サイドミラー
昨日の出来事。
またしてもいつもの信号待ちのシーン。
娘が、「あの車、踊ってるよ~」
なに? 左斜め前の車を見ると車全体がかすかに揺れている。
よーく見るとサイドミラーに、軽やかに踊っている運転手の様子が映っている。踊っている運転手は男性か女性かはわからない。
サイドミラーから車内が見えることがときどきあるが、動いているものが映るという、そんな風景に出会ったことがなかったからかなり新鮮だった。
外国のアニメだったか絵本だったか記憶が定かではないが、後部座席に乗った男の子が車窓から見える風景に対して、
「大人は車に乗ると、どうしてみんなお鼻をいじくるの?」としつもんしていた。
お兄さんもお姉さんも、きれいに着飾ったご婦人も、「お鼻をほじほじ」。
確かに、私もついつい気が付くと信号待ちのときに手は鼻に行くかも。(笑)
それは、自分が密室にいるんだ、と感じたとたんに安心して出る行動なのかな。
しかし、その指先の成果物はどこにいくのか?
サイドミラーは、本来の目的である後方確認のものでなく、自らのめちゃくちゃ面白い情報を、偶然停まった斜め後ろの車に無料で提供してしまう、という真逆の行動に出ることを頭の片隅に置いておくのも良いかもしれない。
あなたの「お鼻ほじほじ」も「大あくび」も見られているかもしれませんよ~
今日は少し背筋を伸ばして運転しようとおもう。