2024年 マインドフルな旅 -3(ベトナム フエからダナンへ)

一つ一つの動作をマインドフルに行い、
自分の感覚を丁寧に拾っていくベトナム中部一人旅。



ベトナム統一鉄道 (フエからダナンまで)に乗る

昨年のベトナム旅行で出会った現地の方からダナン−フエ間の移動に電車をオススメされた。理由は海の景色がとても綺麗だから。フエでのガイドのHaiさんも「良い選択だ」と。現地の人が口を揃えて言うのだからオススメなのだろう。

ベトナム統一鉄道の公式サイトでは支払いができず、baolauから無事に購入。エアコン付きのソフトシート席でチケット代約750円。進行方向左側の席だと海の景色が見えるはずと、勘で進行方向を選んでお支払い完了。駅で直接買うと多分もう少し安い。

慈考寺訪問とベトナム統一鉄道に乗ること。この2つが今回の旅の目的だった。


ただ座って待つ

フエ駅


フエ駅前

日本の公共交通機関のサービスとは違うため、早めに駅に向かったら、出発時間の1時間半前に到着していた。駅近辺をブラブラするにもスーツケースもあるし、電車内で食べるフエ名物のお菓子を買って、待合室に座って待つことにした。

マインドフルネス瞑想のプラクティスを始めて以来、何もせずに静かに待つことが全く苦にならなくなっている。空港でのトランジットでも、電車が遅れている時も。

年齢もあるのか、一年がとてつもないスピードで過ぎる。特に7月くらいからは気付けば12月になっている状態。待ち時間というのある種の強制は今に立ち戻ることのできる貴重で贅沢な時間、と今は自然と捉えている。


何本かの電車が停車し、発車していった


ずっと見ていた『フエ駅』の表示板と風に靡いていたベトナム国旗


予定の10分遅れでフエ駅を出発した。


3時間強の電車の旅

勘で選んだ座席は進行方向左の窓側で、海が見える席だった。

フエ駅を出ると、町からよりのどかな村、そして山の中へ。

村や山を通過中、子供たちや、生活をしている様子も見えた。あの様子は私の知らない、真のベトナムの生活風景なのだろう。

途中、いくつかの駅を通過。

通過したLang Co駅
現地の乗客の方がランゴーランゴーと連呼するから
何かと思ったら駅名だった


途中、車内に良い匂いが漂ってきた。
ごはんとおかずの盛り合わせのお弁当だった。

地元の乗客が一斉に購入していた車内販売。
その場で現金払いのよう。おいしそうだった!


ハイヴァン峠を越えて左手には一面の海がつづく。

ディーゼル機関車の振動を常に身体に感じながら、一睡もせず、持参した本も読まず、飽きもせず山も海も見えるベトナムの景色を見ていた。

ダナンまで海の景色が続く

遠くにベトナム第三の都市、ダナンが見えてくる。高層ビルも見える。それまでの村や山とは大きく景色が変わる。

午後1時過ぎ、予定より30分ほど遅れて、
無事にダナン駅に到着!

フエーダナン間はバスやタクシーで移動する人が大多数のよう。時間も電車の方がかかるし、電車の本数も限られている。
もし時間に余裕があれば、是非、このベトナム統一鉄道の車窓からの色とりどりな風景をのんびり見てみてはいかがでしょうか?

余談

水曜どうでしょうで通ってた道(ハイヴァン峠)だと思う


フエ伝統のお菓子。Me Xung(メ スン)という
ゴマ入りのお餅。歴代の皇帝も好んだそう
歯の詰め物が外れないように注意が必要

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