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【読書】さるのこしかけ

さくらももこさんのエッセイ。

出張の行き帰りで読みました。
移動中は難しい本だと眠くなるので、気楽に読める本がいいですね。

さくらさんの日常の切り取り方
気持ちや状況を豊かに言語化するセンス
まるちゃんみたいな(というかご本人)やや冷めた感じ

大好きで、爽快で、読んでいて心地よいです。

エッセイの中に【いさおくん】という特殊学級の同級生が登場して、さくらさんは彼のことをこう書いていました。

『ニュートラルな感性で物事を映す心がいかに得がたいものか。彼はいつも全てに対してニュートラルなのだ。』

いさおくんに対するさくらさんの感性もまた素敵だなと思いました。


実家に帰る、というエッセイでは
結婚して他の家の人間になって、
静岡の実家に帰ってそこが帰る家ではなくなったことを認識したときの
胸が張り裂けそうな気持ちが綴られていました。

わたしもそういう気持ちになったなぁ。
思い出すなぁ。

エッセイを読むと、自分の中にあるいろんな感情が蘇ってきます。

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