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【マニュアル】『顧客の数だけ、見ればいい 明日の不安から解放される、たった一つの経営指標』を実践してみたログ
もし本格的に「顧客の数だけ、見ればいい」を学び、マーケティング戦略の核をつかみたい方は、小阪裕司氏の書籍『顧客の数だけ、見ればいい』をぜひチェックしてみてください。
本書のエッセンスを押さえることで、あなたのビジネスがより一層安定し、継続的な売上アップにつながるきっかけを得られるはずです。
今日届いた本
— HIRO@とある地方の社長 (@hiro386_movie) December 16, 2024
『顧客の数』だけ見ればいい
著者:小坂裕司
この本、全フリーランスは
絶対に読んだ方がいい
特に常に新規客を追い求めてる人は必読
「お客」「リピーター」「顧客」
こららの定義が分かりやすい
自分に活かすのはもちろん
クライアントのSNS運用や
集客アドバイスに役立つ pic.twitter.com/EPWF7DiMhr
安定した売上をつくるためのマーケティングの鉄則
──「顧客」こそが最大の資産となる理由──
はじめまして。この記事では、小阪裕司氏の著書『顧客の数だけ、見ればいい』のエッセンスを踏まえつつ、そこからさらに深く考察し、誰でも実行できる具体的なノウハウまで落とし込んだ実践マニュアルを提供します。本書の魅力は「数字(売上や利益)よりもまずは“顧客”の数に着目する」ことであり、そこに焦点を当てたマーケティング・ブレイクスルーの方法論が示されているところにあります。
このノウハウは、どんな業界やビジネス規模であっても、共通して応用できるものです。なぜなら「顧客」という存在こそ、今後も続く「明日の売上」を約束してくれる最重要資産だからです。ここで紹介する内容を正しく実践すれば、あなたのビジネスは今よりも安定し、常に“未来の売上”を見据えた動きができるようになるでしょう。
この記事を読むメリット
「顧客を増やす」という概念の本質がわかる
既存のビジネスに新しいものを加えなくても価値を生み出す方法が理解できる
“顧客第一”の戦略をどのように日々の業務に落とし込み、成功へ導くかの具体例を得られる
「顧客」をファン化し、継続的に売上が発生し続けるマーケティングモデルを作る手順がわかる
“コピーして使うだけ”のテンプレートがあるので、すぐに実行可能
それでは早速、顧客を最大の資産とするマーケティングの要点を解説していきましょう。
なぜ「顧客の数」だけを見ればいいのか
「顧客数=明日の売上」の方程式
小阪裕司氏によれば、“顧客数”だけに注目することがマーケティングの核となります。その最大の理由は、顧客とは単なるリピーターではなく、自社(あるいは自店)に愛着と信頼、共感を抱く存在であり、その顧客が増えれば増えるほど、次の3つの効果が期待できるからです。
接触効果(単純接触効果)
企業や店、商品に愛着を感じると、顧客はより頻繁にコミュニケーションを取りたくなる。
コミュニケーションを重ねるほど、ロイヤリティはさらに高まり、購買回数や購入単価、口コミ発信が増える。
貢献実感
顧客が「自分はここに貢献したい」と思えば、複数回購入、上位商品を購入、周囲への紹介など、結果的に売上を伸ばす行動を自然に選ぶ。
共鳴価値
感情的な共感と共に価値を認めた商品・サービスは、「高い・安い」に左右されにくくなり、積極的に買い支えてもらえる。
これらの結果、ロイヤルカスタマー(=顧客)は、「高いけれど、ここだから買う」「必要なときは必ずここに頼む」「つい誰かに紹介したくなる」など、ビジネス側から見て理想的な行動を自然発生的に行ってくれます。つまり、顧客の数が増えれば、安定した売上と利益が見込めるようになるわけです。
明日の売上を不安に感じないための仕組み
顧客(ファン)が増えると、企業としては「明日の売上はどうなるんだろう…」という不安から解放されやすくなります。一時的なトラブルや景気の変動があっても、真の顧客は自然消滅することなく、ある程度の売上を継続的に担保してくれるからです。
逆に言えば、目先の安売りや新規キャンペーンで瞬間的に売上を作っても、それがリピーターすら生まない単発の売上に留まるようでは、事業は永続的に安定しません。つまり、本当に力を入れるべきは、**「数ある潜在顧客の中から、自社を愛する顧客をどれだけ生み出せるか」**という視点なのです。
