親取引先の所有者が変更された際に子取引先の所有者を一括変更する方法
はじめに
こんにちは。
今回は、親取引先の所有者が変更された際に子取引先の所有者を一括変更する方法についてご紹介します。
具体的には、フローを使用して子取引先レコードを更新することで実現可能となります。
では設定方法をご紹介していきます。
親取引先の所有者が変更された際に子取引先の所有者を一括変更する
1. フローを作成する
① レコードトリガーフローの作成を開始する
レコードトリガーフローでフローを作成していきます。[設定] > [フロー] > [新規フロー] を選択し、画像①の画面で[レコードトリガーフロー]を選択し[作成]をクリックします。
② フローの開始要素を設定する
[作成]をクリックすると、フローの開始要素の設定画面が画像②のように画面右側に表示されます。ここでは、親取引先である「取引先」レコードの「所有者」項目が変更された場合にフローが起動されるよう以下の設定を行います。
③ 子取引先の取引先レコードを更新する
子取引先レコードの「所有者」項目の値を親取引先であるトリガーレコードの「所有者」項目の値へ更新する設定を行います。
②で設定した開始要素の下にある[ + ]をクリックし、画像③のように[レコードの更新]を選択します。
その後表示される画像④の設定画面では以下の設定を行います。
以上で、親取引先の所有者が変更された際に子取引先の所有者を一括変更するフローの作成は完了です。[保存] をクリックして、[有効化] をクリックします。
3. 作成したフローを確認する
最後に以上で作成したフローによって、実際に親取引先の所有者が変更された際に子取引先の所有者が一括変更されるのかを確認していきます。
確認にあたって、親取引先レコード(画像①)とその子取引先レコード(画像②・③)をそれぞれ以下のように作成しました。
画像①の親取引先レコードで画像④のように「所有者」項目を「Air」から「田中一郎」に変更し、画像②・③の子取引先レコードの「所有者」項目が「田中一郎」に更新されるか確認します。
所有者を変更後、画像②・③の子取引先レコードの「所有者」項目を見ると、画像④・⑤のように「所有者」項目が「田中一郎」に更新されていることが確認できました。
まとめ
今回は親取引先の所有者が変更された際に子取引先の所有者を一括変更する方法を紹介しました。
「親取引先」項目をレコード更新の条件に使用することで、同じ「取引先」レコードでも子取引先レコードのみを更新することが可能となります。
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