガード」という巨大な魚だった。彼の鱗は岩のように硬く、全身に鋭いトゲが生えていた。
「どうだ、このトゲと鱗!俺を襲おうとする奴は、このトゲで返り討ちにしてやるんだ!」
トゲトゲガードは胸を張り、自信満々に語った。
「すごいね。でも、その大きさで動きにくくない?」
N氏が控えめに尋ねると、トゲトゲガードは笑い飛ばした。
「俺のこの鱗とトゲがあれば、そんな心配は無用さ!誰も俺に触れやしない。さっさとどこかへ行け、地味なやつ!」
その直後、大きな海流が突然やってきた。サンゴ礁に強烈な波がぶつかり、魚たちは慌てて避難を始めた。N氏はすぐにサンゴの陰に隠れたが、トゲトゲガードは自慢の鎧に頼りすぎていた。
「俺は平気だ。こんな波、なんともない!」
だが、彼の大きな体と重い鎧は波に逆らえず、サンゴに引っかかり、身動きが取れなくなった。
「助けてくれ!このトゲが…邪魔だ…」
トゲトゲガードはサンゴに挟まれ、そのまま波に流されていった。
N氏はその光景を見ながら、またひっそりとつぶやいた。
「頑丈すぎるのも、逆に危険なんだな…」
数日後、N氏は「ターボフィン」と呼ばれる、ひどく速い魚に出会った。彼の体は小さく細長く、水を切るように泳ぐスピードは他の魚たちを圧倒していた。
「見ろよ、俺のスピード!誰にも追いつけないんだぜ!」
ターボフィンは、水面に飛び出して華麗なジャンプを披露した。
「確かに速いね。でも、いつもそんなに速く泳いでると、疲れちゃうんじゃない?」
N氏が尋ねると、ターボフィンは笑った。
「バカ言え!速さがすべてだ!お前みたいなノロマなやつには分からないだろうけどな!」
その時、大きな海鳥が空から狙いを定め、ターボフィンに向かって急降下してきた。
「なっ…!?」
ターボフィンは慌てて逃げようとしたが、あまりにも速く泳ぎすぎて、自分の方向感覚を見失った。混乱した彼は、浅瀬の岩場に突っ込み、鳥に簡単に捕らえられてしまった。
「速さがあればいいってわけじゃないんだな…」
N氏はまたもや静かに呟いた。
それから数週間が過ぎ、海はすっかり静かになった。派手な魚たちは次々と姿を消し、かつてN氏を見下していた者たちはもう誰もいなかった。
N氏は今日も変わらず、灰色の体でサンゴ礁を泳いでいた。波に逆らわず、サンゴの陰に隠れ、静かに、そして地味に生き延びていた。
「結局、派手さや速さ、強さなんかじゃなくて…ただ静かにしてる方が、長生きできるんだな。」
N氏は、これからも変わらずに生きていくのだろう。誰にも目立たず、誰にも誇らず。それが彼の唯一の強さだった。
あなた:
いい感じ。今回は魚の名前が面白いからN氏じゃなくてそれっぽい名前つけてみて
ChatGPT:
深海のサンゴ礁には、色とりどりの魚たちが集まり、その姿はまるで一大カーニバルのようだった。その中に、ひっそりと目立たない魚がいた。彼の名は「モノトーンフィッシュ」。その名の通り、全身が淡い灰色で、周囲の岩や海藻に溶け込むようにして生きていた。
ある日、モノトーンフィッシュは海底をゆっくりと泳いでいると、前方から派手な魚が近づいてきた。彼の名は「キラキラフィン」。その体はまるで宝石のように輝き、見る者すべてを魅了するほどの美しさを誇っていた。
「おい、そこの地味魚!見ろ、この光沢!」
キラキラフィンは得意げに体をひねり、全身を輝かせた。「この鱗のおかげで、俺は敵にも仲間にも一目置かれてるんだぜ。お前も少しは目立てばどうだ?」
「いや、僕はこのままでいいよ。」
モノトーンフィッシュは控えめに答えたが、キラキラフィンは鼻で笑った。
「フン、そんな灰色じゃ、この海で生き残れるわけないだろ。俺はいつだって輝いてるんだ、これが生きる力ってもんさ!」
