『Macrodroid』経由で『LINE』の通知を一元化し『Gmail』へ:プル型でLINEのメッセージを確認したい
欲しい環境:相手を選んで通知を一元化⇒どこかに転送・プル型で確認できるようにする
なぜこの環境を作りたいのか
LINEで気が散りやすい。
LINEを見なくてもLINEにメッセージが来ているか確認できる環境が欲しい。
他にさしたる理由もなく、ツールのせいで他者を嫌いになるのはどうにもおかしいから、自分のためにつくってみることにした。
LINEの通知をSlack等プル型で確認できる別の連絡用SNS、またはショートメッセージ(SMS)やGmailに転送し、自分の見たいタイミングで見る。
可能であれば、あらかじめ指定した相手のLINEにだけそれを行いたい。
『確認する必要がある相手を選んだうえで通知を一元化し、さらにその一元化された通知を他のところに転送して、プル型で確認できるようにする』
これを作りたい。
考えたこと
最初、『LINE』の通知を別の連絡用SNSである『Slack』や『Facebook Messenger』に転送できるようAPIを使ってGAS経由で連携ができないかと考えた。
または、Gmailに通知が届くようにできないか。
自分のタイミングで別の場所を見ることで、LINEを開かなくてもLINEの通知、可能であれば冒頭の10文字くらいを確認できるようにしたかった。
しかし、『LINE』には、特定の相手からのメッセージを取得する公式APIが存在しないため、実装が複雑になるというか、私が望むものはできない。『Slack』の場合、『Slack API』からWebhookで各チャンネルを指定し、指定のチャンネルの投稿のみを他SNSやデータベースに転送することができるが、LINEではそのようなことができない。
他の連絡用SNSは、見た限りどれもそれができるのに。
絶対ニーズがあると思うのだけど、直接それをできる方法が公式から提供されていないのは、何か理由があるのだろうか。
ChatGPTに構築の仕方を聞く
おいおい全部やりたいが、とりあえず早めにLINEを一元化したい。
なので、一番簡単そうで、すでにやったことがある『3. サードパーティのサービスを利用』に挑戦した。
ちょうど、以前も記事にした『Zapeir(ザピアー)』が紹介されていたこともあり、なんとなくとっつきやすい。
『IFTTT(イフト)』という自動化ツールの名前が出ていたので、まずこちらを見てみたが、2024年6月でサービス終了とのこと。
類似のRPAを調べ、『Macrodroid(マクロドロイド)』というツールを使うことにした。
「Android最強ツール」との感想がネットに散見されており、ワクワクする。
参考ページ
LINEで気が散りやすい、ついスマホを見てしまう。
これを解決するための、『確認すべき相手を選んだうえで通知を一元化し、さらにその一元化された通知を他のところに転送してプル型で確認できるようにする』という環境。
これがいいなと思った方法を貼ります。
特に、Gmailに転送できるのは本当に理想的です。
補足:『プッシュ型』と『プル型』
プッシュ型とプル型:情報がどのように伝えられるかの違い。
プッシュ型:情報が利用者に直接送られるかたち。
例)ニュースアプリが最新のニュースをスマートフォンに通知するような場合。
利用者が積極的に情報を求めるのではなく、情報配信側からアプローチされるイメージ。
プル型:利用者側からアクセスすることで、情報を取得するかたち。
例)ニュースサイトにアクセスして最新の記事を読むような場合。
利用者が積極的に、自分で検索して情報を取得する。
『Macrodroid』とは:Android端末そのものの操作に対し、マクロ的なオリジナル設定を作りまくれるアプリ
Androidデバイス用の、非常に自由度が高い自動化アプリ。
さまざまなタスク・プロセスを自動化し、スマホやタブレットの利用を効率的かつパーソナライズなものにできる。
例えば、特定の場所に到着したときにWi-Fiをオンにする、着信音量を時間帯によって自動的に調整する、特定のアプリを起動するというように、多種多様な「トリガー」と「アクション」を組み合わせた自動化が可能。
自分のニーズに合わせ、様々なマクロを作成できる。
補足:『IFTTT』とは:自動化・業務効率化のためのノーコードプラットフォーム
『IFTTT(イフト)』は、複数のアプリ・デバイス・プラットフォーム等を連携させ、ユーザーが設定したトリガー(『毎日朝7時が来たら』『あるSNSに新規投稿があったら』『投稿にコメントが付いたら』等)に基づいて自動的にアクションを実行する(『Gmailにメンションを送る』『自動で定型文を返信する』等)ことがノーコードでできるプラットフォームだ。