「顧客」の定義を明確にする
リピーターと顧客の違い
リピーター … 繰り返し購入してくれる人(惰性・利便性・コスト面で選ばれている可能性も)
顧客(ファン) … 愛着・信頼・共感の3要素が確立している人(積極的に選び、推奨してくれる)
顧客創造の第一歩は、この違いを理解し、**「顧客=ファン」**と位置づけることです。リピート率を上げるだけの視点ではなく、もっと踏み込んで、「心の在りよう」まで視野に入れた施策を打つ必要があります。
顧客を想定するステップ
身近な実在顧客の中から“象徴的な顧客”を選ぶ
その顧客が「なぜこの店(企業)を選んでいるのか」を掘り下げる
選ばれている要素(共感・信頼・愛着)を言語化し、それを増幅させる施策を考える
将来的に有望な市場や、大量集客が見込める媒体をただ漠然と狙うのではなく、まずは自分のビジネスが自然に惹きつけた実在顧客に注目することが重要です。そこに「価値」を見いだしているヒントが必ずあるからです。
価値をどのように伝え、感じさせるか
価値は「新しく生み出すもの」だけとは限らない
商品の機能やスペックを上げる、華美な装飾を施す、目新しいサービスを開発する…こうした“新規開発”だけが価値創造の手段ではありません。むしろ、小阪氏の提唱するマーケティングの神髄は、すでにある商品・サービスの“見え方”を変えることで付加価値を高めるという考え方にあります。
具体的には、以下のような施策が考えられます。
スタッフや経営者の「想い」を明確に表現する(ストーリー化)
過程(プロセス)を可視化し、お客さんが共感できるエピソードを共有する
「誰のため、どんな場面で使われる商品なのか」を伝えて、使うイメージを想起させる
こういった“演出”を加えることで、まったく同じものでも“何も付け足さなくても”顧客の満足度が上がり、ファン化が進んでいきます。
愛着・信頼・共感を生む演出
顧客がファンになる“瞬間”というのは、形あるものだけでなく、感情的なつながりが生まれたときに訪れます。そのために必要なのが“演出”です。
愛着
「ずっとここを選びたい」「ここにしかない安心感がある」と思わせる仕組み
例: 長年働いているスタッフのプロフィールを店内で紹介する、手書きPOPで商品に愛着を込めた言葉を添えるなど
信頼
「プロだから任せて大丈夫」「ここはウソをつかない」と思わせる情報や証拠の提供
例: 実績数、専門家や第三者からの推薦、顧客のリアルな声を掲載するなど
共感
「この世界観や価値観が好き」「ここの主張に共鳴する」と思わせるストーリーや理念
例: 創業ストーリーや社会貢献の取り組みを発信する、SNSで共感を育むコンテンツを出すなど
これらが重なるとき、顧客はリピートや口コミを自発的に行い、“顧客数”としてカウントできる存在に昇華していくのです。
つながりを作る仕組みづくり
まずは顧客リスト化から
「顧客とつながる」には、まず顧客情報を整備することが必須です。意外と多くのビジネスでは、店舗の場合でもECの場合でも、顧客データの管理がおろそかになっています。顧客の住所・名前・メールアドレス・購入履歴などがきちんと整理されていると、いざというときに
定期的にメールやDMを送る
イベントやセミナーに招待する
新商品情報や限定情報を伝える
など、「顧客とコミュニケーションをとる仕組み」が可能になります。
これが全くないと、せっかくのファン候補となるお客さんを活用できずに終わってしまうのです。
つながる方法例
お客さんへの声かけ
店頭で名前を覚える・名刺を渡す・SNSアカウントを案内する
自己紹介を兼ねたニューズレター送付
メールマガジンや手書きの手紙で、想いや活動状況を共有する
ワークショップやイベントの実施
リアルな場を用意し、商品・サービスの楽しみ方を伝える機会を作る
SNSコミュニティ形成
InstagramやFacebookグループ、LINE公式アカウントなどで顧客同士がつながり、共感を深める場所を作る
こうしたコミュニケーションの積み重ねが、顧客の愛着・信頼・共感を強固にしていきます。
【後半】さらに深く踏み込む具体的実践マニュアル
ここから先は“コピペで実践できる”ことを最重視し、具体的なテキストテンプレートや施策の進め方、運用方法をまとめていきます。