その日の午後、巨大なバラクーダが現れた。鋭い歯を持つ捕食者で、特に光を好む。遠くからでも、キラキラフィンの輝きが彼の目に入ってしまった。
「な、なんだあの光は…?」
バラクーダは目を光らせ、キラキラフィンに向かって突進してきた。
「逃げるんだ、キラキラフィン!」
モノトーンフィッシュが叫んだが、キラキラフィンはその自慢の輝きを失うことなく、なおも誇示し続けた。
「俺には追いつけないさ!」
そう言って逃げようとしたが、光りすぎて目立ちすぎた彼は、あっという間にバラクーダに捕まってしまった。彼の輝きが命取りになったのだ。
「目立つのも、危険だな…」
モノトーンフィッシュは静かに海藻の影に身を隠した。
次に出会ったのは、「トゲトゲガード」。彼は大きな体を持ち、全身を硬い鎧のような鱗と鋭いトゲで覆われていた。自慢の鱗は敵を寄せ付けず、彼に自信を与えていた。
「見てみろ、この体。俺を襲おうとするやつはみんな返り討ちにしてやるんだ。お前も、もっと頑丈な体を持たないと、この海では生き残れないぜ!」
トゲトゲガードは鼻を鳴らしながら、誇らしげに言った。
「でも、その大きさと硬さだと、動きにくくない?」
モノトーンフィッシュが心配して尋ねると、トゲトゲガードは豪快に笑った。
「動きなんか問題じゃない!俺のこの鎧があれば、誰にもやられやしないさ。さっさとどこかへ行け、弱っちい魚め!」
その直後、海流が激しくなり、大波がサンゴ礁に打ち寄せた。魚たちは大急ぎで避難し始めたが、トゲトゲガードは頑丈な体を頼りに波に立ち向かおうとした。
「俺は負けないぞ!この鎧があれば大丈夫だ!」
しかし、彼の重い体は波に流され、巨大なサンゴに挟まれてしまった。鋭いトゲが逆に引っかかり、彼は動けなくなってしまったのだ。
「こんなはずじゃ…助けてくれ…」
だが、トゲが邪魔で彼は逃げられなかった。
モノトーンフィッシュは、またひとつ学んだ。
「頑丈すぎるのも考えものだな…」
次に出会ったのは、「ターボフィン」。彼は驚異的なスピードを誇る魚で、いつも海の中を全速力で駆け回っていた。
「見ろよ、この速さ!俺に追いつける魚なんて、この海にはいないぜ!」
ターボフィンは自慢の速さを見せつけ、勢いよく水面を切った。
「確かに速いね。でも、そんなに速く泳いでたら疲れちゃわない?」
モノトーンフィッシュが尋ねると、ターボフィンは嘲笑した。
「何言ってんだ!速さこそが命だ。お前みたいなノロマなやつには分からないさ!」
その瞬間、上空から大きな影が急降下してきた。海鳥だ。彼はターボフィンを狙い、一気に掴み取ろうとした。
「な、なんだ!?」
ターボフィンは慌てて逃げようとしたが、あまりにも速く動いたせいで、自分がどちらに向かっているのか分からなくなった。そして、全速力で岩に激突し、そのまま海鳥に捕まってしまった。
「速さだけじゃ、どうにもならないこともあるんだな…」
モノトーンフィッシュはまたもや静かに呟いた。
数週間が過ぎ、海は静かになった。かつて自分を見下していた魚たちは、次々と消えていった。輝きを誇ったキラキラフィンも、硬さを誇ったトゲトゲガードも、速さを誇ったターボフィンも、皆、自分の強みが仇となって命を落としていた。
そして、残ったのはモノトーンフィッシュ。彼は今日も変わらず、灰色の体で海をゆっくりと泳ぎ続ける。誰にも注目されず、誰にも自慢されることもない。しかし、彼は確かに生き残っていた。
「結局、派手さや強さ、速さじゃなくて…ただ静かにしている方が、長生きできるんだな。」
そう言って、モノトーンフィッシュは今日も海藻の陰にひっそりと身を潜めた。派手さや自慢がなくても、彼にはそれが何よりの生き方だった。
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