アプリはiOS、Androidの両方に対応しており、リードの管理、コンテンツの作成、ソーシャルメディアへのクロスポスト(同時に投稿すること)など、自動化・業務効率化に広く使える。
※『IFTTT』は2024年6月にサービス終了するとのことで、他の自動化ツールを見つけるか、この際、GASに挑戦しようかと考えています。
他のツールでも要領はあまり変わらないと思うため、覚書として記事にしました。
工程
『Macrodroid』上で『LINE』と『Gmail』を連携する。
『LINEで通知オンにした相手・グループに投稿があったら』→『記録(ログ)をとり、Gmailに概要を通知』の流れを作る。
当初と使うツールが変わり、プル型とかそういう感じじゃなくなっているのがお恥ずかしい。
追って、『IFTTT』の話と『Macrodroid』の話の2つに、記事を分けます。
よく考えたら、セキュリティ的にログをメールに送るのはよくないかも。通知が届いたらログを見るという、それこそプル型で確認するか。
それからおいおい、『至急』というワードが入ったメッセージをフィルタリングして、毎日決まった時間にまとめてGmailに届くようにしたい。また、別マクロで、『緊急』というワードが入ったメッセージをSMSに届くようにしたい。お客様に、お仕事の依頼の時は、これらのワードを入れていただけばよい。
分からなかった・できなかったこと
●ガラケー+iPadの生活に変えたので、ガラケーからプル型で確認できるかたちで、連絡用SNS(LINE・Messengerなど)の通知を一元化できたら理想的。
→『IFTTT』ではなく『Macrodroid』を使うことで実現できた。
●『Pythonista』という買い切りツールを購入したが、そのサンプルコードとして、ボタンのUIがあった。
バックエンド開発(言葉が合っているかわからないが)ができたら、これを押すことでプル式で通知がある場所に飛べるようにできるか。
この場合、SlackでもMessengerでも何でも良い。
そのボタンを見ている分にはLINEからの情報は入らないから、iPad上に有っても問題ないからだ。
●『Zapeir』は月50アクションまで無料。
『LINE』はたくさん通知がある(アクション数が多い)と考えた場合、無料で使えるのは結局GASか(というか、GASって有料版があるのか?)。
●『LINE Notify』って結局なんだろう。LINE Notify について、自分の勉強用に以下のリンクをお借りします。
感想
毎回のことだが、ChatGPTに聞きながら作れば、簡単なものならなんとかなるから、すごい。
結局うまくできなくても、できないところをメモしておくと後からつながったりするので、数をこなすのがやっぱり大事なんだろうと思う。
2024.6.10 追記
最終的に、LINEやメッセンジャーの通知を一元化し、フィーチャーフォン(ガラホ=メールと電話くらいしかできないスマホ)とiPadの生活に変えてしまいました。
日本国内で使える安価なガラホは、simply一択かもしれない。
Amazonの商品ページでは「⚫︎⚫︎(自分のスマホキャリア、特に格安SIM)で使えなかったというレビューがしばしばある。
初期設定が少し難しいと感じる人もいるのかもしれない。
私はUQモバイルを使っていて、「UQでは使えなかった」というレビューの中に「使えた」というレビューも見つけ、使えなくても数千円だし、人気機種だから売ればいいしということで購入を決めました。
使えるキャリアがきれいにまとまっている情報を探すことができませんでしたが、購入された方々が「どこのキャリアで使えた」とレビューで報告してくださっているので、ぜひ見てみてください。
こちらもまたまとめたい。
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自分用リンク
通知転送サービス『Poppo(ぽっぽ)』
追記:各SNSの投稿や通知をLINEに集約・一元化するパターン
『様々なSNSや情報配信サービスに投稿があったらLINEに通知がきて、すべてLINEから確認できる』という環境を作っている記事がたくさんあった。
なぜこちらは多いのか、LINEというツールの主旨的なものから、そのような機能がないのかなど、知りたい。
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