うつ病療養期間中の心境
療養期間中は波があって、意欲が湧いて出かけたり人に会ったりすることができる日もあれば、1日トイレと食事以外はベッドから起き上がれない、身支度も家事も何もする意欲が起きない、人と連絡を取ることさえも苦痛に感じてしまう、といったような日もあった。
元々完璧主義な性格だったから、出来ないことがあることがすごく辛くて、出来ない自分をずっと責めてた。
それが状態を悪くすることは頭ではわかっていたけど、責める気持ちが止まらなかった。
ただでさえうつ病で苦しんでいるのに、その上自分に責められるのは本当に苦しかった。
周りと自分を比べて、みんなは仕事や学校に行っていて色んなことを頑張っているのに、自分は家でだらだらしているだけで、やれても好きなことだけでだめだって思うことも何度もあった。
病気の療養中って思えたら少しは気持ちが楽だったのかもしれないし、それが事実なんだけど、療養しているという感覚になかなかなれなかった。
ネガティブ思考が止まらなくて、頭の中がずっとぐるぐるしている感じでしんどかった。
ずっと焦燥感と葛藤があって、心が全然休まらなかった。
中でもいちばん辛かったのは、病気になる前の自分となった後の自分を比べてしまっていたこと。
普通に仕事に行って家事もしてってできてた自分を知っているから、頑張れてた自分を知っているから、それができなくなってしまった自分をなかなか受け入れられなかった。
辛い気持ちをあまり人に吐き出せないことも、さらに自分を追い詰めていたと思う。
人に弱みを見せるのが怖かった。
でも心のどこかには絶対病気が良くなるっていう希望もあった。