以下の内容は**「書籍の内容だけでは物足りない」という方にも満足していただける**よう、さらに深堀りしたオリジナルの視点を多数盛り込みました。誰でも実行できるように、専門用語を使わずに分解し、手順化しています。
1. 「顧客」を明確化するためのワークショップステップ
ステップ1: 顧客像を3人ピックアップする
まずは“自社の商品やサービスを複数回購入してくれている”お客さんを、実在する人物として3人挙げてみましょう。BtoBであれば、3社や3部署、3担当者でもOKです。
購入回数がそこそこ多い人
SNSなどで好意的に発信してくれる人
質問や要望を積極的にくれる人
この3者は「既にあなたのビジネスにある程度ファン化している可能性が高い」存在です。
ステップ2: 3人(3社)の特徴を箇条書きにする
年齢、性別、家族構成
仕事・ライフスタイル
SNSの利用状況( Instagram派、Twitter派、LINEしかやらない 等)
購入理由(どういうきっかけであなたの商品・サービスを買い始めたか)
今までの問い合わせ内容、クレームの有無
その人がSNSや口コミで発信した具体的な言葉
ステップ3: 「選ばれている理由」を推測する
それぞれの顧客について、選んでくれている理由を以下の3要素に分解して考えます。
愛着
何が好きなのか?(商品そのもの、店舗の雰囲気、スタッフとの会話 など)
信頼
どのように安心感を得ているのか?(実績、第三者評価、丁寧なフォロー など)
共感
お客さんが共感を抱いている“思想”や“世界観”は何なのか?
ここまでの作業を、3人分×3要素でまとめると、**顧客が自社を選ぶ“本当の理由”**が見えてきます。これは“新商品開発”や“新しいキャンペーン”を打つよりも、はるかに有益な情報です。
ポイント
この時点で見えてくる【顧客があなたに抱く3要素】は、今後のマーケティングコミュニケーションの中核となります。SNSでの発信、広告文、店舗装飾、接客トークなど、あらゆる場面でそれらを活かすようにしましょう。
2. 「顧客の数」を増やすためのタッチポイント設計
タッチポイントとは?
タッチポイントとは、「顧客があなたのビジネス(商品・サービス・ブランド)に触れる接点」のことを言います。現代では多様なタッチポイントが存在し、対面接客、オンラインストア、SNS、チラシ、広告、口コミサイト、イベントなど、多岐にわたります。
「顧客数」を着実に増やすには、それぞれのタッチポイントをどう設計し、どう演出するかが極めて重要です。
タッチポイントの棚卸し
まずは、今現在の「お客さんが接触している可能性のあるタッチポイント」をすべて洗い出しましょう。
オンライン
HP(ホームページ)
ECサイト
SNS(Instagram, Twitter, Facebook, TikTok など)
検索エンジン(GoogleやYahoo!)
レビューサイト(食べログ、Googleマップなど)
オフライン
実店舗(内装、外装、スタッフ)
チラシ、DM、名刺
地域のイベントやセミナー出展
顧客同士のコミュニティ(紹介、口コミ)
それぞれに対して「顧客とどのようにつながっているか」「共感や信頼を高める仕組みがあるか」を確認していきます。
ポイント
もし一つのタッチポイントで顧客とのコミュニケーションが完結してしまっているなら、そこにもう一歩踏み込んだ“つながり継続策”を取り入れるとよいでしょう。たとえば、Twitterでつながった顧客に「もっと詳しい情報はLINE公式アカウントに登録すると届きます」などと誘導し、接触回数を増やすのです。
3. 「つながり」を深めて顧客化を促す具体策
ニューズレターやメルマガの活用
メルマガの黄金テンプレート(コピペOK)
件名:[○○(あなたの店名)通信] 最新情報と○○さんへの特別メッセージ
本文:
こんにちは、[あなたの名前]です。
いつも[店名/企業名]をご利用いただきありがとうございます。
■今回お届けする情報
-----------------------------------------
1) 今週の新着商品/おすすめサービス
- (具体的な商品名やエピソード)
2) お客様のご感想紹介
- (実名 or ペンネーム / 具体的な感想)
3) イベント開催・キャンペーンのご案内
- (日時・場所・申し込み方法)
4) [○○さん]へ特別なお知らせ
- (読者が得するクーポンや限定情報)
■編集後記
-----------------------------------------
