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私の海外出産ものがたり。 Part 16 なぜ海外出産するのか....

ここまで、詳しく書いていないけれど....
なぜ海外出産したのかと言われたら、
今でもはっきりとは答えはわからない。

息子にアメリカの国籍がほしかったのかと
問われることもあるけど、正直なところ
そういったことに執着してたわけでもない。
ハワイ島に住みたいという想いはあったけれど、
出産したからと言ってすぐに住めるわけでもないことも
知っていた。

ただ....産みたいと心から思える場所で
産みたかった。
娘の時のような出産はどこか不自然に感じていたし、
自然の中で出産する。
人間が自然と共存する....そんな当たり前なのに、
忘れてしまっている体験を
深く感じたかったのかもしれない。
はたまた、冒険をしてみたかったのかもしれない。
自分自身で責任を持って....。

きっと、ひと昔前はみんなそんな出産をしていた。
おうちに産婆さんを呼んで、
赤ちゃんを産むのが当たり前。
お家で、リラックスして産むホームバースも、
近年、日本でも増えてきているようだけど、
ハワイ島でも多いみたいだった。
アメリカは医療費が高い。
みんな自分の責任で自らの道を選んでいる。

マラが紹介してくれた産後デューラーのティファニーも
通訳してくれた日本人の2人も
自宅で2人、3人と出産していた。

私が自然の中で出産してみたいと思う
きっかけになったジャングルの女性も
みんな自らの手で生まれてくる子どもたちと
向き合っていた。

自然の中での自然な出産。

都会に出て忘れていたけど、
幼い頃の私の遊び場は、森だった。
悲しいこと、うれしいこと、何かあったとき
いつも家の隣の森に行っていた。

家で逃げ場のない想いを抱えたとき、
気が付いたらいつも森に行っていた。
無意識のうちに自然の中に入って、
静かに寄り添っていた。

きっと人間の自然な営みを
無意識に欲していたのかもしれない。

私は子宮という宇宙を通って、
新たに生まれてくる我が子と
出来るだけ自然を感じる中で、
出会いたかったのかもしれない。


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