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思い込み【作成の裏側】

こちらでは小説作成の裏側について解説しています。ネタバレなので、まずは『1分』本編をご覧いただけますと幸いです。

まだショートショート『思い込み』を読んでいない方は是非ご覧ください

作成時利用したchatGPT はこちらor一番下へ

オチをタイトルにするタイプのショートショートって好きなんですよね。星真一先生の『おーい でてこーい』なんて直接オチを言っていないにも関わらずあの言葉でオチがわかりますので、本当に最高だと思います。

そんなランプの魔人ですが、GPTsもわかりやすいようで、今回はオチと最後のセリフだけ書くだけでピンポイントなストーリーを描いてきました。そのまま掲載してもよいくらい完璧です!
唯一、流石にジーニーはダメでしょってことでランプの精にしてもらいました(笑)


以上裏側でした。『ニヤッ』となった方は💛とフォローおねがいします!
では、次のショートショートをお楽しみください♪



【GPTsのやりとり】

『魔法のランプ』 よくある魔法のランプの話を現代に持ってきて

オチはN氏は3回目を使うと碌なことにならないと思って念入りに考えて2回目を最後の質問にしようとしたが、2回目を叶えた時点でランプに閉じ込められてしまうというオチがいい。
人間は何故か3回目までは大丈夫と勘違いする。そんなの私の気まぐれでしかないのに。
というセリフで終えてほしい

ChatGPT:

N氏は、しがないサラリーマンだった。毎日、同じような仕事をこなして、同じような夜に疲れ果てて帰る。そんな彼の人生に、ある日突然、異変が起こった。

通りがかりの古道具屋で、埃まみれのランプを見つけたのだ。いかにも怪しげな形をしていて、誰が見ても「これ絶対何かある」と思わせる雰囲気があった。

「まさか…」

とは思ったものの、N氏は思わず手に取ってしまった。その瞬間、彼の人生は大きく変わる。

家に帰り、興味本位でそのランプをこすってみたところ、煙がもくもくと出てきた。煙は渦を巻き、やがて人の形を取る。

「お前が私の主人か?」と、その姿が問いかけてきた。

ジーニーだった。まさか本当に存在するとは思っていなかったN氏は、慌てて後ずさる。

「お、お前は…?」

「私はこのランプの精だ。お前には三つの願いを叶えてやろう」

N氏は、一瞬信じられない気持ちになったが、次第にその現実を受け入れるしかなかった。目の前に、夢物語でしか聞いたことがない魔法の存在がいるのだ。無下にする理由もない。

「三つか…」N氏は一呼吸置き、じっくりと考え始めた。

最初の願いは慎重にいくべきだとN氏は思った。多くの物語では、初めての願いが浅はかだと後で後悔することが多い。N氏はそれを避けたかった。

「まず、借金を全て返済してくれ」

ジーニーは無言で指を鳴らす。それだけで、N氏の銀行口座の数字が急に増え、全ての借金が消え去った。

「やった…」N氏は歓喜した。これで、毎月の厳しい返済に追われることはない。

しかし、浮かれている場合ではない。あと二つ。ここからが本番だ。特に三つ目の願いには気をつけなければならない、そう思った。

N氏は、二つ目の願いをどうするか、慎重に考えた。何度も何度も、自分の欲望と理性の間で揺れ動いた。しかし、彼はあることに気づいてしまった。

「三つ目の願いを言ったら、もうこのランプの精ともおさらばだ」

それが引っかかっていた。何か恐ろしいことが起こるかもしれない。そうだ、いろんな物語では三つ目の願いが肝心なのだ。だからこそ、三つ目は慎重に取っておこう。そして、二つ目を最後の願いにするくらいの気持ちでいればいい。これがN氏の考えだった。

「じゃあ、二つ目の願いだ。今後、俺の人生が成功するように、全てのチャンスを引き寄せてくれ」

再びジーニーは指を鳴らした。これで、N氏の人生は順風満帆になるはずだ。

だが、その瞬間、何かがおかしいことに気づいた。N氏の周りの景色が急に歪み始めたのだ。

「え、なんだこれ?ちょっと待ってくれ!俺はまだ三つ目の願いを言ってないぞ!」

しかし、ジーニーは無情にも笑みを浮かべていた。

「お前は三つ目の願いを言うつもりで、二つ目を最後にしようとしたんだろう?だが、そんなことは私には関係ない。二つ目を叶えた時点で、お前はこのランプに閉じ込められる運命だったのさ」