(あなた個人のひとこと、最近感じたこと、ビジネスで大切にしている想いなど)
最後までお読みいただきありがとうございました。
[店名/企業名]の最新情報や思いを、これからもお届けしていきますので、
ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。
=================================
署名:
(店名/企業名)
(住所/電話番号/メール)
(ホームページやSNSのURL)
=================================
このように定期的に顧客に“価値”と“つながり”を提供することで、徐々に愛着と信頼を育んでいきます。
イベント・ワークショップ戦略
イベント企画のコピペテンプレート例
【イベント名】○○体験会 / ○○講座
【目的】
- (顧客に提供したい価値の明確化。例:商品の使い方を体験してもらう、スタッフと直接話してもらう など)
【日時・場所】
- (具体的な日時・場所を記載)
【内容】
1. オープニングトーク(5分)
- 会社(店)の理念や想いを簡潔に伝える
2. ○○体験(30分〜)
- (実際に商品やサービスを使ってみてもらう)
3. 質問コーナー(10分)
- (質問がしやすい雰囲気作り)
4. アンケート&クロージング(5分)
- (次回イベント告知やSNS登録の案内)
【参加費】
- ○○円(無料でも可、ただし価値を明確にすると良い)
【募集人数】
- (会場のキャパやオンラインツールの上限を考慮)
【申込方法】
- (メール、Webフォーム、SNSのDMなど)
【特典】
- (参加者限定のノベルティ、クーポン、無料相談など)
上記のように、イベントやワークショップを開催することで、顧客は実際にブランドやサービスに触れ、共感を深める機会を得ます。これこそが「単なるリピーターを顧客に昇華させる」ポイントです。
SNS活用で“愛着”を可視化する
InstagramストーリーズでのエンゲージメントUPテンプレ
1. 今日の裏話
- 商品ができるまでのちょっとしたエピソードを写真と一緒に投稿
- スタッフの声やエピソードも載せる
2. Q&Aコーナー
- ストーリーズの質問機能を使い、「○○について質問ありますか?」と投稿
- 寄せられた質問には、スタンプやテキストを使って短く回答
3. お客様の声シェア
- ダイレクトメッセージで頂いた感想やお礼を、相手の許可を得てストーリーズで紹介
- 「あなたの声が励みになります」と一言添えると◎
4. アンケート機能で好みを調査
- 「どのデザインが好き?」など、簡単な選択アンケートを実施
- 後日結果発表し、感謝の言葉で締めくくる
ストーリーズは24時間で消えるため、**“日常的に顧客のスマホ画面に登場しやすい”**メリットがあります。定期的に公開することで、「このブランド/企業は常に動いている」「リアルな姿を見せている」印象を与え、親近感や愛着を育むのに最適です。
4. 信頼を積み上げるためのポイント
第三者評価を最大限活用する
顧客は自分が信頼しているビジネスを他の人にも紹介したくなる一方、まだあなたのビジネスを知らない人にとっては「本当に大丈夫?」「他と比べてどうなの?」という不安が先に立ちます。そこで**第三者評価(口コミ・レビュー・認定・表彰など)**を使って「ここは大丈夫なんだ」と思わせる仕掛けを整えましょう。
レビュー獲得のコピペテンプレ例(メール)
件名:ご購入(ご利用)のお礼とお願い
本文:
[お客様名] 様
この度は、[商品名 or サービス名]をご利用いただき、誠にありがとうございました。
無事にお手元に届きましたでしょうか。
もしご満足いただけましたら、ぜひレビュー(口コミ)をお寄せいただけますと幸いです。
[レビュー投稿先のURL]
お客様の声は、私たちのサービス向上にとって大変貴重な財産となります。
率直なご意見をお待ちしております。
また何かご不明な点やご要望がございましたら、いつでもお気軽にご連絡くださいませ。
今後とも[会社(店舗)名]をどうぞよろしくお願いいたします。
(署名)
このようにメールやメッセージで丁寧に依頼すると、好意的な感想を届けてもらえる確率が高まります。特に早いタイミング(商品到着後1〜3日以内)に送ると効果的です。
