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一日一句【菜根譚】#53『俗眼觀紛紛異,道眼觀種種常』俗眼と道眼:あなたはどっち?人生を面白く見抜くための秘訣
俗眼觀紛紛異,道眼觀種種常
日本語訳:
俗眼は紛々として異なり、道眼は種々として常なり
意味:
俗人は物事を表面的に見て、それぞれ異なるものと見ますが、道人は物事を深く見て、その本質が常に変わらないものであることを知っています。
解説:
「俗眼」は、一般の人々の見方。「道眼」は、悟りを開いた人の見方。「紛々異」は、それぞれ異なること。「種々常」は、様々なものがあっても、その本質は常に変わらないこと。
この言葉は、物事を真に理解するためには、表面的な見方ではなく、深い見方が必要であるということを教えています。世の中、様々な出来事が起こりますよね。恋愛、仕事、人間関係…喜び、悲しみ、怒り、絶望…目まぐるしく変化する状況に、私たちは翻弄され、時には疲れ果ててしまいます。
そんな時、ふと立ち止まって考えてみませんか?「あれ?もしかして、自分が見ている世界って、本当の姿じゃないのかも?」
古来より、中国の思想家たちは、「俗眼」と「道眼」という二つの視点について語ってきました。
俗眼:ドラマチックな世界
俗眼とは、一般の人々が持つ見方です。まるでドラマのように、物事を二元論的に捉えます。
勝ち負け
善悪
美醜
幸福・不幸
表面的な情報に振り回され、感情的に反応し、一喜一憂します。まるでジェットコースターのように、人生はアップダウンを繰り返すのです。
道眼:フラットな世界
一方、道眼とは、悟りを開いた人の見方です。物事を客観的に捉え、その本質を見抜きます。
変化は当たり前
全ては繋がっている
陰陽は表裏一体
無常こそ常
表面的な現象に惑わされず、物事の本質を見極めます。人生の波乱も、ただ眺めるだけの風景に過ぎません。
どっちが良い?
どちらの見方が優れているのか?それは、あなた次第です。
ドラマチックな人生を望むなら、俗眼で生きるのも良いでしょう。
真の成功や幸福を望むなら、道眼で生きるのも良いでしょう。
しかし、どちらを選ぶにしても、大切なのは、自分の見方を知ることです。
あなたの視点を意識してみよう
何かが起こった時、どのように反応しているか?
物事をどのように捉えているか?
自分の感情はどこから来ているか?
これらの問いに意識を向けることで、あなたは自分の視点を客観的に観察することができます。
そして、必要に応じて、俗眼と道眼を使い分けることもできるようになります。
例えば、仕事では冷静沈着に道眼で判断し、恋愛では情熱的に俗眼で楽しむといった具合です。
人生はもっと面白くなる
俗眼と道眼を使い分けることで、人生はもっと面白くなります。
物事の本質を見抜き、惑わされない
様々な視点から物事を捉え、視野が広がる
感情に振り回されず、冷静な判断ができる
人生は選択の連続です。
俗眼と道眼という二つの視点を意識することで、より多くの選択肢から、より自由な選択ができるようになります。
さあ、あなたも今日から、俗眼と道眼を使い分けて、自分だけのドラマチックな人生を創造していきましょう!
参考文献
俗眼観紛々異、道眼観種種常 - 百度百科: [無効な URL を削除しました]