YOASOBI出来ない男のマインドマップ【番外編】オートホワイトバランスの罠
前回のYOASOBI出来ない男のマインドマップ【中編】にて、電気ストーブの明かりで色味を加えて撮影したYOASOBIのアルバム(見出し画像の写真)を紹介しました。
その際に、通常の色味もお伝えしたいと思い、ハードカバーの中の、ブックレットの表面と裏面を接写して記事に貼り付けたところ、何とも不思議な違和感を感じたのです。
上下2つの写真、配色カードの桃色の赤みが違うように見えますが、実はどちらも「PI-6」という同じカードを使っています。
最初は色の対比による私の目の錯覚かと思ったのですが、それでも腑に落ちないので試しに2つの写真から桃色だけ抜き取ってみました。
やはり全然違いますよね。
カメラのレンズを通せば、周りの色に忖度せずにそのままの色を再現してくれるものかと思いきや、こういう現象は実際にあるらしく、デジカメなどのオートホワイトバランス機能によるものだということが判明しました。
フィルムレンズは被写体の姿をそのまま写してくれますが、多くのデジカメ(今回は私のスマホのカメラ)の場合、当たっている光の色(例えば電球のオレンジ色の光、蛍光灯の青白い光)などを検出して、そこから被写体の色を計算して補正してくれる機能があるのです。
しかし私が接写した上の写真のように、無彩色が極端に少ない場合や、被写体が全体的に淡い色だった場合(しかも今回はどちらの条件も当てはまっています)、被写体の色味が光の影響によるものなのかをカメラが判別出来ず、時に誤った調整をしてしまうことがあるらしいのです。
同じ被写体でも背景色によって色味が変わって見えることがあるのは、人間の目の錯覚ばかりではないことが解り、とても勉強になりました。
今回参考にさせて頂いた記事です↓↓↓
また後日に投稿する予定のYOASOBI出来ない男のマインドマップ【後編】は、1stアルバム「THE BOOK」や、「夜に駆ける」のMVを手掛けたイラストレーター藍にいなさんについて、そして独特の色使いによるYOASOBIのイメージ戦略についての話なども交えて書いていきたいと思います。