「専門家の推薦」「メディア掲載」なども活用
もし専門家や業界の有名人、あるいは雑誌などで紹介された実績があれば、その「第三者証明」を活用しましょう。例えば、SNSのプロフィールや公式サイトに“掲載実績ロゴ”を入れたり、店頭のポップに「雑誌○○で紹介されました!」と書くだけで、初めてのお客さんの不安を軽減できます。
5. 共感を育む「ストーリー」発信術
ブランドストーリーの作り方
起(創業前やスタート前のエピソード)
創業者(もしくはチーム)が抱いていた課題感や理想
承(行動・チャレンジ)
どんな行動を取り、どんな困難を乗り越えたか
転(気づき・学び)
うまくいかなかったこと、そこから得た学び
結(今の姿とこれからの展望)
現在のビジネスの状態や、今後お客様と一緒に実現したい世界
ブランドストーリー発信テンプレ
私たちが○○(サービス・商品)を始めたきっかけは、
「(具体的な課題や想い)」でした。
当初は(失敗や大変だったこと)に苦労し、
正直なところ何度も挫折しそうになりましたが、
(学びや気づき)を得ることで、
今では(成果や変化)を実感できるまでに至りました。
私たちが目指すのは、(これからのビジョンや未来像)です。
この想いに共感していただける方と一緒に、
より良いサービス(商品)を育てていきたいと思っています。
(最後に読者への感謝や呼びかけ)
このストーリーをSNSやブログ、メルマガ、イベントなど、あらゆる場所で繰り返し発信し続けましょう。「なぜやっているのか」というコアな部分を理解してもらうことで、顧客の共感が生まれやすくなります。
6. 「顧客の数」を継続的に管理する仕組み
“顧客KPI(指標)”を設定する
「顧客の数」が大事だとはわかっていても、忙しさに追われるとつい目標管理が“売上”や“粗利”に偏ってしまいます。そこで、顧客中心のKPIを設定して、全社(全スタッフ)で共有しましょう。
KPI例
月間の新規顧客数(新たにリスト登録した顧客)
月間のアクティブ顧客数(1回以上接触(購入/イベント参加/問い合わせ)した顧客)
顧客満足度(アンケート結果)
口コミ・レビュー数(星の平均点や投稿数)
SNSフォロワーのうち“定期的にコメントをくれる”ファン数
これらの指標を“経営会議”や“定期ミーティング”で必ずチェックするようにすると、数字が悪化する前に手を打てます。また、顧客数が伸び悩んでいるなら、なぜ伸びないのかを考えるきっかけにもなります。
月に一度、顧客施策を見直すルーティンを作る
1回30分でもOK
スタッフ全員で集まる(オンラインでも可)
「今月、新しい顧客との接点はどれくらい作れたか?」「既存顧客へのアプローチは十分か?」を振り返る
改善アイデアを1つ出す(大がかりでなくて良い)
実践&検証を繰り返す
翌月にその施策の結果を共有
良かったら継続、いまいちなら修正 or 別のアイデアと置き換え
この“顧客施策”に関する小さなPDCA(Plan-Do-Check-Action)を、毎月回し続けることが顧客数増大への最短ルートです。
7. 実践例:業種別のミニケーススタディ
ここでは、業種別に「顧客の数」を伸ばすための取り組みをいくつかピックアップしてみます。自分の業界に置き換えて、どのように応用できるか考えてみてください。
飲食店の場合
店内POPで世界観を発信
仕入れ先のストーリー、農家さんの写真などを掲示し、顧客に共感を持ってもらう
LINE公式アカウントでリピーター育成
クーポンだけでなく、「厨房裏話」や「限定メニュー試食会」への案内を送る
顧客リストでお誕生日DMを送る
名前入りで個別メッセージを送るだけで愛着度は大きく向上
美容室の場合
スタイリスト指名理由のヒアリング
お客様は「なぜこのスタイリストを指名したのか」、その理由をデータ化
共感ポイントを発信に活かす
ビフォーアフター投稿
SNSで「劇的ビフォーアフター」だけでなく、スタイリストの想いや工夫も加える
次回予約時の特典
来店時に次回予約を入れると、ちょっとしたプレゼントや割引を用意する
Webサービス・アプリの場合
オンボーディングの充実化
新規ユーザーに対して、チュートリアルやウェルカムメールを連続で送る
「わからないからやめる」を防ぐ
ユーザーフィードバックの仕組み
アプリ内で即座にフィードバックを送れるボタンを設置
もらった声には必ず返信し改善案を示す
プラン比較や成功事例の可視化
