30才: 夫に検査すすめられる
1999年
カナダの勤め先でイラク出身の夫とであい職場結婚。カタコト英語のコックから大きなホテルの料理長にのぼりつめた彼との新婚生活がはじまった。新居もかまえこれからしあわせな人生がはじまると信じてた28才。
わたしは昼から夜まで和食レストランで働き、夫はホテル内のレストラン、イベントやツアー客用ケータリングの総指揮で朝から晩までとびまわる日々。夫婦生活をはじめてアッという間に2年の月日がたったある日。
『病院でみてもらわない?』きゅうに夫にいわれた。何を?と思ったら『結婚して2年たつのに子どもができないってことは何か原因があるかもしれないからみてもらったほうがいいと思って』
そのとき夫がどういう表現をしたかハッキリ覚えてないけど、この瞬間わたしが受けとったのは
『子どもできないって事はみゆまがどこかわるいんだろうから、お医者さんにみてもらって妊娠できるようにしてもらおうよ』
っていうメッセージだった
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人生どん底だけど、夢にむかって歩きつづけます。読んでくださってありがとう✨