世界では10人中9人
日本では10人中6人なんだそう。
これ、障害者への支援を積極的にすべきだと思う人の割合だそうです。
昨日と今日、大沼直樹氏の講話を受ける機会を得ました。国立久里浜養護学校(現 筑波大学附属久里浜特別支援学校)等にて重度・重複障害の子どもたちとかかわり研究を続けてきた。重度・重複障害者教育の研究者として沖縄の琉球大学にきた先生です。
奇しくも昨日7/26は、昨年、障害者施設で19人が殺された事件が起きた日。
氏は、障害者が差別という長い歴史をたどってきたことを話していた。とくに、近代、ナチス・ドイツでは「優秀なアーリア人に障害者はありえないと、ユダヤ人同様にガス室に送られたり、安楽死させられたりした」事実があったという。
人の意識は国が操作してるのか何なのか。教育のせいなのか。
日本は海外先進国と比べて、障害者支援の意識がなぜか低いらしい。
「人間の教育は、生命に対する畏敬である。教育は命を光り輝かせるためにある。
人類(生命)は、多様な遺伝子によって維持されてきた。
生命科学上、必ず生まれるんです。多様な遺伝子(個性)が。彼ら(障害児)が生まれることによって僕らも生まれてきた。皆きょうだいなのです」
この言葉は子どもたちを教えている僕にとって勇気づけられる言葉であり、当事者や保護者にとってもそうであると思う。
「障害は個人の病理的問題ではなく、まわりの社会との相対的な概念である」からまわりが支援する助け合う。それがスタンダードな考え方であることを僕も声高に言うようにしたい。