初めて街の清掃ボランティアに参加したよ、レポート。
着いたら雨ですよ~!
集合場所に着いたところでタイミング悪く雨が降ってきた。
「今日はなしかなぁ」雨宿りをしつつ、初めて参加するので少し残念に感じていたら、ぽつぽつとそれっぽい人たちがやってきた。
集合時間になった時点でけっこうなざぁざぁ降りだったが、10人以上が集まっていたので様子を見ながら開催する運びとなった。
主催の方による趣旨説明とごくごく簡単な自己紹介をする。
今回主催の方が2人いた。お一人は高校生。自分の街でもゴミを拾いたいと思ったとかすごいエライ・・・そんなこと高校生の頃は何も考えてなかったよ・・・
注意点として、「夢中になりすぎてとにかく事故のないように、車や自転車の前に出たりしないように」、とのことだった。
一人でゴミ拾いをするときに夢中になりすぎてしまう自分を思い出し、うん、うんと頷く。
いよいよゴミ拾い
軍手だけ持参して、トングやゴミ袋は貸出してくれた。
コースを決めて道の反対側に分かれてゴミを拾う。
反対側のチームの方が、大分ゴミに溢れていたようで大分ペースが違う。
・たばこの吸い殻がやはりダントツ。
・ガム
・雨のあとのせいか傘が捨ててあったようだ(反対チームのひとたちが拾っていた。)
・缶、ペットボトル
・レシートとかの紙もの。
・お菓子の包装紙
・謎の部品。
・自転車の鍵もけっこう落ちている。(これはそのままにしておいたけれど)
こっちのチームで酷かったのがアイスコーヒーのプラカップ?の中にたばこの吸い殻が沢山入っていたもの。コーヒーとヤニと雨が混ざった液体をこぼして回収した。
自ら挨拶をしてみる
ゴミ拾い中に「街の人に挨拶をしてね」とのことだった。
コミュニケーションを広げたり、お互いに気持ちよく活動するためにも必要なことだそうな。
一人でゴミ拾いをするときも挨拶をしたい気持ちはあったが・・・
自分の場合だが、相手の状態による受け身のコミュニケーションになりがちなクセがある。
目が合う人って挨拶がしやすい感じ・・・
挨拶そのものは山に登るときみたいで好きなんだけどね。
ちょっぴり気恥ずかしいけれど、挨拶してみることにした。
あとになって振り返ってみると返してくれた人は2割か……
ちょっとハートが折れそうになる……
でも、返してくれた人に目を向けよう。
この辺は最初は自分ができる範囲を大事にするのもよいのかもしれない。
コミュニケーションをとりながら
「ボランティア同士、ぜひコミュニケーションをしながら、ゴミ拾いだけに夢中になりすぎずにやってください」とのことだった。
わたしと同じ年くらいの方がいたので、少し話せた。
ほとんどは中高生で、中高生に普段あまり接していないせいかちょっぴり緊張してしまう。
いやいや、大人なのだから自ら話しかけようよと心の中で言い聞かせながら、一歩がでない。。。
何を怖がっているのだか、たまに謎のコミュ力を発揮するわりに、変な人見知りあるよなぁ、とほほ、となる。
燃えるゴミを集める人、燃えないゴミを集めるひとと別れたので、「燃やせないゴミのひと~」と声をかけることができた。←ほんとそれくらい。
最後の方で、ようやく自分から、本当に少しだけ話しかけたりできるようになった。
初めて参加するのに、あんまり張り切ってもひいちゃうかなぁとか、メインは中高生だと思うからあまり出すぎないようにしたいなぁ、という気持ちもあった。
次回は自分らしく等身大で参加したい。
解散
ゴミを分別して最後に全員で感想を一言ずつ話した。
ひとりひとりが最初よりちょっぴり開いた印象に見えた。(お互いかもだけど)
主催の高校生はますますキラキラと輝いて見えた。
最後に
「ゴミ拾いは宝ものを探す感覚に似ている」
主催の高校生が以前、そう言ったのだそうな。
その視点はわたしに新たなワクワクをもたらした。
植え込みをのぞいてわたしにしか見えなかったゴミがあるとき、見つけられたことがちょっぴりうれしい。もしかしたらそっと、拾ってもらえるのを待っていたのかもしれない。
一人でゴミ拾いするときも楽しみができた。
ゴミって人の痕跡な気がする。
ゴミそのものは別に悪者じゃないんだよなぁ。
捨てちゃうのは倫理的にはよくないことだと思うんだけど。
ここに誰かがいた。
なぜここにいたのか。なぜそうしたのか、そうなったのか。
そういうところにも興味があるなあ。