料金比較だけでなく、ユーザーインタビュー動画で“想い”を伝える
8. 【10,000文字以降】「顧客の数」を劇的に増やすための超実践マニュアル
ここからは、よりディープに“コピペでそのまま実行できる”内容を展開します。前半で解説した概念やポイントを踏まえつつ、実際の業務レベルまでブレイクダウンしてテンプレート化しました。これを使うだけでも、数十万円以上のコンサルティングを受けたような価値があるでしょう。
8-1. 顧客のリスト作成&管理テンプレート
目的: 顧客情報を一元管理し、定期的なアプローチや分析を可能にする
使い方: ExcelやGoogleスプレッドシートに以下の項目を設定し、随時更新
[シート名] 顧客リスト
列見出し:
A: 顧客ID (連番)
B: 名前 (法人の場合は会社名)
C: 連絡先 (メールアドレス / 電話番号)
D: 住所 (郵便番号も含む)
E: SNSアカウント (あれば)
F: 初回購入日
G: 最終購入日
H: 購入回数
I: 累計購入金額
J: アンケート結果 or 評価
K: メモ(誕生日、好み、注意点など)
L: 顧客ランク (仮にA:ロイヤル、B:リピーター、C:新規 など)
更新頻度: 最低でも週1回は最新情報を反映
活用方法:
フィルター機能を使い、購入回数の多い順に並べ替える
誕生日が近い顧客だけ抽出し、お祝いメールを送る
「最終購入日」が一定期間以上空いている人だけ抽出し、フォローアップ施策を打つ
8-2. 月次マーケティングカレンダーの作り方
目的: 顧客に定期的に接触し、季節やイベントに合わせた施策を打つ
使い方: 1ヶ月ごとの行動計画を「週単位」で整理し、全スタッフに共有
テンプレ例
[シート名] マーケティングカレンダー
列見出し:
A: 週番号 (例: 1週目, 2週目...)
B: メイン施策 (例: 新商品発表 / 季節イベント / セール)
C: SNS投稿計画 (どのSNSで何を投稿するか)
D: メルマガ・DM計画 (送信日 / コンテンツ概要)
E: イベント・ワークショップ (日程 / 目的 / 募集人数)
F: 目標 (顧客数増加目標 / 売上目標 / 予約件数など)
G: 担当者
H: 実施後のメモ・結果
運用のポイント:
カレンダーは必ず“先出し”で計画を立てる(前月末までに策定)
イベントやキャンペーンが多すぎないかバランスをチェック
結果を記録し、次回計画に活かす
8-3. 「顧客視点の接客マニュアル」コピペテンプレ
目的: 店舗やコールセンターなど、直接顧客と対話する場で顧客満足度を高める
使い方: スタッフ研修の資料として配布し、全員が共通理解を持つ
【接客マニュアル】
1. 挨拶・第一印象
- 来店(問い合わせ)から3秒以内に笑顔で挨拶
- 「いらっしゃいませ、○○(店名)へようこそ」など、暖かみのある言葉遣いを徹底
2. 顧客ニーズのヒアリング
- 「本日はいかがなさいますか?」と一言、相手の目的や要望を引き出す
- 具体的なシーンを聞く(「どんなシーンで使われる予定ですか?」など)
3. 製品・サービスの提案
- 相手の要望に沿った選択肢を“2つ”ほど提案
- 選んでもらった後に、「こちらもおすすめです」とサブ提案
4. ストーリーを伝える
- 「この商品は、実は○○がこだわりポイントでして…」と背景や想いを短く説明
- 共感を誘う言葉を大切に
5. クロージング
- 「他に気になる点はございますか?」と確認
- 「ぜひ長くお使いいただけると幸いです。いつでもご相談ください」と安心を与える言葉で締める
6. 会計~お見送り
- 名前を呼べる場合は「○○様、ありがとうございます」と丁寧に対応
- 帰り際に「またお待ちしております」「お気をつけてお帰りください」
7. アフターフォロー
- 可能であれば、メールやSNSで購入後の感想を伺う連絡を入れる
- 定期的に情報を発信し、つながりを継続
ポイント: 単なるマニュアルではなく、「なぜこの対応が必要なのか」を理解してもらうことが大切。特に「ストーリーを伝える」部分は顧客がファン化する大きなきっかけになります。
8-4. 「SNSコンテンツ企画書」コピペテンプレ
目的: 顧客と継続的につながり、愛着・信頼・共感を育むコンテンツを計画的に作る
使い方: SNS担当者やスタッフ間で共有し、投稿の方向性をブレさせない
【SNSコンテンツ企画書】
1. アカウント概要
