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【読書】もものかんづめ

ちびまる子ちゃんでおなじみのさくらももこさんのエッセイ。

どこにでもあるような日常の出来事が、
さくらももこさんの視点で切り取って表現されると、不思議なことに特別な面白さが生まれます。

日常ってそうやって考え、楽しめばいいんだなと、楽しく生きるコツを教えてもらいました。

『姓が変わる事なんて、そんなにたいした事はない。水だって、行きたくて空へ昇って、固まって落ちてきたら雪と呼ばれるようになる。それと同じだ。わたしも行きたくてお嫁に行って呼び名が変わった。
雪は溶けてまた水と呼ばれるようになる。できる事なら私は万年雪でありたいと願う。』

結婚して姓が変わることについて、こう書いてありました。
わたしは姓が変わった時とても寂しかったけれど、こう考えたらそんなに寂しくなかったかもな、と新たな視点にハッとしました。


さくらももこさんのエッセイは初めて読みましたが、ちょっとドライな切り口とウィットに富んだ筆致が個人的にはとても好みでした。

他のエッセイも積読しているので、読むのが楽しみです。

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