佐藤悠基
おはようございます!ランニングコーチの大野です。
今回は選手名鑑コーナー。今回は、現役で一番好きな選手である佐藤悠基さん。
35歳を過ぎてもなお日本のトップを走り続けているスーパースター。
学生時代から僕の憧れでした。
なぜキャリアが長く、走り続けれるのか。
佐藤悠基さんのことを知ることで学ぶことがたくさんあります。
それではいってみよう!
概要
ここがすごい
佐藤悠基さんの凄さがわかるエピソードをいくつか紹介します。
高校生で10000m28分07秒
シューズの進化などの技術の進歩により、日本の長距離種目の記録はどんどん更新されています。
1500m、5000m、10000m、3000m障害など中学、高校、日本記録はほとんどが更新されている中で、佐藤悠基さんが出した2004年の28分07秒は未だ破れていません。
当時も、高校記録を20秒以上更新するとてつもないパフォーマンス。
しかも28分07秒は当時27分台を出せば日本のトップ選手と言われている中で27分台に迫るタイムを高校生が出したのです。実業団選手と大学生のメンツ丸つぶれ状態。
常にトップに君臨
佐藤悠基さんの凄さはタイム以外のところにもあります。
それは、どのステージでもトップに居続けている点です。一般的には、中学生で結果を出しても高校で伸び悩んだり、大学生で活躍しても社会人で伸び悩んだり。常にトップパフォーマンスを維持している選手はなかなかいません。
しかし、佐藤悠基さんは中学、高校、大学、社会人どのステージでも日本のトップにいるのです。36歳の現在も日本のトップ選手として活躍しています。
中学新記録、高校新記録、箱根駅伝で区間新、社会人でも日本歴代記録に残るタイムを出し続けてます。
こんな選手は他にいません。
前人未到の箱根駅伝1区
佐藤悠基さんといえば、2007年箱根駅伝1区の「前人未到の区間新記録」
かつてのスーパースター早稲田大学の渡辺康幸さんが打ち立てた1区の記録は破られることがないだろうと言われていました。
しかし、佐藤悠基さんは、序盤からガンガン飛ばします。
途中で脚が痙攣し失速するアクシデントがありながら2位に4分差をつける1時間0分06秒。
2位に4分差ですよ(笑)
まさに前人未到でこのインパクトのある走りは衝撃でした。
この記録は後にマラソン日本代表になる大迫くん、中村匠吾くんでも更新はできませんでした。
佐藤悠基のここが好き
ふくらはぎ
佐藤悠基さんのふくらはぎはすごいです。
もうね、、すごいです(笑)
ボコーん!と飛び出しています。
ラストスパートが速いとは思えないコンパクトなフォームなのにラストのキレがとにかくすごい。
あのふくらはぎが、スピードのキレを出しているのだと思います。
大迫くんも日本選手権であのふくらはぎにやられて2位となり日本代表を逃します。
スマートでダイナミック
佐藤悠基さんのフォームは非常にコンパクトです。
脇を締めて、腕振りは最小限に振り、体幹部が全くぶれません。
なのに!
下半身はダイナミックなんです。
一歩一歩のストライドが広く力強い。
上半身のコンパクトさと下半身のダイナミックさが融合し他フォームはもはや美しいです。
なぜ佐藤悠基は常にトップでいられるのか
では、なぜ佐藤悠基さんは世代のトップに居続けられるのでしょう。
それは、ストイックだけど頑張りすぎない。
以前、佐藤悠基さんのインタビュー記事を読んだことがあります。
その中で、「頑張りすぎない、半歩でいい」とおっしゃっていました。
僕を含めて、多くの人はすぐに速くなろうとします。効率の良いやり方、すぐに速くなれる方法に飛びつくから、ケガをする。
佐藤悠基さんは小さな怪我はしていますが、大きな怪我で走れなかった時期はあまりありません。
それは「頑張りすぎない」というところからかもしれません。
この頑張りすぎないことが、長いキャリアとトップパフォーマンスを維持している要因だと分析しています。
まとめ
今回は、僕の好きな選手である佐藤悠基さんについて語ってきました。
佐藤選手の頑張りすぎないことが長いキャリアを支えているといってもいいでしょう。
僕たち市民ランナーも長いランニングライフのためにも「頑張りすぎない」ようにしていきましょう
それではまた!
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