- アカウント名: ○○(ブランド名 or 企業名)
- メインターゲット: (顧客像の簡単な説明)
- 投稿の主旨: (顧客とどんな関係を作りたいのか、例: 親近感を高める・商品情報を詳しく伝える など)
2. 投稿カテゴリ(週 or 月ごとに分けると便利)
- カテゴリA: 商品(サービス)紹介
- コンテンツ例: 新商品レビュー、既存商品の活用法、スタッフおすすめポイント
- カテゴリB: ブランドストーリー
- コンテンツ例: 創業秘話、製造の舞台裏、スタッフの日常
- カテゴリC: 顧客とのコミュニケーション
- コンテンツ例: Q&A、アンケート、キャンペーン告知
- カテゴリD: ライフスタイル提案
- コンテンツ例: お客様の事例紹介、季節の暮らしアイデア、業界の最新トレンド
3. 投稿頻度・曜日
- 例: 週3回投稿 (月・水・金) 20:00に一斉投稿
- ライブ配信は月1回、第3土曜に実施
4. トーン&マナー
- 親しみやすい言葉遣い
- 絵文字を適度に活用
- 写真や動画は明るく温かみのあるテイストに統一
5. KPI・目標
- フォロワー数: ○○人 (○月末までに)
- エンゲージメント率: ○○% など
6. 運用フロー
- (担当者名)が企画→(デザイン担当)が素材作成→(投稿担当)がスケジュール管理
- 投稿後、コメント・DMには24時間以内に返信
7. 投稿例テンプレ
- 【写真 or 動画】+【短いキャプション】+【ハッシュタグ】
活用ポイント: コンテンツのカテゴリをあらかじめ決めておくと、投稿のテーマが偏りにくくなり、顧客への情報提供がバランスよく行われます。
8-5. 「イベント運営マニュアル」コピペテンプレ (オフライン/オンライン共通)
目的: イベントを円滑に運営し、顧客との関係を深める
使い方: 社内のイベント企画担当や運営スタッフに周知し、チェックリストとして利用
【イベント運営マニュアル】
1. イベント概要
- タイトル:
- 日時:
- 目的:
- 参加予定人数:
2. 役割分担
- 企画担当: (名前)
- 集客担当: (名前)
- 受付/司会担当: (名前)
- SNS発信担当: (名前)
- 物品管理担当: (名前)
3. 集客方法
- SNS告知: (どのSNSを、いつ、どういう文面で投稿するか)
- メルマガ/DM送信: (対象リスト、送信日時)
- 店頭チラシ: (配布場所、デザイン内容)
4. 当日の流れ
- 開場準備 (30分前): テーブル・椅子配置、受付設置
- 受付開始 (10分前): 名簿チェック、名札用意
- イベント開始: 司会あいさつ、スケジュール説明
- メインコンテンツ: (講演・体験・ワークショップ など)
- Q&Aタイム: (質問を気軽にできるように誘導)
- クロージング: 次回告知、SNSフォロー依頼
- 撤収作業: 備品の回収、ゴミ処理
5. 事後フォロー
- アンケート回収: (紙 or Googleフォームなど)
- フォローアップメール: 参加御礼、次回イベント告知
- SNS投稿: イベントレポート、写真シェア
6. 注意事項
- 人数超過対応、リスク管理(急病者が出た場合 など)
- 写真撮影許可の確認
- オンラインの場合はZoom/Teamsのリンク管理、録画の許可確認
7. 評価と次回への改善
- 参加人数、アンケート結果、SNS拡散度などを分析
- 改善案を次回に反映
運営のコツ: イベント終了後のフォローを徹底することで、単発参加者を顧客へ育てる。特にSNS投稿やアンケートへの誘導は忘れずに。
8-6. 「顧客をファン化させるメッセージ施策」実践例
目的: 商品を購入した後の顧客を“ファン化”させ、紹介や口コミを生む
使い方: 顧客が商品を受け取ったタイミングや利用開始後に送る
メッセージ例1: 購入直後のお礼
[顧客名] 様
この度は[商品名]をご購入いただき、誠にありがとうございます。
実際に使ってみて、いかがでしょうか?
「ここがよかった」「こんなことに使ってみた」など、
ぜひ感想をお聞かせいただければ嬉しいです。
また何かお困りのことがありましたら、
いつでもお気軽にお問い合わせくださいませ。
(署名)
メッセージ例2: アフターフォロー
[顧客名] 様
先日は[商品名]をご購入いただき、ありがとうございました。
その後、使い心地はいかがでしょうか?
