死にゆくものたちへ

　これから死にゆくものたちへ、生きている意味が分からないのかい、生きていることがつらいのかい、それならば死んでしまうがいい。私もそうしようとしているとこだ。

世界の始まりと終わり。
人間とは。
なぜ生きるのか。
死とは。
　全ては偶然。意味なんてないのさ。仮にこれらすべてに答えがあって意味があったとしてもそれを受け入れることが出来るのかと思う。例えば、人間には使命があるとかゴリラにはこの役割があるとか。よくよく観察したらそれぞれの意味もあるのだろう。地球という大きな循環システムの1つと捉えることも出来るだろう。じゃあそれに従って生きろといわれたらその通り生きることが出来るだろうか。結局のところ、生まれてきちまったのだから死んでいくしかないのだ。
　人間のコミュニティでみたらやらなければならないこと、あるだろう。誰かの為に身を粉にしてしなければならないこと、それでも報われないこと、あるだろう。けれど、お前という単位でみたらやらなければならないことなんて、ないはず。
　今のこの世界が偶然にできたと考えたら、ごちゃごちゃ考えても答えなんて見つからない。どうやって出来たのかはわかるかも知れないけど、だからってお前はどうする、あぁ神が我々を創造されたのですねって、我々はこの世界を良くするために生きているのですねって生きていけるのか。幸か不幸か、我々は考える力を持っている。（人間の使命についてあれこれ考えずただ従順に生きるなにかであったらいいのにね。）けれど、その考える力故にお前自身のことをどうにでもできるはず。薬を大量に飲むのか、飛び降りるのか、無意識のうちに死んでいくのか、死ぬ前にこの世界をめちゃくちゃにすることだって可能だ。お前が今死のうとしていて、それがお前の考える力によって導き出しされたのならそうするがいい。わたしも