境界線
もうとっくに、なくなったと思ってた
線引かれたと思ってた
まだ確かに線はある
私からも、線引いてるんだと思う
傷付きたくないし、何より傷付けたくない
要するに怖いんだ
君と関わるのがずっと怖かった
けど、線が少しは薄くなったんじゃないかって、そのうちこの線が消えるんじゃないかって、今日だけ、今だけ信じてみたい。
そして、君との線がいつかなくなってまた前みたいになれたら、
君以外の私が上手くいってない人、みんな上手く仲良くなれるんじゃないかって、勝手にそんな夢を抱いてる。
今日ちょっと、本当に一瞬話せただけでこんな風に思ってしまうなんて、私はきっとどうかしている。
でも、そんなことで舞い上がってしまうくらいには、まだ君のことが好きでたまらないみたいだ。