もし商品を使いこなすうえでのヒントや、
より効果的な活用方法をお求めでしたら、
以下のページに情報をまとめておりますので、ご参照ください。
[URL]
より満足いただくために、引き続きサポートさせていただきますね。
ご質問などあれば、いつでもどうぞ!
(署名)
メッセージ例3: ファン向け招待状
[顧客名] 様
いつも[会社/店舗名]を応援していただき、ありがとうございます。
今回、日頃からご愛顧いただいているお客様だけに向けた
限定イベントを開催することになりました。
【イベント名】
日時: ○月○日(○) ○:○~○:○
場所: (リアルまたはオンライン)
内容: (具体的に)
参加費は無料(もしくは特別価格)でご案内しております。
ぜひお気軽にご参加くださいませ。
先着順となりますので、お早めにお申し込みいただけると幸いです。
お会いできるのを楽しみにしております!
(署名)
ポイント: こうした丁寧なメッセージの積み重ねが、「あなただけの顧客」を強固に育てる鍵となります。
8-7. 継続的に顧客数を増やすためのPDCAテンプレ
目的: 顧客創造の取り組みを継続的に改善し、売上とファン数の両面を伸ばす
使い方: 月次 or 四半期ごとに見直し、次回施策へフィードバック
【顧客創造PDCAシート】
1. Plan (計画)
- 目標: (例: 今月は新規顧客リスト登録数を○○名に増やす)
- 戦略: (例: SNSキャンペーン+メルマガ登録促進)
- 具体的施策: (例: インスタ投稿週3回+ストーリーズ活用、メルマガ限定クーポン発行)
2. Do (実行)
- 実施期間: (○月○日~○月○日)
- 担当者: (名前)
- 実際の作業内容: (実施した投稿やキャンペーンの詳細)
3. Check (検証)
- 結果: (新規顧客登録数、SNSフォロワー増加数、クーポン利用数 など)
- 良かった点: (例: ストーリーズからの登録が多かった)
- 課題点: (例: メルマガ開封率が低かった)
4. Action (改善)
- 次回施策への提案: (例: メール件名を変える、登録フォームを簡略化する)
- 実施時期: (例: 来月の同時期に再トライ)
継続が命: 顧客数増大は一朝一夕ではありません。毎月少しずつ改善を積み重ね、確実にファンを増やしていくプロセスが重要です。
【まとめ&最終章】“顧客”がもたらす安定と未来への展望
ここまでの内容を総合すると、小阪裕司氏が提唱する「顧客の数だけ、見ればいい」という考え方は、単なるマーケティング理論に留まらず、長期的かつ本質的なビジネスモデルの基盤であると言えます。
なぜ「顧客」が最強の資産となるのか
再現性が高い: 一度ファン化した顧客は、他店(他社)が参入しても離れにくい
口コミの波及効果: 顧客自身が新たな顧客を連れてきてくれる
持続可能な収益構造: 短期的な値引きや広告投下に依存しなくても売上が確保できる
今日からできる“顧客第一”の行動
顧客リストの整備を最優先する
定期的にコミュニケーションを取り、イベントやSNSでつながりを深める
「愛着・信頼・共感」を育むためのストーリーテリングや演出を強化する
月次のPDCAで顧客施策を見直す
これらを着実に実行すれば、明日の売上を不安に思わなくてもよい状態に近づいていきます。
最後に──本への再度のご案内
本記事では、書籍『顧客の数だけ、見ればいい』のエッセンスをベースに、さらに深く掘り下げたオリジナルのノウハウやテンプレートを提供しました。しかし、著者・小阪裕司氏の卓越した洞察や事例の数々を直接読むことで、より理解が深まるのも事実です。
もし「実際に成功している企業のリアルな事例」や「小阪氏独自の顧客創造理論」に興味を持たれたなら、ぜひ書籍そのものを手にとってみてください。理論と実践を両輪で学ぶことで、あなたのビジネスはさらなる飛躍が期待できるはずです。
顧客第一主義のマーケティングを徹底的に学び、長期的な安定と成長を手に入れたい方は、小阪裕司氏の『顧客の数だけ、見ればいい』をぜひお読みください。今回ご紹介したテンプレートとあわせて活用することで、他にはない強固な“顧客基盤”を構築できるでしょう。ぜひ、あなたのビジネスの新たなステージへと踏み出してください。
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