N氏は驚愕した。目の前が暗くなり、気づけば自分はランプの中に閉じ込められていた。周囲は真っ暗で、どこにも出口が見えない。

「どうしてだ!三つ目の願いはまだ残ってるはずだ!俺は三回目を使ってない!」

その声は虚しく響き、誰にも届かない。

ジーニーの声が遠くから響いてきた。

「人間は何故か、三回目までは大丈夫だと勘違いする。でもな、それは私の気まぐれでしかないのさ」

その言葉を最後に、N氏の運命は静かに閉じられた。彼は永遠にランプの中に閉じ込められ、次の主人が現れる日まで、そこで待ち続けることになるのだった。

あなた:

いいね!ジーニーは危険だからランプの精で統一して

ChatGPT:

N氏は、どこにでもいる普通のサラリーマンだった。日々の仕事に追われ、帰る頃にはヘトヘト。そんな生活に嫌気が差しつつも、特に大きな変化もなく、同じルーチンを繰り返していた。

ところが、ある日、何気なく立ち寄った骨董屋で、運命を変えるものを見つけた。それは、古びたランプだった。光を失った金属に、埃が厚く積もっている。

「…まさか、こんなベタな展開あるわけないよな」

そう思いつつも、N氏は手に取ってみた。手触りはざらざらしていて、やたらと古めかしい。興味本位で軽くこすってみると、驚くべきことが起こった。

煙がもくもくとランプから立ち上り、それは瞬く間に人の形をとった。N氏は目を疑った。目の前には、どこか異世界的な雰囲気を漂わせた「ランプの精」が立っていたのだ。

「お前が、私の新しい主人か?」と、精が低く響く声で言った。

N氏は驚きつつも、やがて状況を飲み込んだ。「これはあの、魔法のランプの話だ…」と、半信半疑ながらも確信する。

「お前には、三つの願いを叶えてやろう」

その一言で、N氏の胸に高揚感が湧き上がる。現実にはありえないはずの状況が、今ここにある。そして、彼は三つの願いを使えるという。

「…三つか…」N氏は深く考え込んだ。

ここで欲に走って、浅はかな願いをするのはまずい。過去の物語では、どれも三つ目の願いが災厄を引き寄せる要因になることが多い。N氏はそれをよく知っていた。だからこそ、慎重に行くべきだと自分に言い聞かせた。

「じゃあ…一つ目の願いだ。俺の借金を全て消してくれ」

さっそく現実的な願いを選んだ。ランプの精は、無言のまま指を鳴らした。それだけで、N氏の口座は瞬時にプラスになり、あらゆる借金が消え去った。

「おお…すごい、本当に…」N氏は歓喜しつつも、次の願いについてはもっと慎重にならなければならないと感じた。残り二つ。特に、三つ目の願いには要注意だ。何か恐ろしいことが起こる気がする。

そこで彼は、一つの結論に至った。二つ目を、実質最後の願いにすればいい。三つ目を使わなければ、悪いことは起こらない。三つ目を残しておけばいいのだ。

「じゃあ、二つ目の願いを言う。今後、俺の人生にチャンスが舞い込み、何事も成功するようにしてくれ」

ランプの精は再び指を鳴らす。そして、N氏の周囲に一瞬、不思議な光が広がった。これで、彼の人生は成功の連続になるだろうと確信した。

だが、次の瞬間、何かが違うことに気づいた。周囲の景色がぼやけ始め、視界が揺れ動いた。

「なんだこれ…?ちょっと待て、まだ三つ目の願いは言ってないぞ!」

慌てたN氏は、精に向かって叫んだ。しかし、ランプの精は不気味な笑みを浮かべていた。

「お前は三つ目を使わないつもりだったようだが、それも関係ない。二つ目の願いを叶えた時点で、お前はもうこのランプに閉じ込められる運命だったのさ」

その言葉とともに、N氏の身体は急速に小さくなり、やがて完全にランプの中へと吸い込まれてしまった。

気がつけば、N氏は暗闇の中にいた。周囲はどこまでも無限に広がる空虚な空間だった。そこに出口はなく、ただ永遠に続く沈黙があるだけ。

「どうしてだ…まだ、三つ目の願いを使ってないのに…」

声は虚しく響くだけで、誰にも届かない。

遠くから、ランプの精の声が再び聞こえてきた。

「人間はな、なぜか三回目までは大丈夫だと勘違いする。でも、それはお前たちの思い込みに過ぎない。そんなの、私の気まぐれでしかないんだよ」

ランプの精の声が消えると、N氏の運命は静かに、そして永遠に閉じられた。次にこのランプをこする愚かな者が現れるまで、彼はこの暗闇の中で待ち続けることになるのだった。

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竹貫裕哉|ショートショート作家
あなたの1分を豊かにできるようこれからも頑張ります!

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