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箸を上手く持てなくて、恥ずかしい思いや苦しい思いをする

大人になっても、
箸をうまく持てないわたし。

手元を他人に見られるのが嫌。
子どもへ箸の持ち方を
上手に教えられなくて、
しつけができていないと言われてしまう。

学校の給食の時間の苦い思い出をシェア

DCDは指先を使う作業が困難

日本人なら上手に箸を持つ。
20・30年近く前は当たり前だった。
(今も日本人は箸のイメージですね)

わたしが小学2年生の頃、
学校の給食で箸が上手に持てなくて、
担任の先生に毎日、怒られていました。

その先生の教育方針は、
『日本人が当たり前のことをできるようになる』
だったんだと大人になって思います。

わたしは給食の時間中、
ずっと先生に手先を見られていた。

すごく食べにくく、
食べた気にならなかった。

それに給食の時間が怖くなった。
いつ怒られるかわからないから・・。

わたしにとって、
給食の時間が苦い思い出なのは、
この経験からだった。


手先が不器用は努力不足?

どんなに頑張っても、
中指と小指の動きが鈍い・・。

箸を支えることでできない。
指の感覚が掴めない。

真剣に動かしてても
上手く指が動かない。
周りからみると、
スローモーションのように見えると思う。

他人はそれを見て、
歯痒くてイライラする。

担任の先生には、
『なんでこんなに動かないの?』
『家でもご飯食べる時に頑張りなさい!』

毎日のように言われてた。

頑張ってるんだよ!
でもね、
思うように動かないんだよ!
努力してるんだよ!

そう言いたいけど、
努力の結果が実らないので言えない。

頑張っても、努力しても、
自分は周りよりできない子どもとして、
自己価値が下がっていった出来事でした。


DCD当事者と周りの感覚

DCD当事者は、
自分なりに
努力をしていて、
とてもがんばっている。

他人からみると、
また同じ失敗をしている。
指がモタモタしていてイライラする。
練習不足なんだろう!

この様な感情が湧き上がると思いますが、
本人はすごく真面目に取り組んでます。

他人からは、成長が遅いし、
行動がスローモーションだから、
ふざけているように見える場合もあると思う。

それを笑ったり、
『あのさー』『だからさー』
なんて言われると、
本当に傷つくんです。

感覚の違いがあって当然だけど・・。

指の感覚が著しく鈍いことで、
起きることが原因だと思うのですが、
自分の指の感覚が
普通又は優れている人から見ると、
理解できない現象に思えるでしょう。

体感覚の違いは理解しにくいですが、
周りの大人がDCD(発達性協調運動障害)という
障害があることを知っているだけで、
DCDのお子さんや
不器用で運動が苦手な子の
支援方法の幅が広がるんだと思う。

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